法務大臣閣議後記者会見の概要
平成22年8月27日(金)
今日は,定例の記者会見をさせていただく日ですけれども,いろいろな会議の都合あるいは,ちょっと新しい報告ということもあり,このような時間になりました。そしてまたいろいろな多くの皆様に出席いただきありがとうございます。まずは私の方から冒頭申し上げさせていただきます。本日,かねてより申し上げていましたとおり,東京拘置所の刑場につきまして,マスメディアの方々に対する公開及び説明の機会を設けさせていただくこととなりました。具体的には,本日の午前中に,東京拘置所におきまして,マスメディア関係者20数名の方を刑場に実際に立ち入って取材をしていただいたところです。また,このあと午後4時から,当省におきまして,事務当局から,刑場の写真を公表させていただくとともに,死刑の執行方法,死刑確定者の日常生活の概要等についての説明を行わせていただくこととしています。今回の刑場の公開及び説明の在り方については,死刑制度についての国民的な議論あるいは,様々な行政の情報をできる限り明らかにしていくことを念頭に置かせていただきながら,しかし一方で,死刑確定者やその関係者,あるいは地域社会等に与える影響,また,死刑執行にあたっている刑務官の心情等を配慮し,東京拘置所の管理運営,保安警備上の制約の中で,可能な限りこのような情報提供,そして取材の機会を設けさせていただいた次第です。裁判員裁判によって刑事司法に対する国民の関心も高まっている昨今です。今回の取材の機会の提供が,死刑制度についての国民的議論の一つの情報,いろいろと検討をいただく一つの材料となるものではないかと考えているところです。以上,刑場について取材をいただきましたことについて御報告をさせていただいた次第です。
刑場の公開に関する質疑
【記者】
本日刑場を公開されたということで,大臣として今後どういった議論を期待されているのか,また,どういった方向性の議論を想定されているのでしょうか。
【大臣】
方向性というのを私から申し上げるものではないというふうに思っています。この刑場の公開,こういった形でいろいろな皆様に考えていただく,それから今省内でまずは勉強会を立ち上げていますけども,そういう議論やそこで提供される資料などをでき得る限り提供させていただきながら,どういう形で国民的な議論の場が出来ていくのか,公開というような場もあるでしょうが,私どもが何か参考になるような場を作る形になるのか,いろいろな形で議論の一つの材料といいましょうか,そういう契機になればと考えているところです。そういう意味では今日取材いただいたこと,これだけが何か特段大きな議論の材料ということではありませんけども,やはりいろいろな情報をきちっと得て議論いただくことが大事だと思いますので,その一つの材料だというふうに考えています。
【記者】
これまでに何度かフリーランスの記者にも刑場の公開が行われるのかということについて質問させていただきました。その度に大臣は,フリーランスの方にも公開できるように進めていくと説明して来られましたが,本日の刑場公開は午前中に行われたようで,その際に公開されたメディアなんですけれども,事前に選別をされたと広報室の方から伺っております。その選別の方法なんですけれども,どのような形で行われたのか,また,選別の方法について後から検証可能なように録画などで,しっかりと証拠が残るような形でされたのかどうか教えてください。
【大臣】
今回の刑場の公開については,基本的には実際の取材をいただく刑場の大きさとか,あるいは保安上の様々な制約,そういう中で数等の制約をかけざるをえないというのがありました。その中でフリーランスの記者の皆さんを排除しようという趣旨ではなく,その限られた数の中で取材をいただくということを基準にしながら,いくつかのマスメディアの皆さんに取材いただいたということです。あくまでも物理的なあるいは保安上等々の制約の下に,まずは少なくとも取材をいただいてそういった情報を様々御提供いただこうという趣旨ですので,それ以上の意図ということは全くありません。
【記者】
選別の基準というのは,どのようなところに置いておられたのでしょうか。
【大臣】
いつも取材をいただくメディアの皆さんを基本にしながら,更にプラスをすることができ得るのであれば,それはもちろん多くの皆さんが取材を求めておられるということは,私も承知をしていますので,そこを選別といいますか,どこまで数を制約するかということを事務方に指示をして,そしてそこで一定の枠を作らせていただいたということです。
