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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年10月5日(火)

 拉致担当大臣として一言お話しいたします。就任以来,拉致被害者家族の皆様やいろいろな団体とも話をしてまいりました。その中で今日,横田めぐみさんの46回目の誕生日だということもお聞きいたしました。先週,土曜日に川崎市内で行われました会合で,めぐみさんの写真も見せていただいて,拉致される一月前の写真,皆様よく御存知の報道された写真,手の組み方とか,足の並びとか,本当に似ているなと,そんな写真を見せていただきながら横田夫妻からいろいろな話を聞かせてもらいました。今日が誕生日,46歳ということでありますけれども,拉致から33年,救出ができないということを思うと,大変申し訳なく思うと同時に,何とかしなければならないという思いを強くしたところです。いろいろなところで申し上げておりますけれども,北朝鮮の状況もありますが,1日も早く安全にお帰りいただくよう最大限の努力をする,そんな思いを持ったところです。

検察審査会の議決に関する質疑

【記者】
 昨日,東京第五検察審査会が,小沢一郎元幹事長について,起訴議決を出したことが公表されましたが,それについての大臣として,あるいは同じ党員としての御所見をいただきたいのですが。
【大臣】
 法務大臣として所見を述べることは差し控えたいと思います。個人的には,正直言って,びっくりしていますし,残念だなという思いはあります。
【記者】
 起訴議決に関して,野党だけではなくて,与党からも離党勧告,あるいは議員辞職が相当ではないかという意見が上がっているようですけれども,そのことについて大臣はどのようにお考えですか。
【大臣】
 大臣としてコメントすることではないだろうと思います。
【記者】
 同じ民主党員としてはいかがですか。
【大臣】
 個人的には,一般論ですけれども,いつも言うように,御本人が考えることだと思っています。
【記者】
 検察審査会の議決について,個人的な話として,びっくりしているということと,残念に思っているとおっしゃいましたが,なぜびっくりして,なぜ残念に思ったのですか。
【大臣】
 びっくりしたというのは,いろいろありますけれども,ひとつは9月14日に議決して,なぜ公表が今日なのかなというのがびっくりした材料のひとつです。残念に思うのは,仲間からこういうことが起きたということが残念だなということです。結果的にそれが有罪か無罪かはまだ分からないわけですけれども,起訴されるということが残念だなということです。
【記者】
 起訴されるということが残念であるということは,有罪無罪という結論が出る前に,起訴された時点で,何らかの責任が小沢元幹事長本人にあるという御見解なのでしょうか。政治責任という意味でおっしゃっていらっしゃるのか,また,そこに推定無罪の原則はあてはまらないのか,その点ちょっとお聞かせください。
【大臣】
 それほど深い意味ではなくて,一報聞いたときにそういうふうに感じただけです。
【記者】
 検察審査会の在り方について,様々な批判が出ています。まず,検察審査会におけるそもそもの出発点として,今回の事案の申立人は一体だれなのか,一体どこの団体なのか,また,個人なのかも全く開示されないですし,検察審査会の中での話し合いや,その中で法律家が何らかの形でアドバイスしている内容や発言も,会議内容も一切開示されない。この議決が民意だとされ,法と証拠に基づく法治主義の裁判とはまた別個に,全く不透明なところから人が訴追されていくというプロセスが,法治国家と言えるのかという批判もあります。この点に関していかがでしょうか。情報の開示ということがあり得るのでしょうか。
【大臣】
 いろいろな御意見が出ているのも承知していまして,その御意見も承りながら,この検察審査会の成り行きを当面は見守っていきたいと思っています。
【記者】
 今回の議決が,国会審議または政局に与える影響について,どのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 どうなるか分かりません。私の立場では。
【記者】
 予算委員会等でも質問等が出ると思いますが。
【大臣】
 そのことについて,私に対する質問はないのではないかと思います。

