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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年4月2日(金)

 冒頭一つ御報告をさせていただきます。昨日,最高検察庁において,いわゆる足利事件の捜査・公判の問題点等を検証した結果を公表しました。真犯人ではない人を起訴し,長期間にわたり服役させてしまったことは,誠に遺憾なことですし,あってはならないことです。私の方からも,刑事局を通じまして,検察当局に対し,今回の検証結果の内容を踏まえ,同じようなことが二度と起こらないようにしてもらいたい旨伝えています。そして,検証結果を踏まえて,凶悪重大事件の捜査をより一層充実したものとするため,法務大臣として,その態勢面の強化を図る観点から,昨日の最高検察庁における公表の中でも触れていましたように,今般,大臣訓令である「係検事に関する規程」を改正し,新たに「本部係検事」を設け,全検察庁に配置することにしました。「本部係検事」の設置により,凶悪重大事件について従前にも増して捜査の初期段階から警察との緊密な連携を図りつつ,捜査が進められることを期待しています。なお,それ以外にも検察当局におきまして,取調べのあり方等々を含め,かなり詳細な検証結果,それから今後の取り組みについて,まとめて公表させていただいたところです。

最高検察庁が公表したいわゆる足利事件の検証結果に関する質疑

【記者】
 いわゆる取調べの全面的な録音録画という可視化の観点について,最高検察庁が公表したいわゆる足利事件の検証結果報告書の中では触れてなかったと思いますけれども,その点についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 取調べの可視化につきましては既に私の下で,様々な勉強や問題の整理等を進めさせていただいておりますので,取調べの公正,そして透明化を図るということについての検討は既に進んでいると言っていいと思います。最高検察庁でも,既に私の下でこういう政策課題が進められていることを承知していたので,報告書には直接触れていなかったのだと承知をしています。

警察庁長官銃撃事件に関する質疑

【記者】
 先日時効を迎えました警察庁長官銃撃事件について,会見の中で警視庁公安部が,犯行はオウムによるものであるというような断定的な見解を発表しましたけれども,これについての受け止めと,公安調査庁がアレフについて観察処分期間更新等を続けている状況において,その判断に対する影響については,どのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 これについては,警察庁での考え方を発表なさったということで,私からそれ自体にコメントさせていただくという立場にはありませんけれども,いろいろ刑事手続上,あるいは適正手続,刑事訴訟法等々にかんがみると,いろいろな御批判の声があるということは私も承知しています。多分そういうことも警察庁の方で十分に踏まえて,対応をとっていかれるのだろうと思っています。公安調査庁の観察処分については,これまでどおり適正かつ厳格な対応を続けていくということなろうかと思いますので,何かこれで大きく変更するというようなことではないと認識しています。

中国の死刑執行に関する質疑

【記者】
 中国当局が日本人の死刑確定者に4月5日にも死刑を執行する可能性があるとの通告をしたと報道されておりますが,その件についての大臣の御見解と,日本での死刑執行のあり方について,現段階でのお考えをお聞かせいただきたいのですが。
【大臣】
 これは中国の法制度に関することですので,私の方からコメントをするということは差し控えたいと思います。我が国の死刑制度ということについては従来から申し上げているように,いろいろな議論ができるだけ活発に展開されていくということを私も望んでいますが,適確に死刑ということについて責任を果たしていくということも,これもまた私の職責ですので,それを踏まえて対応していこうと思っています。その点で,これまでの考えと変わりはありません。

参議院選挙及び国会審議に関する質疑

【記者】
 参議院選挙についてお伺いをしたいのですけれども,複数区のところには二人以上立てるという小沢幹事長の方針に対して,地方からは反発の声が上がっています。静岡などでは連合から幹事長の辞任を求める声が上がるなど,地方からの反発が高まっていますけれども,今の支持率が下がっている状況で複数区に二人以上立てるというこの方針については,候補者の一人としてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 いずれにしても,選挙というのは最後の投票箱が閉まるまで分からないと言われていますように,今の状況,それから選挙時の状況を含めてどういう時であろうとも厳しいものであるということは当然のことだと思います。そういう中でできる限り条件の良い形でやりたいというのは,地元もそういう気持ちではあろうと思います。ただ,この政権をより一層強固な,そして前に進めていくという力を作っていくとすれば,できる限り最大限の候補者と戦いをしなければいけないということも当然のことで,皆それはお互い分かりつつ,しかしなんとか確実な,あるいは条件を整えてと,気持ちはそういうふうに思うこともあるでしょう。しかしながら,何とか政権を支えるという力をより一層作っていくということを忘れてはならないのだろうと思っています。
【記者】
 厳しいながらも,二人立てるという党の方針についてはいかがでしょうか。
【大臣】
 そうですね。私のところは3名なものですから,もう複数は当然という状況ですけれども,やはりそれくらいの覚悟というのはもっていかなければならないだろうと思います。
【記者】
 自民党についてなのですけれども,若手,中堅から執行部の刷新を求める声が高まっていることについての受け止めと,昨日明らかになった,若林元農水大臣が採決の際に欠席している議員のボタンを押したということで,自民党は厳しく処分するという方針を示していますけれども,この二点について大臣の受け止めをお願いします。
【大臣】
 これは,自民党の中のいろいろな動きであろうと思いますので,私からとやかく申し上げるというものではないだろうと思います。それぞれ各政党というのは何とか自らの支持を上げていこうということでそれぞれの皆さんがいろいろな形でもがいたり模索をされるというのは常ですので,そういういろいろな動きが,あるいは意見があるのだろうとは思います。処分というのも,これもその中での判断であろうというふうに思いますので,私から何かコメントさせていただくということはありません。
【記者】
 国会の信頼を根本から揺るがすような,いない議員が賛成したことになるのですが,そのことについてはいかがでしょうか。
【大臣】
 いろいろな場面がありますので,これ一つでどうとかということはなかなか言い切れないかとは思いますが,特段のコメントはありません。

(以上)
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