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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年8月10日(火)

日韓併合100年にかかる総理大臣談話に関する質疑

【記者】
 先ほどの閣議で決定された日韓併合100年に当たっての総理大臣談話についてですが,与党の一部からも戦後賠償の個人請求の給付に影響を与えるのではないかとか,未来志向の関係にはつながらないのではないかなど,慎重な対応を求める意見が出ていましたけれども,今回,総理大臣談話を閣議決定したことの意義について,大臣はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 本日,総理大臣談話が閣議決定されました。私はやはりこれから100年という一つの節目を越えて,そして既に日韓の関係というのは,大変親密に,そしてまた信頼関係が醸成され,これから未来に向かって,両国がこの東アジア中心として連携を図り,そして,より一層いろいろな中核となっていかなければいけないと,こういうときですので,これを両国で改めて心にとめていこうという未来志向の談話であり,私は大変意義深いものではないだろうかと受け止めています。補償問題とか,そういうことは懸念をすることはないというふうに私は思っています。この総理大臣談話自体は内容的にも大変前向きな,そして未来志向を全面にした談話だと思っていますので,私は大変意義深いものだと受け止めています。

靖国神社参拝に関する質疑

【記者】
 8月15日の終戦の日なのですが,大臣は靖国神社に参拝されますでしょうか。参拝する又は参拝されないと判断したその理由も聞かせいただきたいと思います。
【大臣】
 私はこれまでも,そして今回も参拝をする予定はありません。この間の様々な近隣諸国の感情等を総合すると,総理とか閣僚とかが公式参拝をするということは控えるべきではないかというのが基本的な内閣としての考え方です。私もその通りであろうというふうに思っていますので,参拝の予定はありません。

死刑の在り方についての勉強会及び刑場の公開に関する質疑

【記者】
 刑場の公開について,先日から問い合わせを続けているのですけれども,まだ全く決まっていないということですが,公開する報道機関の対象について,記者クラブに所属する記者だけに限定するのか,それともフリーランスの記者にも公開するのか,大臣の御意向としてはどのようにお考えなのでしょうか。
【大臣】
 皆様にも8月中には刑場を公開するということで,お話をさせていただいています。今,正直申し上げまして,広さとか,あるいは,どのような形で取材をしていただくかということについては,いろいろな細かい事項について検討し,詰めをしているという状況です。必ずしも結論としてどちらということを決めているわけではなく,最終的ないろいろな検討をしているということです。
【記者】
 刑場の公開について,場所としての死刑場の公開だけなのか,あるいは死刑場で使うことになる道具まで含まれた形での公開を検討されているのか,その辺りのお考えを聞かせていただけますか。
【大臣】
 道具というのも非常に微妙な表現かなというふうに思いますが,御説明とか,そういうことは何らかさせていただかなければいけないのかなとは思います。
【記者】
 今までも刑場というのは,写真や映像ではなくても,本などで紹介されたりして,ある程度知られている面もあるとは思いますが,今回改めて公開するということで,もう少し具体的には,国民に何を見て,何を考えてもらいたいというお考えなのですか。
【大臣】
 これまでもいろいろな形で,確かにイラストとか,そういうことでも示されてきた経緯はあると思います。ただ,やはり改めて裁判員制度等も導入され,そして,国民の皆様が全体として,犯罪とそれに対する刑罰の在り方について,一体どうなのだろうかと,こういう非常に重いものに,ある意味では国民の皆様がそれと向かい合っているというときだろうと思います。そういうところに一つのきちっとした情報をまずは一つ一つ提供する,公開をさせていただくということで,更なる深い議論とか,あるいは論議,こういうことが契機になっていくことが私は必要だというふうに思っていることから,このような形をまずは第一歩とさせていただくことにしました。
【記者】
 死刑の在り方についての勉強会なのですが,裁判員裁判で,実際に死刑が求刑され,裁判員が死刑を考えるということが,年内とかいつあってもおかしくはない状況になっていると思うのですが,勉強会としては実際の裁判員裁判のスケジュールなども頭にいれて結論を出すということですか,それともそれは関係ないのですか。
【大臣】
 勉強会は,直接裁判員裁判とあわせてスケジュールしたということではありません。ただ,やはりできるだけ問題点等をきちっと整理しながら,そしてまずは多くの皆様が議論できる,あるいは考えていただける,そういう土台というのでしょうか,そういうものを作ることができたらという気持ちです。
【記者】
 刑場公開と省内勉強会についてなんですが,大臣は死刑執行後の会見で,今回の執行と刑場の公開及び省内勉強会については,たまたま時期的に一致したものだとおっしゃったのですが,大臣の御意思があれば,就任後にそういったものを立ち上げたり,情報公開を進めたりということができたのではないかと思うのですが,それまでの間,省内での情報公開や死刑制度の在り方についての議論というものはどの程度進められてきたのか,そして,なぜ改めて今この時点でなのかという点について御説明いただければと思います。
【大臣】
 これは当初より私も申し上げていたように,いろんな国民的な議論というのが必要になってきているということは感じていました。それに向けてどのようなスタートというか,議論を始めることがよいのか,あるいは情報をどのようにまず提示をすることがいいのか,こういうことをいろいろ考え,そして省内にも投げかけをさせていただきながら推移してきたということでして,その結果として,このような時期になったということです。