大阪地方検察庁検事による証拠隠滅事件に関する質疑

【記者】
 大阪地検特捜部による,一連の証拠改ざん,あるいは隠ぺいが疑われる案件なのですが,大臣は,週末に別の検証の在り方を考えたいという趣旨のことをおっしゃいましたけれども,今の検証の在り方とどういう関係にあるかということと,どういうイメージをされているのか,お伺いしたいのですが。
【大臣】
 基本的に捜査を徹底してやっていただきたいということが大前提です。前田検事以外に二人が逮捕されたという報道以降,いろいろな方々から第三者委員会を作ってという話も伺っています。そのお話も聞いて,何かしなければならないと,今考え中です。何回もいいますが,徹底した捜査を,今していただきたいとそう思います。
【記者】
 佐賀前特捜部副部長が自身の取調べの可視化を要求しています。先ほど午前10時から取調べの可視化を求める議員連盟の会合がありました。そこでもこの話題が取り上げられていて,自分達が捜査をするときには可視化をしないでくれと言い,取り調べられる側になったら可視化をしてくれというのはどうかと思うという批判が出る一方で,検事が取り調べられる側になると,そのときにはやはり真剣に可視化してもらいたいという要求が出るということが検事だけに認められるべき権利ではなくて,全ての国民に認められるべきであり,とりわけ特捜事件に関しては早急に認められるべき権利ではないかという声がたくさん上がっていまして,これについては議員立法も考えられるというふうなことでした。こうしたことを受けて今回の佐賀前特捜部副部長の申し出をどのように御判断されるのか,あるいは可視化についてどういうふうに方向付けをされるのか,その点の御見解をお願いします。
【大臣】
 可視化議連がいろいろと議論されているのは承知いたしています。御意見は御意見として承っています。一般論としては皆様既に御承知のように,勉強会を開いていまして,実は昨日も勉強会を開きました。来年6月以降の出来るだけ早い段階でまとめる,そういう話も御存知のとおりでありまして,そういう方向で進むであろうと思っています。今回の件につきまして,私は検察が適切に判断をされるであろうと思います。
【記者】
 大臣が川崎市内で記者団に語った,第三者の検証機関を検討しようかという話なのですけれども,具体的にその作業,例えば過去の事例とかそういうものをブラッシュアップしてみようとか,そういった作業はもう始まっているということでよろしいのでしょうか。
【大臣】
 先週の土曜日に申し上げましたように,更に二人も逮捕されたという状況を考えた上で,いろいろな皆様からも御意見がきていまして,その御意見も承りましたので,いろいろと考えてみたいという状況でして,まだどうする,こうするということは決まっていません。ただ,そういう具体的なことを考えるべきところではないかとは思っています。
【記者】
 今回の郵便不正事件に関与した最高検察庁について,内部から責任を問われる声が出ていないということに関連して,元大阪高検検事の三井環さんが検察官適格審査会に,今回の件に関連した約9人の責任のある検事の審査の申立書を出すとともに,検事総長以下,今回の捜査にかかわった,決裁をしたという検事,この方々の責任を問う申立書を提出しています。こうしたことについて御存知かどうか,またこの件についてどのようにお考えになるのか御見解をお示しください。
【大臣】
 人事について今とやかく言うつもりは一切ありません。しっかりとした捜査をしていただきたい,これが今の全てです。検察官適格審査会,これは会としての目的は,今の質問の件と違うのではないかと思います。御存知かとは思うのですが,この審査会というのは検察官が心身の故障,職務上の非能率によって職務を行うのに適格かどうかを判断するのが目的だと思っています。審査会は,毎年行われているわけであり,今回の事案と検察官適格審査会の目的は違うのではないかと私は思っています。申し出につきましては私は知りません。
【記者】
 最高検察庁が下級庁の検事たちの捜査をしているわけですけれども,最高検察庁自らがこの事案について情報を持っていたかどうか,例えば無罪だと分かっていながら捜査を行った可能性はないのか,もしそれであれば職権濫用罪に当たるのではないかという批判も出ていますが,最高検察庁自身の責任をどうやって最高検察庁自身が調べ,自らの責任を問うことが可能なのでしょうか。その点についてお示しいただけますでしょうか。
【大臣】
 今回の捜査は最高検察庁が必死になってやっていると私は思っていますし,その捜査の行く末を信じたいと思っています。
【記者】
 それは最高検察庁が最高検察庁自身も調べているということですか。
【大臣】
 具体的内容について私がコメントすることはありません。

(以上)
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