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平成22年 > 大臣就任に当たっての千葉新法務大臣訓示

大臣就任に当たっての千葉新法務大臣訓示

平成22年6月9日(水)

 この度,菅内閣が発足しまして,法務大臣を拝命しました千葉景子です。こうして,再び皆さんと一緒に仕事ができることになりましたこと,私も心から誇りに思い,そして大変うれしく思っているところです。振り返って見ますと,前政権下で8か月余り,皆さんと一緒に仕事をさせていただきました。この間,私が,心にとめてまいりましたのは,国民のいのちと暮らし,これを最も大事にしながら,安心して生活できる,そういう社会をつくっていこう,そのために法務行政もその一翼を担うことができるように,こう考え,そして皆様にもその趣旨をお伝えをしながら,様々な取り組みをさせていただいてきたところです。法務行政は多岐にわたりますが,その中で私が大きく今日的な課題として取り上げさせていただきましたのは,取調べの録音・録画,一般的に可視化といわれている課題,人権救済機関の創設,また,個人通報制度導入のための体制整備,これらを大きく重要課題として取り上げさせていただきました。皆さんにも,大変御理解をいただき,精力的に勉強会などを行わせていただきまして,一定の方向性を見出すことができているのではないかと思っているところです。それ以外にも,当然のことながら重要な課題が沢山ございました。司法制度改革,この検証や更なる推進,また,再犯防止を重点とする犯罪対策や更生保護,民事・刑事等の基本法制の整備,そして,日本の窓口でもあり,安全の維持にも関係する出入国管理の一層の適正化,このような課題につきましても,一つ一つ皆さん方がこれまでに培ってこられた,様々な蓄積を私も学ばせていただきながら,国民の目線に立った取組ということで,これも着実に歩みを進めさせていただけたと思っています。その中で,公訴時効制度の見直し,社会のセーフティーネットといわれる,日本司法支援センター,法テラスの充実強化などには大変大きな成果を挙げることができたのではないかと思います。諸課題,まだまだ道半ばでございます。そしてまた,いくつかは大変困難に直面してている,そういう課題も決してないわけではありません。しかし,これらを皆さんと一緒に,着実に取組を進めてくることができたということ,そして,その上に立ってこの度,また,再び法務大臣という役目を仰せつかりまして,皆さんとこれを更に前へ進めていく,こういう仕事をさせていただくことになりましたこと,心から感謝を申し上げながら,皆さん方と,これまで以上に国民の目線にたって,そして,これも先の就任の際に申し上げましたが,柔軟な発想をもって自らも新しく改革をしていこう,こういう気概を持って,諸課題に取り組んでいくことができたらと思っています。

 また,このところ大変指摘をされていますように,大変限られた予算,財政,あるいは人材,こういう状況があります。そういう意味では,これを有効に活用する観点から,行政の無駄遣いの根絶を一層徹底し,情報公開を更に進めることによって,行政の透明化,そして多くの国民の皆さんに信頼をされる,こういう基盤をより一層つくっていかなければならないと思っています。このような観点から,どうぞ皆さんにも事業仕分けなどが行われ,そしてまた,先般は行政事業レビューということで,自らの事業,あるいは政策の中身,こういうものを検証させていただくという取組もさせていただきました。こういう中で見直しをすべしと,こういうまとめになったものもございます。これにはきちっと知恵を絞っていくこと,そしてまた,今回行政事業レビューということにはなりませんけれども,それぞれ所管されている事業などにもう一度目を向けていただいて,そして無駄がないか,本当に効率よくなされているか,こういう点などについてはこれからも積極的に検証していただければと思っています。より政策効果の高い,そして国民が納得できる,こういう私たちの法務行政を目指して,これからもどうぞ皆さんに御尽力いただきたいと思います。

 最後になりますけれども,これまでも政務三役,そして皆さん方が,それぞれ役割を十分に自覚をしながら,車の両輪という形で大変良いパートナーシップという形で仕事をさせていただくことができたのではないかと思っています。今回,この政務三役の体制は維持される方向です。これまでも皆さんから,大変いろいろな御示唆をいただきながらやってまいりましたけれども,また,これからも引き続いてより一層,政務三役と皆さんがそれぞれの役割,そして,責任を分かち合いながら,相互に緊密な情報共有,意思疎通を図りまして,また,今後も車の両輪として,しっかりと一体となって真の政治主導を行っていきたいと思います。これは今回改めて総理からも指示がありましたが,政治主導とは,決してお互いに反目をするということではないのだと,皆さんの力を十分に発揮していただくと,そして,政務三役がしっかりとその道筋を皆さんの力を得てつけていくと,こういう趣旨であるということです。そういう意味でこれからも,政務三役と皆さんとが一体となって,良き法務行政を続けるために,皆さんの御奮闘を心からお願いをする次第です。皆さんの御活躍を心から期待させていただき,私共もまた先頭に立って仕事をさせていただく,そんなことを期待させていただきつつ,今日の訓示とさせていただきたいと思います。
                                   (以上)

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