【記者】
今の質問に関連して,公開の対象についてなのですが,恣意的に最初から決めていたわけではないという話があったのですが,結果論として私が取材した限り,海外メディアはどこも取材が出来ていない,そういう意味で,海外に対し一切情報公開をしていないというふうにも受け止められかねないと思うのですが,その点についてコメントがあればお願いします。
【大臣】
繰り返しになりますけれども,海外に情報公開をしないとか,あるいは特定の方に情報は提供しないと,こういう趣旨は全くありません。そういう意味では,この後,取材をいただいた皆さんと同じ写真の公表,あるいは今の執行の実情等々の情報の提供はさせていただきますので,特段海外に情報を提供しないとか,あるいは閉ざすという趣旨や考え方は持ってはいません。
【記者】
一連の質問と重なるところもあるのですが,今のお答えですとフリーランスであるとか海外メディア,それからネットメディアですが,そういったメディアを排除する趣旨ではないということですよね。今回その数を制限した理由というのが,数に制約があるとか保安上の理由があるということですよね。そういうことからすると,また別途機会を設けていただければ両方の趣旨を満たせると思うのですが,また次回,今回の公開に入れなかったメディアに対し公開するという意向はございませんか。
【大臣】
現時点では,まずは今日このような取材をいただくというところまで私どもも検討させていただいたということです。これから勉強会等を含めて,どのような形で情報を提供させていただくのか等々もいろいろな議論がこれから出て,あるいはさせていただくということになろうと思いますので,今の段階では,まずは今日の取材をいただくということをもって,一つの情報提供の機会を作ったということです。
【記者】
今日の公開については,刑場の位置については明らかにされませんでした。それからロープは取り付けていませんでした。踏み台についても開閉しなかった。それから階下の階段を下りていく場所については立入禁止にされ公開されていなかった。階下については大臣も入っていなかったという説明があったのですが,ここも含めて今回公開の在り方について,国民的議論を得るには今回の公開が十分だったとお考えになるのかどうか,それから先ほども出ましたけどれも,刑場の公開というのは今回限りではなく,今後も継続されるというお考えがあるのでしょうか。
【大臣】
今回の取材,そして公開が十分だったかどうかについては,これからまたいろいろな検証をしたり,あるいはいろいろな御意見を頂戴するということになるだろうと思います。私は今日の場をまずは作らせていただこうということで今日に至ったということです。今後ですけれども,先ほど申し上げたように情報の提供の仕方,あるいは様々な論議にどういうことが必要なのかということがあるだろうと思いますので,そういう中を通して,様々な議論を少しさせていただかなければならないと思っています。
【記者】
大臣御自身としては,今日の公開は十分だったのか,あるいはもう少し踏み込みたかったけれどもできなかったのか,いかがでしょうか。
【大臣】
私は,まず今日の公開が,一つの私なりの情報の提供の場を作ったというふうに認識をしています。
【記者】
不十分ではなかったということでしょうか。
【大臣】
申し上げましたように,まず一つ情報の提供,そして取材いただく場を作ることができたという認識です。
【記者】
大臣が国民的な議論の必要性をなぜ感じたのかというところをお話いただけないでしょうか。
【大臣】
これはやはり日本の刑罰あるいは刑事司法,これはとりわけ裁判員制度というものが導入されることによりまして,多くの皆さんに大変深い関心を持っていただくようなそういう状況になってきたというふうに思います。そういう中で裁判員の皆さんにも,最終的な刑罰に対する判断をしていただくということにもなるわけで,やはりどういう刑罰の在り方がいいのかという議論をする時期なのではないかということです。それから,また国際的な様々な流れや御指摘もあります。しかし,やはり被害を受けた方とか国民の厳しい処罰を求める声等々もあり,そういうものも十分冷静に議論を交わしながら皆さんが納得できる何らかの方向を議論していく,そういうときではないかなと私は考えたものです。
【記者】
