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法務大臣臨時記者会見の概要

平成22年10月21日(木)

 本日,検察当局において,大阪地検特捜部元部長大坪弘道と同部元副部長佐賀元明の両名を,犯人隠避の事実により公判請求したとの報告を受けました。また,本日,この両名については,前同様の事実により,公判請求に先立って懲戒免職処分に付した上,本件の一連の事態に関連して5名に対して懲戒処分等を行うとともに,三浦正晴福岡高等検察庁検事長の懲戒処分等を内閣総理大臣あてに申し出ました。今回の一連の事態によって,国民の皆様の検察に対する信頼は崩れ,今や検察の組織そのものに対する不信感が国民の間に渦巻いていると言っても過言ではありません。私は,この現状を大変厳しいものとして重く受け止めており,検察を所管する立場にある法務大臣として,このような事態に至ったことについて,国民の皆様に深くお詫びを申し上げます。また,無罪の判決が確定した村木さんに対しては,長期間にわたり多大な御負担・御労苦をおかけしたことを法務大臣である私からもお詫びしたいと存じます。本日,私から菅総理大臣に対して,本件処分等について報告しました。先ほど,参議院の法務委員会が終了した後,すぐに官邸に参りました。午後3時10分に総理にお会いさせていただきました。総理からは,「検察をめぐる今回の一連の事態は,国民の検察に対する信頼を根底から失墜させた誠に深刻な事態であり,極めて遺憾である。国民が安心して安全に暮らせる社会の実現・維持のためには,刑事司法の担い手である検察が,国民からの信頼を回復し,基本的人権を保障しつつ治安を確保するというその責務を十分に果たすことが不可欠であり,法務大臣においては,再びこのような事態を招かないように抜本的な改革案を講じ,全力で検察の信頼回復に取り組んでいただきたい」旨指示をされました。現在,最高検察庁においては,このような事態に至った原因等について検証を行っているところでありますが,本日,先ほど,私は,検事総長を呼んで,検察の再生のための徹底した検証を行い,それに基づき検察としての思い切った改革策を講じるよう,直接,指示をいたしました。また,法務省においても,私の下に設置する外部の有識者等による検討会議において,検察の在り方について,幅広い観点から抜本的な検討をすることといたしております。本日の総理からの強い指示をも踏まえ,法務・検察として,強い決意で,国民の皆様に納得していただけるような改革策を講じ,検察の再生に取り組んでまいりたいと考えております。

大阪地方検察庁元検事による証拠隠滅事件等に関する質疑

【記者】
 先ほど検事総長を大臣室にお呼びになって,伝達されました。総長を大臣室に呼ぶのは極めて異例のことだと思いますけれども,そういうことが必要だと考えられた理由及び総長の責任論についても言われておりますけれども,それについて大臣はどのように思われているかお願いします。
【大臣】
 この事態については先ほどもお話ししましたように,総理自身も深刻な事態と受け止めておりますし,私自身もそのように受け止めております。同時に先ほどまで開かれておりました参議院の法務委員会の席でも,各会派から厳しい御意見を賜りました。そういう状況を考えれば,検事総長を呼んで,私の方から指示をするのは当然のことだろうと考えた次第であります。現検事総長の責任問題についてですが,私は先ほども検事総長にも申し上げたのですけれども,検事総長が今すべき最低限の事は,しっかりとした検証をしてもらって,国民の信頼を取り戻すべく,改革策を講じることだと。しっかりやって欲しいと。最後に,皆さんの前で前にも申し上げましたけれども,正義を信じますのでしっかりやって欲しい,その旨申し上げました。
【記者】
 先ほどおっしゃいましたとおり,再発防止策の一環として法務省に検討会議を近く発足させるということですけれども,現状において,その時期及び人選,その結論,いつ頃までにとか何かお考えありますか。
【大臣】
 総理にも検討会議の件をお話しをさせていただきました。事態を考えれば,速やかに,人選を含めて何をすべきか早く検討して立ち上げろという指示もいただきましたので,私としても従来から申し上げているとおり,スピード感を持ってやっていきたいというふうに考えております。
【記者】
 大坪,佐賀両名は,事件については一貫して否認しておりまして,弁護団を通じて,人事院に,処分された場合には,不服を申し立てる旨発言されております。この時期に処分したということについては何かありますか。
【大臣】
 細かい点は担当者に聞いていただければと思います。
【記者】
 今日合わせて処分の方も発表されましたけれども,先ほど大臣おっしゃったように,村木さんに対して長期間にわたっていろいろな負担を強いたというのは,これはフロッピーの改ざん問題だけではなくて,その後の公判にも当たるわけですから,公判はフロッピーの改ざん問題を知っていて,村木さんを有罪にするために一生懸命頑張った検事もいるわけですけれども,これで処分は終わりということなのでしょうか,それともそういったほかの検事の処分も考えていらっしゃるということなのでしょうか。
【大臣】
 今回の証拠隠滅の事件,そして犯人隠避の事件に関する関係者については,必要な処分を行ったものと,そう認識をいたしております。なお,最高検による検証が行われておりますので,その結果も待ちたいと,そう思っています。ただ,この両事件については必要な処分は行ったものと,そう認識しております。
【記者】
 これで終わりということですか。
【大臣】
 2件に関して必要な処分はしたという認識でございます。
【記者】
 村木さんの事件に関してはもっとその後もあるわけですよね,大臣もまさにおっしゃったように。そのことを含めて処分をこれからされる可能性があるということはないのでしょうか。
【大臣】
 ですから,最高検の検証も待って,また考える必要があれば,考えたいと思います。

(以上)

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