お答えします 「訟務」について

お答えします


Q:「訟務」とは何ですか?

:国を当事者とする訴訟など国に関係のある裁判において,国を代表し,国の主張を述べたり,証拠を提出したりすることをいいます。


Q:国を当事者とする訴訟にはどのようなものがありますか?

:例えば,国家公務員の違法な行為によって損害を受けたと主張する人が,国に対してその賠償を求めるものや,道路,空港,原子力発電所などの建設に反対する人が,国に対して建設の許可の取消しを求めるものなどがあります。
また,滞納されている国の税金を取り立てたり,国の土地を不法に占拠している人に明渡しを求めたりするなど,国から訴訟を起こす場合もあります。


Q:「訟務」はどのような役割を果たしているのですか?

:法治国家では,国家公務員の行為が本当に違法であったのか,道路等の建設許可は取り消されるべきなのかなどの問題は,最終的には裁判所が当事者の言い分をよく聴いて適切に判断して解決すべきものです。訟務は,国の立場から法と証拠に基づいた適切な主張立証を行い,裁判所の公正な判断により,争いを適正に解決することを,その役割としています。


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記者が行く!
全国の法務省の機関で活躍している広報マスコットキャラクターを取材してきました!

広報活動は企業や官公庁等が行う活動内容について国民の皆様に情報発信を行うものですが,最近では,より効果的な広報活動を行うためにマスコットキャラクターを活用している企業や官公庁等が多くなっています。実は法務省にもたくさんの広報マスコットキャラクターがいるのをご存知ですか??

今回は,全国の法務省の機関で広報活動を頑張っているキャラクターを紹介(前編)したいと思います。


愛称:とりぶ (東京入国管理局マスコットキャラクター)

☆「とりぶ」のプロフィール☆

東京入国管理局(Tokyo Regional Immigration Bureau)の頭文字をとって「とりぶ」と名づけられています。

成田山(千葉県)の参道で翼の模様に惚れ込んだ入国管理局の職員にスカウトされて東京入国管理局のマスコットをすることになり,現在,いろいろなイベントやキャンペーンに参加してPRに貢献しています。

今,歌って踊れるマスコットキャラクターを目指してレッスン中です!

まずは,「とりぶ」の活動を紹介します。

2月8日と15日に東京入国管理局成田空港支局で,「とりぶ」による広報活動「小学生入国審査教室」が開催されると聞き,取材してきました!

「小学生入国審査教室」は,成田市教育委員会,成田国際空港株式会社及び日本航空株式会社の協力を得て、成田市内の小学生に対して出入国管理行政や成田国際空港への理解を深めてもらうことを目的に,今回初めて実施されました。

では,小学生入国審査教室の「とりぶ」の活躍をご紹介します。

「とりぶ」登場!!

成田空港支局職員から,「とりぶ」が紹介され登場すると,子ども達から一斉に歓声が沸き起こり,「かわいい!」「大きい!」との声が上がり、ポーズを決めて皆にアピールする「とりぶ」でした。

「とりぶ」も一緒にご案内します♪

また,一緒に出入国審査場を見学しているときには,子ども達から頭を撫でられたり,抱き付かれたりと大人気でした。

子ども達に取り囲まれる「とりぶ」
 

最初は緊張していた様子の子ども達も,「とりぶ」が登場することによって,だんだん笑顔が広がり,終始賑やかな雰囲気の中,教室も無事終了しました。

「とりぶ」は,小学生入国審査教室をはじめとする東京入国管理局管内での様々なキャンペーン活動等に活躍する予定です。成田空港支局職員も,「『とりぶ』とともに,出入国管理という私たちの仕事に興味を持ってくれる人が増えるよう頑張っていきます!」とのこと。今後の「とりぶ」の活躍に期待したいですね!


この他に,名古屋入国管理局には「イミットくん」,福岡入国管理局には「ポッポちゃん」というマスコットキャラクターがいます。入国管理局では空港での出入国審査業務も行っているためか「飛行機」をイメージしたり,また,入国審査官章や入国警備官の階級章等のデザインにもある「鳥」が使われたりしているようです。
 お近くにお住まいの方はぜひチェックしてみてくださいね!

名古屋入国管理局マスコットキャラクター:イミットくん
福岡入国管理局マスコットキャラクター:ポッポちゃん


愛称:さいかん君(さいたま少年鑑別所マスコットキャラクター)

続いて,さいたま少年鑑別所のマスコットキャラクターを紹介します!

さいかん君

その名も「さいたま少年別所(さい鑑)」だから「さいかん君」です!

サイが缶から飛び出している姿が何とも言えずキュート☆

少年鑑別所について,少年や一般の方々に少しでも明るいイメージを持ってもらいたいとの思いで職員が作成したそうです。


さいたま少年鑑別所の方にお話を伺いました。

「『さいかん君』には,今は缶(鑑)に入っているけど,いずれ缶(鑑)から巣立っていくという意味も込められています。『さいかん君』は少年たちが使用している自由帳『さいかんノート』の表紙や,職員が少年たちの誕生日に送っているメッセージカードにも描かれており,少年たちの心を和ませています。少年鑑別所を退所する時のアンケートでは、自らを巣立っていくさいかん君に見立てて,さいかん君のイラストと職員に対するお礼を書いてくれる少年(「さいかん君と先生方,お世話になりました。」)がいるようです。」 

入所している少年たちの心を和ませ,職員からも愛されるキャラクター「さいかん君」。これからも少年たちを温かく見守っていてくれることでしょう。


次号も法務省で活躍しているマスコットキャラクターを紹介していきますので、お楽しみに!!


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