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「性犯罪に係る刑法改正に関する法務大臣と有識者の意見交換会」が行われました(5月26日)

 法務省は,明治40年に現行刑法が制定されて以来初めて性犯罪の罰則を大幅に見直す刑法改正案を今国会に提出しているところ,その審議に先立ち,金田勝年法務大臣は,性犯罪被害者を含む犯罪被害者支援活動を行うとともに,保護司として再犯防止活動にも取り組む上谷さくら弁護士をお招きして意見交換を行いました。
 意見交換においては,上谷弁護士から,潜在化しやすい性犯罪の実態,性犯罪被害者を支援をする立場から見た被害者の苦悩,性犯罪に関する刑罰法令やその運用上の問題点,今回の改正の意義などについて御意見を頂戴するとともに,性犯罪を犯した者に対する再犯防止施策についても御意見を頂戴しました。
 

意見交換をする金田法務大臣(中央)と上谷さくら弁護士(右)
 金田大臣は,潜在化しやすい性犯罪の実態や性犯罪被害者にとっての告訴の負担などについて質問をした上で,被害者に寄り添う現場の視点に基づいた大変分かりやすい説明であった旨感謝を述べました。
 最後に,上谷弁護士から,「今回の性犯罪に係る刑法改正は,性犯罪被害者にとって悲願でもあるため,是非とも今国会での成立を目指していただきたい。」旨の要望を述べたところ,金田大臣は,「早期の成立を望む被害者の声にこたえる観点からも,今国会における成立に全力を尽くしてまいりたい。」と応じました。