ドメスティック・バイオレンスをはじめとする「女性に対する暴力」，「セクシュアル・ハラスメント」，「ストーカー行為」など，女性をめぐる人権問題は，社会問題となっています。

法務局・地方法務局では，女性の人権に関する問題を取扱う専用相談電話「女性の人権ホットライン」を設置して，様々な人権相談に応じているところ，上記期間は，平日の相談受付時間を拡大するとともに，土日も相談に応じ，取組を強化することとしています（相談は無料，秘密は厳守します）。

※　電話番号：０５７０−０７０−８１０（全局共通ナビダイヤル）

国連は，昭和２３年の第３回総会で世界人権宣言が採択されたことを記念し，昭和２５年１２月４日の第５回総会において，世界人権宣言が採択された１２月１０日を「人権デー」と定め，加盟国などにこれを記念する行事を実施するよう呼び掛けています。

わが国では，世界人権宣言が採択された翌年の昭和２４年から，毎年１２月１０日を最終日とする１週間を「人権週間」と定め，関係諸機関の協力の下に，広く国民に人権尊重思想の高揚を呼び掛ける大規模な啓発活動を展開しており，今年度も，全国各地で講演会，シンポジウムなど様々な啓発活動を予定しています。

全国の刑事施設（刑務所等）では，受刑者の改善更生のために，刑務作業や改善指導などの矯正処遇を行っています。

矯正展では，刑事施設について広く知っていただくため，刑事施設での矯正処遇の実施状況などを紹介したり，受刑者が改善更生を目指して製作した刑務所作業製品の展示・即売をしております。

子どもの人権相談を受け付けている専用相談電話「子どもの人権１１０番」の取組強化を目的に強化週間を実施しました。

期間中は１，７８３件の相談が寄せられました。主な内訳としては，いじめに関する相談が２２３件，体罰に関する相談が１９１件，暴行・虐待に関する相談が８７件でした。

１０月５日（火），法務省大会議室において，人権擁護委員に対する法務大臣表彰式が行われ，特に功績のあった人権擁護委員１５０名に対して，表彰状が授与されました。

人権擁護委員は，地域の皆さんから人権相談を受け，問題解決のお手伝いをしたり，法務局の職員と協力して人権侵害による被害者の救済をしたり，地域の皆さんに人権について関心を持ってもらえるように啓発活動を行っています。

人権擁護委員について，詳しくは法務省ホームページ（http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_yougoiin-a.html）をご覧ください。