今のお話の中で,国民的議論のための情報提供ということで,いろいろと今回の刑場の公開について,公開に先立っていろいろな人が意見を言ってると思うのですけれども,その中で単なる刑場の公開だけでは不十分である。例えば死刑の執行対象者の選定方法であるとか,選定理由であるとか,あるいは確定死刑囚の処遇の在り方とか,そういったことについて情報公開をやらなければ不十分であるとか,いろいろな議論が出ていると思うのですけど,そういった議論については,大臣として勉強会の中で考えられていると思うのですが,具体的にどういった形で議論を進めていくお考えなのでしょうか。
【大臣】
今,御指摘いただいていますように,刑場の情報を取材していただいたり公開をさせていただいたりというような議論だけが情報だということを,私も決して認識しているわけではありません。執行の在り方とか処遇の在り方とか,そういった問題もあるでしょうし,様々な情報を可能な限り私どもから提供したり,勉強会を通じながらどういうことを皆さんにお知らせし御議論いただくことが大事なのかということも,これから整理をしていかなければいけないと考えています。
【記者】
私は本日の午前中の刑場の公開には参加できませんでした。ちょっとお聞きしたいのは,これまで何度か,他の大臣のときに刑場が公開されていると思うのですけども,そのときと違う点,つまり千葉大臣の独自色を出せたというものがありますでしょうか。
【大臣】
私も正確ではないのですけれども,このような形で取材をいただくような公開というのは,これまでなかったと承知をしています。
【記者】
67年に一度新聞記者20人程度に公開されていると思うのですけれども。
【大臣】
他の大臣の下での公開であれば私も正確に承知をしていませんので,もし必要であれば調べてまた後ほどでも報告できるかと思います。ただ,例えば国会の正式な調査ということで視察をされたというのは何回かあろうかというふうには承知しています。
【記者】
外国メディアに情報を提供していただくにはいろいろな形があります。刑場取材に参加したそのメディアから情報を提供していただくといった形もあるのですけれども,それも今はいろいろな理由で禁止されています。現状は,おそらく法務省の広報室や記者クラブの指示じゃないのかという疑いがあるのですけれども,もしそれが事実であるならこの場で説明していただきたいのですが。
【大臣】
ちょっとそれについては理解が齟齬しているのかなとは思いますが,法務省としては,この後,全ての皆さんに写真等の公開はさせていただくことにしています。
【記者】
ビデオも含めてでしょうか。
【大臣】
ビデオについてはこちらから提供させていただくということは考えていません。
【記者】
ビデオを持っている社からの提供を禁止するということはないですか。
【大臣】
こちらで何か規制をさせていただくということはしていませんし,するつもりはありません。
【記者】
今回の刑場の公開に関しての手続的なところなのですが,私を含めフリーランスの記者は,事前に法務省の方にこの刑場の公開についてお問い合わせしたのですが,その際には昨日の時点では何もお知らせできる状況にはありません。メールアドレスを登録すればメールで状況をお伝えしますのでお待ちくださいという返事でした。そうしましたら私のところだと今日10時56分にそのメールが来まして,それは今日の午後4時からの刑場の説明会の案内でした。ただ,実際には刑場の公開は,今日の午前中に実施されていたと。仮に見れないにしても事前にこういう理由で見ることはできませんと,そういう形で御連絡いただければ良かったのかなと思うのですが,そのような手続について,法務省というのは英語でいうと,ミニストリー・オブ・ジャスティスというのですが,正義という観点からどのようにお考えになりますか。
【大臣】
いずれにしましても,今回これまで取材をいただけなかったそういう中で取材をいただくという,公開という第一歩をさせていただいたということです。先ほどから申し上げますようにいろいろな保安上の問題も含めてなかなか事前にお知らせをし得ないという制約が大変あるということも御理解をいただければと思います。ただ,御指摘のことについては,私も一つの大事な御意見だと受け止めさせていただきたいと思います。
【記者】
先ほどから大臣は,フリーランスの記者を排除しようという趣旨ではなくて,限られた数の中で取材をいただくということでしたけれども,ただ実際には実はもう今日公開しましたという事後報告の形でしか我々には情報が知らされなかったわけですけれども,これは法の下の平等をうたった憲法14条違反になるとはお考えにはなりませんでしょうか。
