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教員向け法教育セミナーを開催しました。

 令和元年8月20日(火),東京都千代田区の一橋大学一橋講堂において,「教員向け法教育セミナー ~成年年齢引下げと新学習指導要領を踏まえて~」を開催し,公民科や家庭科を始め様々な教科の先生方のほか,法曹関係者や研究者など多数の方にご参加いただきました。
 成年年齢の引下げや新学習指導要領の実施に伴い,法教育の必要性が近年ますます高まっていることから,本セミナーでは,成年年齢の引下げまでに子どもたちが法的なものの考え方を身に付けられるよう学校現場での法教育実施に焦点を当てた講演と分科会を実施しました。

基調講演及び法務省説明

 金子修大臣官房司法法制部長の開会挨拶の後,法務省に設置した法教育推進協議会の委員でもある福井大学学術研究院教育・人文社会系部門の橋本康弘教授から,「新しい学習指導要領における法教育の位置づけ」についてご講演いただきました。続いて,同協議会の委員を務められた一橋大学大学院法学研究科の小粥太郎教授から,「法教育における民法のエッセンス」について,ご講演をいただきました。
 また,法務省説明として,大臣官房司法法制部からは「法教育推進協議会作成の法教育教材について」を,民事局からは「成年年齢引下げの意義とその内容について」を,それぞれ説明しました。

基調講演,法務省説明の会場の様子

分科会

 分科会においては,現役の学校教員が講師となり,小学校・中学校・高等学校の校種別に,法教育推進協議会作成の法教育教材を用いた模擬授業(グループワーク)を行いました。
 模擬授業では,講師による法教育授業の実践経験に基づくグループワークを通じ,各分科会とも活発に議論が行われました。
 また,講師からは,実際に法教育教材を使用して授業を行った際の児童・生徒の具体的な反応や,児童・生徒達の思考を揺さぶり深い学びへと導くための問い掛け方などといった説明も行われました。

分科会の会場の様子

セミナー参加者の感想等

 参加された学校教員の方々からは,「授業の具体例や法教育の意義を知ることができ,法教育を実践したいと思った。」,「教材に掲載されている指導案を使って授業をしてみたいと思った。」,「東京以外の地方でも開催いただきたい。」等の感想をいただきました。
 本セミナーで使用した教材は,次のページでご案内しています。各学校等における授業のほか,教員研修,教員養成課程など,様々な場面での法教育の取組にご活用いただければ幸いです。

   小学生を対象とした教材
   中学生を対象とした教材
   高校生を対象とした教材 
 
(参考)
 教員向け法教育セミナーの概要はこちらのページでご案内しています。