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保護局

保護局(ほごきょく)は,犯罪や非行をした人の立ち直りを支援しています。保護司(ほごし) を始めとしたたくさんの民間ボランティアと協力して,生活の指導や援助をしたりする 保護観察(ほごかんさつ) という仕事のほか,犯罪や非行をした人の再出発を見守り,支える社会を実現するため,"社会を明るくする運動"などの犯罪予防活動(はんざいよぼうかつどう) や,刑務所や少年院からの仮釈放(かりしゃくほう) などに関する仕事をしています。

Q1 「更生保護 (こうせいほご)」ってなに?

A1「更生保護」とは,全ての人が安心して暮らせる社会を築くために,犯罪や非行をした人が再び罪を犯さないように指導したり,その立ち直りを援助したりすることです。

Q2保護観察(ほごかんさつ)」ってなに?

A2裁判所の決定により保護観察を受けることとなった少年や,少年院から仮退院してきた人,刑事施設から仮釈放された人,保護観察付執行猶予(しっこうゆうよ)に付された人などを地域社会の中で生活させながら,その立ち直りを助けようとするものです。具体的には,保護観察を受けている人たちに対して,生活を立て直して再犯を防ぐための一定の決まりごとを守るように指導,助言したり悩みの相談に乗ったり,就職の援助や宿泊所の提供などを行っています。
保護観察の仕事は,全国50か所に設置されている保護観察所(ほごかんさつしょ)が行っていますが,通常,専従の国家公務員である保護観察官(ほごかんさつかん)と地域社会の民間ボランティアである保護司(ほごし)がそれぞれの特性を生かし,協力しあって行っています。ともに保護観察を受ける人の立ち直ろうとする気持ちを尊重し,信頼関係を基本に指導・援助を行っています。

Q3保護司(ほごし)」ってどんなことをしている人たちなの?

A3保護司(ほごし)は,犯罪や非行をした人たちの立ち直りを地域で支えるボランティアであり,全国で約5万人います。保護司は,地域の事情をよく理解していることを生かして,専門家である保護観察官(ほごかんさつかん) と協力し,犯罪や非行をした人たちの相談に乗り生活のサポートをしたり,犯罪や非行を未然に防ぐために,地域住民に対する 啓発(けいはつ)活動などを行っています。

Q4刑務所や少年院を出ても住む場所や仕事がない人はどうやって生活するの?

A4刑務所や少年院を出ても住む場所や仕事がなく,社会の中で立ち直るのが難しい人もいます。
このように住む場所がない人たちのために「更生保護施設こうせいほごしせつ」などの施設があります。施設で生活する人の多くは,仕事を探し,やがて自分でアパートを借りるなどして自立していきます。
また,仕事がない人たちの就職を支援するために「協力雇用主きょうりょくこようぬし」の制度などがあります。仕事がない人は,仕事をしている人に比べて再び犯罪や非行をする割合が高いことが分かっているので,法務省としても厚生労働省と協力して,積極的に刑務所や少年院を出た人の就職を支援をしています。

Q5更生保護施設こうせいほごしせつ」,「協力雇用主きょうりょくこようぬし」って何?

A5更生保護施設は,刑務所や少年院を出た人などが,一時的に生活することのできる施設です。更生保護施設では,宿泊場所や食事を提供することに加え,就職のアドバイスや自立するための指導を行います。 更生保護施設は全国に104か所あり,全て民間の施設です。
また,協力雇用主は,過去に犯罪や非行をした人を,その事情を理解した上で雇用する民間の事業主で,全国で約1万社あります。
更生保護施設や協力雇用主の制度は,刑務所や少年院を出ても住む場所や仕事がない人にとって,自立した生活を送るための重要な役割をになっています。

Q6犯罪予防活動(はんざいよぼうかつどう)」ってどんな活動なの?

A6犯罪や非行のない社会を実現するため,犯罪や非行をした人たちの立ち直りについて地域住民の理解や関心を深めるとともに,彼らが再び犯罪や非行をしないような環境作りをする活動です。例えば,犯罪や非行について考える住民集会や声掛け活動,児童じどう ・生徒の皆さんへの非行防止教室などを通じて,地域の人々に犯罪や非行のない社会作りを呼びかけるとともに,犯罪や非行をした人たちの立ち直りに協力してもらえるよう促しています。
法務省が主唱(しゅしょう)する"社会を明るくする運動"~犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ~も,こうした犯罪予防活動の一つです。

Q7「社会を明るくする運動~犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ~」ってどんな活動なの?

A7すべての国民が,犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの立ち直りについて理解を深め,それぞれの立場において力を合わせ,犯罪や非行のない明るい社会を作っていこうとする全国的な運動です。
"社会を明るくする運動"は,「更生保護(こうせいほご)の日」である7月1日からの1か月を強調月間として,全国各地で講演会やスポーツ大会,小・中学生の皆さんを対象とした作文コンテストなど,だれでも参加できるさまざまな催しを行っています。あなたも参加してみませんか。

Q8「“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し,立ち直りを支える地域のチカラ~」はいつ始まったの?

A8第二次世界大戦後,貧しさなどから非行に走る子どもたちに心を痛めた東京・銀座商店街の人々が,子どもたちを救おうとの思いから行ったキャンペーン「銀座フェアー」がきっかけとなって,昭和26年(1951年)から法務省の呼びかけで"社会を明るくする運動"が始まりました。