【大臣】
私は憲法14条違反というふうには考えませんが,ただ,先ほどから御指摘いただいているように,これはあくまでも排除しようとか何か差別をしようということはないにしても,いろいろ皆様が大変関心をお持ちいただいて,ぜひ取材をということについて御意見をいただいたことについては,大変私も貴重な御指摘だと思いますので受け止めさせていただきたいと思います。
【記者】
続けてで申し訳ないのですけれども,知る権利を保障するということであれば,今後の刑場の公開への取組というのは法務省として続けていっていただけると,この場で大臣にお約束いただけると考えてよろしいのでしょうか。
【大臣】
これは先ほど申し上げましたように,まずは私の指示をもって今日の公開,取材という形となりました。今後どのような情報の公開あるいは提供,そして多くの皆さんの知る権利ということも一つの考え方ですけれども,そういうものに対応することができるかということも,今後,様々な勉強会とかあるいは議論をさせていただきながら,また検討をさせていただく問題だというふうに思っています。
【記者】
今日のことではなくて,先月大臣が死刑に立ち会ったときのことについて伺いたいことが一点あるのですが,そのときはまだ刑場の図面なども全然私どもメディアもインタビューできてない状態だったので,どこで大臣が立ち会ったかというのは,会見の中では一切御説明がなかったと思うのですが,先月大臣が立ち会ったときは,刑場のガラス越しの立会人の場所から死刑に立ち会ったということでよいかどうか確認させていただきたく思います。
【大臣】
それは個別の執行の状況に関わることでもありますので,具体的には控えさせていただきたいと思います。
【記者】
先ほどの話ですと,大臣が知りうる限りでは刑場を公開したことはないということですね。刑場を公開するということもそうですし,それ以外も死刑に関する情報に関しても日本は情報提供が少ないといろいろなところから指摘があるわけですが,これまでの情報提供の在り方について,情報を提供できなかった理由,また刑場を公開できなかった理由があったとしたらどうしてかということと,また,そういった対応を取ってきたことについて大臣御自身はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
これはそれぞれ,いろいろな背景,それから社会状況の変化,推移もあると思います。いろいろな理由もある中で,確かに保安上の問題とか,あるいは被害者等々の心情とか,それから執行にあたる職員のいろいろな葛藤とか,いろいろな問題が今でもそれは当然あるものだというふうに私は思います。そういうことに出来るだけ配慮しながらこの間悩んで来られたのではないかというふうにも思いますが,冒頭申し上げましたように,そうは言っても,これだけ関心を持っていただいたり,あるいは裁判員制度という国民全体に刑罰,刑事司法について関わっていただくというような状況も出てきた等々の事情をかんがみて,私なりに一つの判断をさせていただいたということで,これまでのいろいろな背景,経緯があってどういう情報の提供の仕方がいいのか,あるいはそれはやらない方がいいのか,その都度御判断されてきたというふうに思います。
【記者】
今回の刑場公開は,執行後につり下がった体を刑務官が支えるとされる執行室の下の部屋ですとか,ロープも外されていたり,板の開閉なども行われなかったというふうに認識しています。言ってみれば死刑の残虐性を想起させるような場所については公開されなかったというふうに認識しているのですけれども,それはどういったところに理由があるのですか。改めてお聞かせください。
【大臣】
死刑の残虐性がある部分をということではなくして,今回は刑場という場をまずは公開させていただくという基本に立っています。執行そのものにつながるということについては,今回公開というところまでは考えませんでした。これは今後また議論されるのではないかというふうに思います。
【記者】
千葉大臣はいつ頃から具体的に刑場を公開しようと考えられるようになられたのですか。
【大臣】
これは私もこういう任務につかせていただき,あるいはそれ以前等々も含めましてこの刑罰の問題に対して,とりわけ死刑の問題に対してどういうふうに考えていったらいいのか,そして情報をどういう形で皆様が共有するのがいいのか,ある意味ではずっと考えてきた推移の上で,今回に至ったということです。
