法務大臣閣議後記者会見の概要
平成22年10月8日(金)
被疑者取調べの可視化に関する質疑
【記者】
昨日の衆議院の代表質問の総理答弁の中で,取調べの可視化の実現に向けて取組むあるいは着実に検討すると,かなり前向きな発言がありましたが,これへの受け止めと,法務省としての対応,今後よりスピード感が増すのか,そういうことについて大臣の御見解をお伺いします。
【大臣】
従来から,また千葉前法務大臣のころから申し上げているとおり,決して後ろ向きではありません。取調べの可視化の実施に向けて,いろいろな勉強会をしているのは皆様御存知のとおりですので,いろいろな事情を考えながら,来年の6月以降のできるだけ早い時期に最終報告がまとまったら,いろいろなことが進められるようになるのではないかということです。
【記者】
全面可視化を求める民主党の議員連盟が,本日,大臣に申し入れをしたいということで,可視化実現に向けた目処を今月中に示して,それが早まらなければ議員立法もという御意見のようなのですが,これに対してどのように対応されますか。
【大臣】
先日も議連の皆様が大臣室に来られまして,若干意見交換をしましたが,全面可視化というよりは,いろいろなことを考えてやっていかなければならないという御意見もありましたので,そういう御意見も伺いながらということになろうかと思います。議員連盟の方々が議員立法をというのは,それは皆様の考えですから,尊重すればよろしいのではないでしょうか。
【記者】
来年6月以降の取りまとめに向けた議論をスピードアップするとかそういったお考えというのはいかがでしょうか。
【大臣】
今のところ,そういった考えを持っているわけではありません。それと同時に岡崎国家公安委員長ともいろいろと連絡を取り合いながらやらなければなりませんので,一概に法務省だけということにはならないのではないかと思います。
大阪地方検察庁検事による証拠隠滅事件に関する質疑
【記者】
先日大臣が発表された大阪地検の事件を巡る第三者による検証機関について,そのメンバーはどういった分野から集めるかということと,規模についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
昨日の朝からずっと本会議でしっかりと議論を聞いていましたので,すぐに言われてもという感じです。また,「いろいろな人の意見を聞きます。」と記者会見で申し上げましたとおりですので,来週から予算委員会も始まりますからそれも含めていろいろな意見を聞かせてもらいたいという状況です。
【記者】
前田容疑者の勾留の満期が今度の月曜日ということですが,今のところの捜査の状況ですとか処分の検討はどのように進んでいるか教えてください。
【大臣】
以前から申し上げているとおり,捜査も検証も見守りますということですので,そういう方向でやっています。捜査内容について,今,ここでいろいろと話をするということは適当ではないと思います。
尖閣諸島における漁船衝突事件に関する質疑
【記者】
尖閣沖の漁船衝突事件の関係で,海上保安庁が撮影した衝突時のビデオを政府としては広くオープンな形では公開しないという方針を決めているようなのですけれども,これに対する考えがあればお願いします。
【大臣】
法務省としては従来どおりです。国会の要請があれば,現場が適切に考えるでしょう。
【記者】
現場というのは検察ですか。
【大臣】
当然,法律上ですから。