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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年8月31日(火)

 この度,「再犯防止施策の今後の展開 〜就労・福祉による社会復帰支援を中心として〜」と題する中間取りまとめを行いました。再犯防止についてはこれまでも,法務省の重要施策として取り組んできたところですが,本年2月,私が議長,加藤法務副大臣が副議長を務める再犯防止対策推進会議を省内に立ち上げ,政務三役を中心として,総合的かつ計画的に施策を推進していくこととしました。また,同会議の下に就労・福祉等による社会復帰支援施策検討プロジェクトチームを設置させていただき,就労・福祉分野を中心としたより効果的な刑務所出所者等の社会復帰支援施策の検討を行い,施策の今後の展開について議論し,今回の中間取りまとめに至ったという次第です。中間取りまとめには,より効果的な支援を実現するため,刑務所出所者等の帰住先・就労先の確保をより強力に行う新たな仕組みの構築や,社会復帰に困難を抱える者に対し,矯正施設入所中から出所後まで継続的に支援を行うための方策などを盛り込んでいます。もちろん,刑務所出所者等の社会復帰は,法務省のみで実現できるものではなく,関係機関との連携が必要となってきます。今回の中間とりまとめは,法務省が独自に検討したものであり,関係機関の協力が必要となる施策については,今後,これをもとに政府全体で議論を行い,施策の具体化に向けて取り組んでいきたいと考えています。また,8月29日,菅総理に姫路更生保護活動サポートセンターを御視察いただきました。再犯防止施策・刑務所出所者等の社会復帰施策の充実が必要であるとの御認識の下,就労支援等の関連施策を充実するようにとの指示がなされました。あわせて,関係省庁とも垣根を越えて検討するようにとの指示もいただいたところでして,政府全体で議論していく場として,関係省庁による会議を内閣官房に設置する方向で準備を進めていただいています。このほか,省内横断的な重要施策である司法制度改革及び国際化・人権施策についても,同様に,本年2月,政務三役を中心とした会議を立ち上げ,それぞれ,法教育,法制度整備支援について,積極的に取組を推進しています。今後も,中間取りまとめを始めとしたこれまでの検討も踏まえ,各施策についてより一層推進していきたいと考えていますので,どうぞまた御理解と御支援をよろしくお願いします。

平成23年度概算要求に関する質疑

【記者】
 概算要求の件ですけれども,10パーセントカットということで,特に法務省として御苦労なさった点はありますか。
【大臣】
 概算要求につきましては,閣議決定された基準に基づいて,私も査定をするという立場を念頭に,無駄遣いの徹底した根絶,あるいは不要不急な事務事業の大胆な見直しということをなんとか少しでも出来るようにということで,概算要求枠それから要望基礎枠の範囲内で予算の要求・要望をまとめさせていただいたところです。行政事業レビューを行いましたので,この結果の適切な反映ということで,既存予算を104億円削減をしました。この削減は法務省の予算構造からすると本当にぎりぎりと言っても過言ではありません。何しろ御承知のとおりで,平成22年度の予算規模で約6800億円程度ですので,まず規模が小さい,それから行政事業レビューの対象とはされていない人件費が予算の全体の7割を占めるということになりますし,残り3割の物件費も,例えば検察の事務処理経費とか矯正施設の被収容者の食料費であるとか,これも削減できない部分が大部分を占めますので,一定の人件費の枠を確保するということになりますと,今度は物件費の方で相当な削減をしませんことには,総額1割減という形にならず,なかなか苦労をさせていただいたところです。そういう中で,政府全体の考え方ですけれども,どうしても国民生活の安定・安全,それから,新成長戦略の経済成長とか雇用拡大,こういうことに資する事業,こういうところはできるだけ法務省としても積極的に強化をするということで,三つの事業について,特別枠の要望事項として取りまとめさせていただいたということですが,なかなか大変厳しい,難儀な取りまとめ作業でした。
【記者】
 概算要求で,元気な日本復活枠のところでかなりの部分,例えば法テラスの民事法律扶助や刑事施設に対する耐震対策とか今日発表がありました点について,かなりの部分がその特別枠のところに盛り込まれているのですが,これが認められないと法務省の事業としても非常に難しくなると思うのですが,その辺りはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 そうですね,ただこの特別枠の要望として出している事業というのは,今,政府としてやはり雇用の創出であるとか,安心・安全な社会の基盤を作るという,ある意味では大変重要な事業ポイントだというふうに思っています。このような事業については,政府の大きな方針に基づいて,法務省としてしっかりと担わせていただいてきたという部分ですので,何としてもこれを理解いただいて,そして,基礎を背負っていけるようなそういう予算を確保したいと思っています。