民主党の代表選挙に関する質疑
【記者】
民主党の小沢前幹事長が代表選に立候補されることになりました。これを受け止めてどのような民主党代表選を期待されるのかということについてお伺いしたいのですが。
【大臣】
政策あるいは大きな理念等々がきちっと示されて,議論あるいは代表選が行われるということを,私は期待をさせていただくところです。ただ,よく言われておりますように,これまで旧与党の時代に度々総理が替わるのはいかがかと,かなり厳しく言ってきたということもありますので,そのような御意見が自らにも逆に降りかかってくるということを十分受け止めて,この代表選挙を行わなければならないだろうなというふうに,私は厳しく受け止めさせていただいています。
【記者】
大臣のお話であれば,総理がころころ替わるのはいかがかと,それを考えて対応しないといけないとおっしゃったのですが,これを踏まえると大臣は菅さん支持という理解でよろしいでしょうか。
【大臣】
特段だれをということではなく,そういうこれまで自分たちが言ってきたこと,これがまたいろいろな皆様からの御批判として戻ってくるなあということを念頭において,皆様からの厳しい見方があるということを踏まえていかなければいけないと,こう感じているということです。
【記者】
今後ですけれども,現時点で小沢前幹事長と菅さんが代表選に立候補されていますけれども,どちらを支持されるのでしょうか。
【大臣】
今,私の立場で特段コメントは控えさせていただきます。閣僚として政治,政権主導でまずさせていただくと,それが今の全て,私の考え方です。
【記者】
小沢さんは政治資金の問題を抱えて今後刑事被告人となる可能性もあるのですが,こういう立場におかれている政治家に総理大臣になる適性があるかどうかについてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
これは代表選を戦うそれぞれがどのように御説明をされるのか,それを受けてどのように選択をされるかということなのではないでしょうか。
【記者】
鳩山前総理は,総理大臣を辞めた後は政治家を引退するとおっしゃったと思うのですが,この度の政局では中心的なことをしているのではないかと思うのですけれども,新聞などではあまり節操がないとか出ていますが,鳩山前総理の一連の行動,発言について,大臣はどのように感じていらっしゃいますか。
【大臣】
どれほど重要な役割なのかというのは私もよくわかりませんが,多少やはり困惑をするという部分が正直ないわけではありません。
【記者】
昨日,法務省の中村政務官が,御自身のツイッターで,今日から小沢支持で行動するということを表明されておりまして,政務三役の中に現職の総理である菅さんでなくて小沢さんの支持を表明される方もいらっしゃるのですけども,政府の一員である方がこういった支持を表明されることについては,大臣はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
それはそれぞれの御判断ではないでしょうか。それを自重される方もおられますし,そうではない方もいらっしゃいますが,ただ少なくとも今の内閣の下で仕事をしている者は,まずはこの内閣で,これは休みはなく途切れることはないわけで,その職務については当然しっかりと務めていくということが大前提であるとは思います。
法務行政に関する質疑
【記者】
大臣の任期も1か月足らずとなるわけですけれども,例えば人権擁護法案の取扱を含めて,任期中にこれだけはしたいといったことはありますか。
【大臣】
正直言って期限を区切ってそこまでにばたばたと何かやろうとか,やれるという課題ばかりではありません。この間,掲げた政策については,でき得る限り着実に進めてきました。一定の中間的な論点を整理したり,あるいは今後の見通しをつけたりしながら,ここまでやってきていますので,あとこれだけはなんとかまとめてしまえとか,そういうふうに私は考えてはいません。一定の道筋を付けさせていただくという形で,またその論議が継続をし,実りあるものとなればというところです。人権擁護法案というか人権救済機関等々につきましては,論点の整理をさせていただき中間的な考えをとりまとめた上で,でき得る限り内閣府との協議をこれから進めることができればというところまで来たということです。