夏期の休暇に関する質疑

【記者】
 今週から来週にかけて夏休みを取られるかと思いますが,何か予定はありますか。
【大臣】
 特段,普通にというか,継続した仕事もさせていただきながら,少しお休みをさせていただくということです。

長野県知事選挙に関する質疑

【記者】
 長野県知事選挙で,民主党が推薦している阿部さんが当選されましたが,その感想と,阿部さんは,確か神奈川とか横浜に居らしたかと思うのですけれども,御面識はあるかということについてお願いします。
【大臣】
 長野県知事選挙につきましては,大変厳しい状況で,結果も大変僅差ではありましたけれども,民主党が中心になりまして,阿部さんが当選をされたということです。以前,横浜の副市長などをなさっておられましたので,私も当然のことながら面識はあります。今回,長野という地で御活躍をいただけるということは,私も大変うれしく思っています。
【記者】
 阿部さんに対する印象は何かありますか。
【大臣】
 以前,横浜市の副市長をなさっているときにも大変着実な仕事をなさっておられたと私は受け止めていますし,いろいろな状況の中で,当初,横浜でもやっていただけないだろうかという御意見もいろいろなところからあったと承知をしていますが,それは叶わぬことでありましたけれども,今度は長野というところで頑張っていただける,御活躍をいただけるということで,本当にうれしく思っています。

選択的夫婦別氏制度等法案に関する質疑

【記者】
 大臣も出席された民主党の法務部門会議のコアメンバー会議というものがあったかと思いますけれども,民法改正については,近く最高裁判所の判断が出るため,婚外子の相続差別の件を優先的にやっていこうということになったようでして,夫婦別姓についてはとりあえず議論は次に置いておこうというふうになって,なかなか議論そのものがなくなりつつある状況なのかなと思うのですけれども,これに対する大臣の現状認識と,残りの任期の中での選択的夫婦別氏制度の導入に向けた国の姿勢を改めてお聞かせいただけますか。
【大臣】
 選択的夫婦別氏制度については,私の下でというか,法務省としても,この間,法制審議会の議論を受けて実現をしなければいけない大きな課題だということで継続して議論を続けてきた課題でもあります。そういう意味では決してそれが途絶えるということではないというふうに私は認識をしています。党の側でも,決してもうやめたということではないだろうと,ただ現実に最高裁判所の判断が出るというようなことを考えたときには,まずはそれに対してきちっと対応する必要もあるのではないかと思います。最終的に,民主党の部門会議としてどういう方向にするのかということは,これから最終的に検討されるということだろうと思いますが,全体について,それを打ち止めにしたとか,そういう趣旨ではないと私は認識しています。

臨時記者会見に関する質疑

【記者】
 先月の28日の臨時会見があった際に,記者クラブに所属する記者の方には会見開始の45分くらい前にメールで一斉に緊急会見がありますという情報が流れたそうです。法務省の情報公開の姿勢として,フリーランスの記者については,今後希望する記者に対して,そういった連絡をしていくという考えはありますか。
【大臣】
 基本的にはできる限りフリーランスの皆様にもお伝えをすることができれば,これは私も当然のことだというふうに思っています。どの皆様にという問題も当然あるでしょうけれども,できるだけお伝えをするということは,私はしていくべきだというふうには思っています。ただ先般の臨時の記者会見につきましては,問題の性格上なかなか事前にお伝えをするということができなかったということはありますが,できるだけ皆様にお伝えできるよう工夫をしていく必要はあるというようには思います。
【記者】
 参考までに申し上げますと,東京地検の場合は,事前に希望者にメールアドレスを聞いておりまして,緊急会見の30分前に一斉に知らせるということがされております。前回28日の場合は,45分という時間があったわけですから,今後ぜひ御検討いただければと思います。
【大臣】
 そのような御意見をいただき,ありがとうございます。

(以上)
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