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上川法務大臣が,大阪府泉佐野市において,車座ふるさとトークを開催しました(平成29年12月13日(水))。

 平成29年12月13日(水),上川法務大臣は,大阪府泉佐野市にある関西国際空港関連施設において,「観光先進国に向けて~入国審査に期待すること~」をテーマにして車座ふるさとトークを開催しました。
 2020年に訪日外国人旅行者数4,000万人を目指すとの政府目標に向けて着実に訪日外国人旅行者数が増加する中,厳格さを維持しつつ,円滑な出入国審査を実現するためには何が必要なのか,日頃から関西国際空港で勤務されている方々,大学や専門学校で観光を学んでいる方々,観光ボランティアや大阪府職員の方々と意見を交わしました。
 「車座ふるさとトーク」は,安倍内閣において,大臣,副大臣,政務官が地域に赴き,テーマを決めて,現地の方々と少人数で車座の対話を行い,生の声をつぶさに聞いて,政策に生かすとともに,政府が取り組んでいる重要政策について説明する取組です。
 今回の「車座ふるさとトーク」では,参加者の方々から,日頃の活動内容や入国審査に対する御意見等,たくさんの率直な御意見をお伺いすることができ,非常に有意義な機会となりました。

上川法務大臣と参加者の方々
概要は以下のとおりです。
  1.  上川法務大臣は,開会の挨拶として,「関西国際空港は大阪に位置していますが,近隣に兵庫,京都,奈良などの人気の高い観光地が多数あり,いわゆる「ゴールデンルート」の玄関口です。着実に訪日外国人旅行者数が増加する中,外国から来られた方がストレスなく快適に日本滞在を満喫することができる環境を整備することは大変重要なことであると思っております。厳格な審査と円滑な入出国管理という二つの大きな目的をなんとか相容れる形で実現させていくことに対して,また空港に対して皆様がどのような課題や問題を思っていらっしゃるか,またそれに対してどのように取り組んだらいいのか,期待も含めて是非忌憚のない意見を聞かせていただければと思っております。」と述べ,参加者の皆様に率直な意見交換をお願いしました。
  2.  参加者の方々からは,「入国審査について,時間帯によっては行列ができている。スタッフ全体での助け合いでシフトを考えながら運営していただきたい。」「もっと大阪,関西にたくさんの方をお迎えしたい。入国審査というのは外国人が来られて最初のおもてなしの場面だと思うので,できるだけ早く的確に出入国していただくための体制を,大阪府も法務省と一緒になってやっていかなければならない。」「訪日外国人の方が最初に日本に対して思い描いているイメージは,安心で安全,そして綺麗な国であるということ。入国審査官が行う厳しい審査と,そこで見抜く力が,実際に安心と安全を守っているんだなと日々感じる。」「関西を訪れる外国人の特徴として,7,8割がアジアの方であり,英語だけではなかなかうまくいかない。入国審査も,英語だけでなく中国語や韓国語など,多言語化への取組をお願いしたい。」「日本人と日本の第一印象を決めてしまうのは入国審査官を含む空港スタッフの方々だと思う。短時間の審査では難しいかもしれないが,一瞬でも笑顔で接したり温かく旅行客を迎え,見送るというおもてなしがあれば,また日本に来たいと思ってもらえるのではないか。」「外国人が一番大切にすることは挨拶。入国審査官はとても真面目な方が多いと思うが,できれば多言語で「おはよう」「こんにちは」「ありがとうございました」などの挨拶をしていだけると,和やかな形でとても印象が良くなるのではないかと思う。」といった大変貴重な御意見をいただきました。
  3.  最後に,上川法務大臣は,「おもてなし,インバウンドの最前線で御活躍をしていらっしゃる皆様から貴重な御意見をいただくことができましたことを大変嬉しく思います。たくさんのお客様を迎えるためにおもてなしをしていくという気持ち,そしてその最前線でいろいろと取り組まれているということを皆様からひしひしと感じましたので,それを生かしながら,法務省としても皆様の御意見を最大限反映させることができるように取り組んでいきたいと思っております。本日は大変貴重なお話をありがとうございました。」と,参加者の皆様に感謝を伝えるとともに,入国審査に対する御理解と御協力をお願いしました。
 

上川法務大臣の開会の挨拶

車座ふるさとトークの様子

車座ふるさとトークの様子

上川法務大臣とえんトラくん(大阪入国管理局マスコットキャラクター)