民主党の代表選に関する質疑

【記者】
 民主党の代表選挙に関して,昨日もトロイカ体制でいこうという話がありましたけれども,こうした動きについて菅内閣の閣僚としてどのように考えていらっしゃいますか。
【大臣】
 私もこの菅内閣の一員として与えられた,そして取り掛かり,あるいは政府としてやらなければいけない政策の実現に向けまして,今,力を注いでいるということが全てです。そういう中で多くの国民の皆様からも休んでいる暇はないのではないかと,空白を設けるような状況ではないという声も高いと承知をしていますので,できる限りそういう空白ができず,きちっと今の大変厳しい経済状況や危機的な状況に政府としてしっかりと対応していくことの出来るような体制をといいますか,環境が出来ればよいなというふうには思います。ただ,だからといって何かあまり,密室談合のようなことをやっていると多くの皆様から不信をいただくということも懸念をされますし,その辺を十分に考えつつ,出来るだけ空白のない,しっかりとした政府としての対応,そして対策が取れればいいのではないかと思います。
【記者】
 空白が出来るのはよろしくない,出来ないほうがよい,かといって密室談合はよくないというようなことをおっしゃったのですが,端的に言って小沢前幹事長は一度代表選に出馬表明をされていますけれども,今後も継続して選挙選を戦うべきだとお考えになりますか。
【大臣】
 そこは先ほど申し上げたような状況をそれぞれ御判断されて,最終的な態度なりをそれぞれお決めいただくものだと思っています。

刑場の公開に関する質疑

【記者】
 8月27日の刑場を一部のマスコミに公開した後の記者会見の質問で,マスコミへの公開は初ではないのではないかという指摘があったのですけれども,その際,必要でしたら調べますというふうに大臣はおっしゃったのですが,マスコミへの公開は初めてという認識は現在も変わりはないのでしょうか。
【大臣】
 基本的には私はそのように認識をしています。
【記者】
 元毎日新聞記者の勢藤修三さんという方の御著書に「死刑の考現学」という本があるのですけれども,その本の中に田中伊三次法相とともに刑場を訪れた際の記述がありまして,その際には実際に絞縄やハンドルを引いて踏み板を落とすところまで見せているという記述があるのですけれども,それでも初めての公開ということでよろしいでしょうか。
【大臣】
 今,ちょっとお聞きをしたので確認をしてみたいと思いますが,基本的には皆さんに公開をしたのは初めてだと,ちょっとその経緯は私もよく承知をしておりませんので,そこは改めて必要があらば確認してみたいと思います。
【記者】
 その事実が意図的に隠されていたものだというふうにはお考えになりませんか。
【大臣】
 まだ事実を私も承知しておりませんし,まだそれはこの場でコメントできる状況ではありません。

再犯防止施策に関する質疑

【記者】
 冒頭に御説明のあった姫路更生保護活動サポートセンターでの菅総理の視察に関連して,更生支援策を検討する関係府省連絡会議というものは,大体いつくらいに設置して,どのように運用していくお考えですか。
【大臣】
 これはまだ具体的にそこまでの指示をいただいているわけではありませんので,こちらからこういう会議をと申し上げるものでもないと思いますが,多分,犯罪対策閣僚会議,そういうものがありますので,その下に作られていくのではないかなとは思っていますが,まだ具体的にどういう会議を作るかという指示をいただいているものではありません。ただ,そういう形で中間取りまとめというか,法務省としての考え方は取りまとめさせていただき,菅総理から,各関連省庁と協議をしながら進めていこうと,そして,再犯の防止というのが,今本当に政府としても大きな取組課題になっていますので,そういう指示を出していただいたということ,それから,今回の視察で,菅総理に非常に大きな認識をより一層持っていただいたということについて,私は大変うれしく思っています。
【記者】
 会議の設置の時期とかそういうものはまだ決まっていないということですか。
【大臣】
 そうですね。まだ時期そのものは決まっていません。ただ,これだけ総理も大事だという認識ですので,様々な関係省庁なりの事務的な準備といいましょうか,実務的な協議などはいろいろな形を取って具体的に動かされていくのではないかと思います。

(以上)
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