本文へ
文字の大きさを変更する
標準に戻す
拡大する
色変更・音声読み上げ・ルビ振りを行うアクセシビリティツールを利用するかたはこちら
トップページ
サイトマップ
業務支障情報
ENGLISH
トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 訓示・挨拶 > 平成31年・令和元年 訓示・挨拶 > 大臣就任に当たっての森法務大臣訓示

大臣就任に当たっての森法務大臣訓示


大臣就任に当たっての森法務大臣訓示の様子

令和元年11月1日(金)

 この度,法務大臣に就任いたしました森まさこです。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 私の法務分野との関わりについて申しますと,弁護士として,特に消費者被害に関する分野で活動してまいりました。そして,このような弁護士実務経験を踏まえて,参議院議員となってからは,参議院法務委員会の委員になりまして,また,自民党の法務部会長を務めさせていただきました。
 また,内閣府特命担当大臣を務めたほか,自民党の女性活躍推進本部の本部長,それから,自民党の治安テロ対策調査会長も務めてまいりました。
 私は,法務省という国家の礎ともいうべき大変重要な役割を担う省庁で皆様と一緒に仕事をさせていただくことを大変誇りに思っております。それとともに,法曹実務家として,さらには政治家としてのこれまでの経験や知見を活かし,法務行政をしっかりと前に進めてまいりたいと思っております。
 就任にあたり,私から皆さんにお話をしたいことは,国民に信頼される法務行政を一緒に作り上げていきたいということでございます。
 法務省は,まさに国民生活の安全・安心を守るための法的基盤の整備という重要な使命を負っています。申すまでもなく,その使命は,国民の皆様からの信頼なくしては成り立たないものでございます。
 そのため,まず,1つ目として,国民の皆様の声にしっかりと耳を傾けていくということをしたいと思っております。
 新たな時代において,法務行政が直面する課題は,多岐にわたります。例えば,各種の人権問題,児童虐待問題,家族法制に関する問題,所有者不明土地問題,AIやICTといった新たな技術の活用など,様々であります。
 社会や時代の変化に対応して,これにふさわしい法制度が整備され,これを適切に運用・執行していくということによってこそ,法務行政が,国民の権利や安全・安心を守るものとして,国民の皆様の信頼をいただけるものだと思っております。
 職員の皆様には,それぞれ担当する職務について,現場の実情の把握はもとより,国民の皆様の声もしっかりと聞きながら,常に国民目線に立って,それぞれの政策課題に取り組んでいただきたいと思います。
 2つ目として,正義の実現のために力を尽くしていただきたいということです。
 法務省は,「法」をつかさどる,本来とても身近な存在なのですが,国民から見ますと,ちょっと地味と申しますか,縁遠い存在に感じられている面もございます。
 国民の皆様にとって,社会が平和で,安全・安心が守られて,一人ひとりが幸福であれば,法務省の役割は,あまり国民に意識してもらえない面がありますが,それで良いのだと思います。
 しかし,いったん人権が傷つけられたり,虐待や犯罪の被害にあったり,法的な解決を要する事態に陥ったような場合には,これにより傷ついている皆様,困難を抱えている皆様を,本来あるべき状態,正義が守られている状態に戻す,法務省には,「縁の下の力持ち」として,そのような役割が期待されていると思います。
 是非,そういった困難を抱える皆様を一人でも減らしたい,正義を実現したいという意思を強く持って,職務に取り組んでいただきたいと思います。
 3つ目として,受け身の姿勢ではなく,積極的な姿勢で職務に取り組んでいただきたいということです。
 近時は,例えば,多文化共生社会の実現に向けて出入国在留管理庁が総合調整機能を担うといったことであったり,法の支配や人権の尊重といった基本的価値を世界に浸透させる「司法外交」の取組が進められるなど,法務省の積極的な役割が期待される場面も増えています。
 法務省は,職員数の面でも,与えられている権限の面でも,もっといろんな施策を打ち出すことができる組織だと思います。
 そのため,国民の皆様に身近で頼りがいのある法務行政を実現するという目的意識を持って,是非,皆様方の担当部署において,もっとできることはないだろうかという積極的な姿勢で,職務に取り組んでいただきたいと望みます。
 最後に,国会の審議日程もタイトになってまいりましたので,職員全員が気を引き締めて,職務に当たっていく必要があります。
 他方で,心身ともに健康であってこそ,良い仕事ができると思いますので,男性の育児休業の取得を含み,ワークライフバランスにも十分に気を配って,様々な事情を抱える職員が活き活きと働ける職場環境の醸成にも努めていまいりたいと思います。
 令和の新しい時代にふさわしい法務行政の実現のために,義家副大臣,宮﨑政務官の協力を得ながら,職員の皆様と一緒に粘り強く取り組んでまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
 以上をもちまして,私の訓示といたします。
(以上)
ページトップへ