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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年5月21日(金)

 本日,裁判員制度の施行からちょうど1年が経過しました。裁判員制度は,国民の皆様に裁判に参加していただくことで,その感覚が裁判内容に反映され,司法に対する国民の理解や信頼が深まることに意義があると考えています。既に全国各地で多数の裁判員裁判が実施され,裁判員候補者の方の選任手続への出席率も8割を超えています。また,裁判員を務めていただいたほとんどの方が「よい経験と感じた」などと肯定的な回答をされていまして,積極的かつ真しに審理に取り組んでいただいています。さらに,裁判員を経験された多くの方が,裁判の内容が分かりやすかったとの感想も述べられています。このようなことから,これまでのところ,裁判員制度は順調に実施されており,その理念が定着しつつあるのではないかと感じています。今後の裁判員裁判では,より複雑困難な事件などの審理も行われることになろうかと思います。法務省としても,引き続き裁判員制度に生じ得る様々な課題を検証し,適切な対応に努めるとともに,この制度が円滑に実施され,我が国にしっかりと定着するよう努力していく所存です。国民の皆様には,今後とも,この制度への御理解と御協力を是非お願いしたいと思っています。

裁判員制度に関する質疑

【記者】
 裁判員制度の選任手続への出席率が8割というお話がありましたが,各種世論調査によりますと,やはりまだ裁判員をすることについて抵抗ある国民が多いのですが,この辺についてどういう理解をこれから求めていかれますか。
【大臣】
 確かに一般の国民の皆様から考えれば,裁判に関わるあるいは参加するというのは,いろいろと自分の生活にも影響がありますし,当然のことながら,経験したことのないところに関わるということで,どう考えても積極的な気持ちになりにくいということは予想されるところだろうと思っています。ただ,経験された方は,逆に,大変肯定的な,積極的な意思をお持ちになるということですので,そういう経験などがぜひ他の国民の皆様にも伝わって,それを共有していくということが大変大事だろうと思います。そういうことを是非積極的に私どもからも国民の皆様にお伝えしていきたいと思います。また,できるだけ検証などもさせていただきますが,参加しやすい環境の整備やこれから出てくるであろう,いろいろな課題についてもきちっとした,適切な対応をとっていかなければならないと思っています。
【記者】
 裁判員制度が施行されてから,これまで1年間行われてきた中で見えてきた制度面や運用面での課題についてお聞かせください。
【大臣】
 例えば,よく御指摘をいただきますけれども,女性が被害を受けている性犯罪等々について,除外したほうが良いのではないかとか,いろいろな御意見があることも承知していますし,それから,やはり参加をするに当たって,生活の面での不都合とか負担が十分に解消されておらず,まだまだ万全ではないという部分もありますので,そういうことなども今後検証の上,対処していく課題であろうかと思います。

国家公務員新規採用の抑制に関する質疑

【記者】
 国家公務員の採用の抑制について,今朝の閣議で政府の方針が決定したと思いますが,たとえば国土交通省の海上保安官などについては2009年度比でほぼ同等の採用枠が認められている一方で,法務省の刑務官などについては,同様の措置が認められなかったと思うのですけれども,これについてはどのようにお考えですか。
【大臣】
 全体として削減していくという方針を別に否定しているわけではなく,それぞれの実態と実質等をいろいろと共有させていただく中で到達した内容だと思いますので,特別な区別がされたということではないと私は思っています。
【記者】
 当初に比べると,法務省の新規採用人数がいくらか上積みされた形でまとまったと思うのですけれども,その結果については大臣はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 いずれにしても,増員が必要な部署ですし,それから,もともとほぼ定年まで本当に一生懸命働いているという部署でもありますので,これで本当に百パーセント十分であるとまではなかなか申し上げられませんけれども,その実情を政府としても十分に理解をして,少し個々の負担が増えるところがあろうかと思いますけれども,私どもでも様々な手立てを講じることにより,何とか対処をしていくことはできるというところまできているのではないかと思っています。

韓国の哨戒艦沈没に関する質疑

【記者】
 昨日,韓国側が発表した哨戒艦の沈没に関することについて,大臣も関係閣僚会議に入られていたかと思うのですが,今後政府としてどのように対応していくお考えなのでしょうか。
【大臣】
 これは,昨日官房長官から基本的な考え方がお示しされたところですけれども,まずは気を引き締めながら,それぞれの部署でどういうことにも対応できるように,万全な態勢をしっかりと考えていくということではないでしょうか。
【記者】
 追加的に制裁を強化する必要などについては,大臣はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 様々な状況を踏まえて,政府全体として検討していくということですので,今,私の所感で申し上げる状況ではありません。

(以上)
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