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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年9月24日(金)

大阪地方検察庁検事による証拠隠滅事件に関する質疑

【記者】
 大阪地検特捜部の証拠隠滅事件で,特捜部の主任検事が逮捕されましたが,最高検察庁による捜査の状況について,現段階でどのように把握していらっしゃるか,また特捜部の解体論など,検察の在り方について厳しい意見も出ていますが,これについてのどのように在るべきかという所感をお伺いしたいのですが。
【大臣】
 9月21日,被疑者たる検事を逮捕し,現在勾留中だという認識を持っています。現在,検察当局において事実関係の徹底的な解明のため,必要な捜査を行っているものと承知しています。その具体的な内容について今お答えすることは差し控えたいと思います。同時に検証も行うという記者会見をしたということも承知しています。最高検察庁でどういう検証をするのか今検討中ですので,その結果を待ちたいと思います。
【記者】
 逮捕された検事,あるいはその上司の処分というのは,現段階でどのようにあるべきだと大臣はお考えですか。
【大臣】
 異例ともいえるスピードで進んでいるというふうに私は思っていますし,そういうことから最高検察庁もしっかりと捜査を進めていただいているものだと,そう思っています。ですから,その捜査の結果を受けて,さらには検証の結果を受けて,その上でということになろうかと思いますけれども,前回も申し上げましたように,検事が証拠を改ざんするというのはあってはならないことだと,これは怒り心頭だと私は思っていますので,しっかりと最高検察庁で捜査を進めるものだと,そう信じています。
【記者】
 検事総長の責任論についても国民新党のほうからも進退について考えるべきだという発言が出たり,政治家サイドから進退についての意見が出ていますが,この件についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 そうですか。そういう話があるんですか。それだけです。
【記者】
 大臣は任命権をお持ちですけれども,与党の幹部や他の閣僚から関係者の処分についていろいろ発言が出ていることについては大臣としてどのようにお感じになりますか。
【大臣】
 個人として発言されるのは個人の考えでしょうから,私としては最高検察庁が進めている捜査,また行われるであろう検証,その結果を受けて判断をさせていただきたい,厳正にやりたい,そう思っています。
【記者】
 大臣御自身や前法務大臣に責任があるというふうにお考えでしょうか。
【大臣】
 繰り返すようですけれども,今捜査が始まったばかりで,これから検証しようとしている段階でそれを言うというのもまた不思議な話だなと,私はそう感じました。

被疑者取調べの可視化等に関する質疑

【記者】
 先日,取調べの可視化を求める議員連盟が大臣に申し入れをされました。今後,可視化についてどのように対応されていくか,御見解をお伺いしたいのですが。
【大臣】
 可視化については,前回もお話をさせてもらったかと思いますけれども,今回の件を受けて,議員連盟の皆様が私のところにお話をしにいらっしゃいました。議員連盟のお考えはお考えとして承っています。それなりの参考にはしたいと思っています。前日の繰り返しになるかと思いますけれども,私は民主党所属の国会議員であることは間違いないわけですが,与党の立場でもあります。民主党のマニフェストと国民新党の考えでは違うところもあります。また党内においてもいろいろな議論もありますので,そういった議論を聞かせてもらいながら,同時に省内においても御存知のように勉強会を作り,議論の進行中であります。またマスコミの皆様の方からもいろいろな御意見の記事が載っていますので,それも読ませていただきながら,検討を進めていって,今のところ,省内では来年の6月以降,早い段階で中間取りまとめをするという方向なので,それに向けて鋭意進めてまいりたいと思っています。民主党が以前言っていた全面可視化というのが,果たして可能かどうか,実務的に可能かどうかということもいろいろあろうかと思います。そういったことも含め,いろいろなことも考え合わせながら進めさせてもらえればと思っていますし,同時に国家公安委員会の方の御意見を聞かなければなりませんので,いろいろしなければならないことが多いのではないかというのが今の認識です。
【記者】
 取調べの可視化を求める議員連盟からの申し入れの中で,最高検察庁の検証チームに第三者を入れて欲しいというのがあったのですが,これについてはいかがでしょうか。
【大臣】
 議員連盟からのお話は承りました。最高検察庁の検証チームの件は,先ほども触れたかと思いますが,最高検察庁の中でいろいろと議論をしながら進めていらっしゃると思いますので,その経過を今見守っているという段階だと私は思っています。

拉致問題に関する質疑

【記者】
 拉致問題の件ですけれども,拉致被害者家族と今回初めてお会いになって,具体的にどのような点が心に残ったかという点と,それを踏まえて今後どのように拉致問題の解決を進めていきたいかということについてお願いします。
【大臣】
 一番心に残ったのは,御家族の皆様がもう高齢になられまして,1日1日だとおっしゃったのは非常に心に残りましたし,皆様の思いを痛切に感じたところです。それを受けて今のところ,こういうことになったのだという結果が出ていないのは非常に申し訳ないですけれども,精一杯取り組んでまいりたいと,そういう旨申し上げました。さらに,中井前大臣がいろいろと情報収集をされたこともありますので,今,引継を受けて間もないわけでありますが,それも精査しながら,今後も家族会の皆様といろいろと意見交換をしてまいりましょうという話もさせてもらいました。
【記者】
 中井前大臣の退任会見で,生存状況について確認されつつあるという言及があったのですけれども,それについて現在,生存が確認されている状況というのがあるのかどうか,その辺りの大臣の認識はいかがですか。
【大臣】
 それも含めて引継を受けましたので,その内容を今精査している最中で,もう少し時間をもらわないと精査できないのかなと思います。それくらい膨大な資料を引き継ぎましたので,もう少し時間をかけて精査させてもらいたいと思います。その結果は家族会の皆様ともお話し合いをしましょうということは申し上げました。
【記者】
 拉致問題で日本政府として北朝鮮に対する対応としては,御存知のとおり自民党政権下から核,ミサイルを理由とした経済制裁を進めておりまして,08年を最後に日朝実務者協議も止まったままになっております。大臣としてこうした現在の日本政府の方針についてどう思われるかと,今後,対北朝鮮について拉致問題,核問題,ミサイル問題を含めてどういった対応をしていくべきか御所見をお願いします。
【大臣】
 先日の拉致被害者家族会との話のときにもしっかりと圧力は加えていただきたいし,引き続きやっていただきたいというようなお話を承りました。現在,何も目に付くような物事が出ていないということも分かっていますので,これからいろいろと頑張っていきますというふうな話をさせてもらったところです。
【記者】
 現在の経済制裁を中心とする圧力という日本政府の方針については,大臣としても賛成の考えでよろしいでしょうか。
【大臣】
 大臣という肩書きを置いてお話させてもらえば,過去に国会の質問の中で,自民党政権に対して,当時は対話と圧力ということが基本でしたけれども,私は圧力と対話じゃないのかと言いました。答弁が一緒じゃないのかと言われたのですが,思いが違うんじゃないかという議論をしたことはあります。

官房長官との話に関する質疑

【記者】
  今朝,官房長官のところにお入りになったかと思うのですけれども,どのようなお話があったのか。今回の大阪地検の件だと思うのですけれども。
【大臣】
 違います。全然違います。
【記者】
 拉致の方のお話ですか。
【大臣】
 違います。
【記者】
 大臣の所管の件ではないということですか。
【大臣】
 そうです。

尖閣諸島における漁船衝突事件に関する質疑

【記者】
 中国の軍事区域で撮影をしたということで日本人4人が拘束されたという報道があります。見方の一つでは尖閣沖の漁船衝突事件で日本政府が船長を勾留していることに対する報復ではないのかという見方があるのですが,このことに関する大臣の受け止めをお聞かせください。
【大臣】
 今朝,読売新聞の1面に載っていましたので,こういうことが起きたのだというふうには思いました。ただ詳細がはっきりと私の方には分かっていませんので,今,事務方にお願いして正しいところを教えて欲しいというふうに言っている段階です。ですからそういった憶測とか何とかということを,現在持ち合わせているところではありません。
【記者】
 尖閣沖での漁船衝突事件に絡んで,いろいろ経済面で中国側が圧力をかけてきたりという動きが見られるのですれども,法務行政においては,例えば中国側との交流であるとか,そういった形で何か支障が出たりといったことはあるのでしょうか。
【大臣】
 新聞,テレビを見てまして,経済界の声もそれなりに理解をしているつもりですし,特に観光業の皆様が大変な痛手を被っているとか,量販店の売り上げが減りつつあるのではないかとか,いろいろなことも聞いています。また,今回総理が国連に行かれて中国側との会談が行われなかったような報道もありますし,中国との関係が今どうなっているのか,そのこともいろいろと聞かせていただいている段階です。

入管行政に関する質疑

【記者】
 今月28日,第三国定住でタイ,ビルマの国境地帯から難民の方が27人来日されます。3年間で90人というタイムスケジュールなのですが,その一方で民主党政権はもともと難民保護法制を作るということをマニフェストでも掲げていらっしゃったのですけれども,今後の難民入管行政について,法務省だけではなく関係各省も含めて大きな見直しというか取り組みも必要になってくるのではないかと思うのですが,それについて大臣の所感がありましたらお伺いしたいのですが。
【大臣】
 今の段階で私の所感を言うというのは少々控えたいと思います。おっしゃるとおり大きな問題ですし,海外と比べてあまり進んでいないということも聞いていますので,いろいろと与党とも相談をさせてもらいたいと思います。

(以上)
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