法務大臣臨時記者会見の概要
平成22年10月22日(金)
今日の内容は,私の下に作ります「検察の在り方検討会議」について一言お話しをしたいということでございます。検察の在り方検討会議をどのように進めていくのかにつきましては,これまで,最高検による証拠隠滅・犯人隠避事件の捜査も見守りながら,様々な方々の御意見も聞きつつ考えてまいりたいと申し上げておりました。その結果,この度,検討会議の座長を千葉景子前法務大臣にお願いし,先ほど御了解をいただきました。御了解をいただけたということで一刻も早く皆さんにお伝えをしたいと,そういうことでございます。千葉前法務大臣は,皆さんもよく御存知だと思いますが,弁護士であり,そして国会議員としても長きにわたって活躍してこられ,法律分野の造詣も深く,更に人格,識見ともに優れている,また,私の前任者でもありまして,法務・検察の事情もよく御存知ですので,千葉さんがこの検討会議の座長に適任であると考え,実は先日,私から千葉さんの方に座長を就任願えないかというふうな話をしていたところでありますけれども,先ほど申し上げましたように,本当につい先ほど御了解をいただいたところでございます。千葉さんが大臣を辞めてからどういう発言をしているか,そういうのも私は承知しておりまして,承知した上でお願いをさせていただきました。今後,どういうふうにやっていくのかということもありますけれども,千葉座長,そして私を含めた政務三役,いろいろ相談をさせていただきながら,人選等を決定し,速やかに第1回目の検討会議を開きたいという思いでございます。
検察の在り方検討会議に関する質疑
【記者】
先日とおっしゃいましたけれども,千葉前大臣に打診をしたのはいつかということをまず教えていただきたいと思います。
【大臣】
打診をしたのは,今週月曜日です。なぜ月曜日なのかというと,先週から皆さんからも何度もお話しがありましたけれども,週末いろいろ私自身が考えさせていただきまして,機会がありましたので,千葉さんに依頼をしたということです。
【記者】
千葉さんから受諾について,どのような御発言があったか,あるいは受諾に関して何か条件とかがあったかについてお願いします。
【大臣】
条件とか,何もございません。いろいろ考えるところもあったようですが,今日はもう気持ちよくやりますと,頑張りますというお話でございました。
【記者】
第1回目を速やかにということですけれども,繰り返しになりますけれども,時期的な目処は,今月,来月というスパンで結構なのですけれどもいかがでしょうか。
【大臣】
今日座長が決まりました。これから人選を始めていかなければならないのですが,相手もいることですから,少々時間もかかるのかなと思わない訳でもないのですけれども,これは先ほど申したように,できるだけ速やかにやりたいと,そして第1回目もできるだけ早くやりたいという思いで努力をしているということです。
【記者】
会議について,「検察の在り方検討会議」というのが正式名称ということでよろしいでしょうか。
【大臣】
今までそうして使ってきましたけれども,メンバーがそろったときにこれでいいかという議論はあるかもしれません。皆さんがそれでいいよということになれば,正式になるのでしょうね。私はそういうものを立ち上げたいし,そういう名前を使ってきたということです。
【記者】
人選については,座長を含めて,今のところ座長と政務三役ということですけれども,皆さんで合議制で決めていくということでしょうか。
【大臣】
4人でいろいろ相談しながら決めていくということです。
【記者】
構成についてなのですが,学識経験者,例えば日弁連会長経験者とか,いろいろあるかと思います。その辺りどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
先ほどといっても了解をもらったのが午後3時半で,それから私は今まで各国の大使の皆さんと話をしておりましたので,いろいろ相談するのはまだこれからということになろうかと思います。多分,千葉座長もいろいろなことをこの週末お考えになるのだろうと思いますので,週明けて,いろいろ話をして,我々政務三役もいろいろな人からいろいろな話を聞くことになると思いますので,それを総合してということになろうかと思います。
【記者】
千葉さんが大臣を辞めてからの発言について,大臣は承知の上でお願いをしたということですけれども,千葉さんのどのような発言のことをおっしゃっているのでしょうか。
【大臣】
テレビや新聞で,前法務大臣がお辞めになった後コメントを発表されていますね。それを指しております。
【記者】
具体的に可視化の話と,検察の在り方ということでしょうか。それ以外にも何かありますでしょうか。
【大臣】
それも含まれています。
【記者】
今の話を踏まえると,座長になる千葉さんに対しては,大臣を辞められた後に発言された方向に沿った改革を期待されているというとらえ方でよいのでしょうか。
【大臣】
何人のメンバーになるのか分かりませんけれども,そのメンバーでいろいろと議論をしていただくわけですから,みんなの意見がまとまればそういう方向になるのだろうと思います。ただ,千葉さんの思いというのはしっかり私にも伝わりましたけれども,皆さんにも伝わっていると思うので,私は相当厳しくしっかりやるのではないか,そうでなければ国民の信頼を勝ち得るということにはならないと思いますので,しっかりとやっていただけるであろうと思っています。
【記者】
検討の過程の中では,座長候補として千葉さん以外に具体的に検討対象となった方はいらっしゃるのでしょうか。
【大臣】
それを言うのは失礼にあたるので何も言いません。
【記者】
人選ですが何人くらいのメンバーで構成しようとお考えですか。
【大臣】
さっき,千葉さんの了解を得たんです。千葉さんもいろいろとこの週末考えるでしょうし,我々政務三役も考えますし,4人で頭をつき合わせてこうしよう,こういう人が必要だということになれば結果的に何人になるかということじゃないでしょうか。
【記者】
千葉前大臣と政務三役がお会いになる日はいつごろを予定していらっしゃいますか。
【大臣】
先ほど了解を得てちょっと忙しかったので,また電話連絡し合おうということで別れました。私が忙しくて連絡を取れないときにはどうぞ副大臣でも政務官でも連絡を取ってくださいとお伝えしました。
【記者】
千葉前大臣は,事件があった際の大臣であって,大臣である職についていたときも自ら可視化とかを改革しようと思えば改革できた方であるのに,最終的には任期の間にされなかったと,そういう意味では純然たる第三者といえるのかどうかというのは疑問にも感じるところなのですけれども,改めて千葉前大臣こそが適任だという理由をもう少しお願いします。
【大臣】
事件が起きた時には我々野党でしたから,その時にはいらっしゃらなかった方です。正直言いまして,この検察の状況に対して厳しい発言をしているというのが,実は私の中での最低限の基準でした。ですから先ほどコメントしたように,何を発言しているかというのを承知した上で,それくらいの思いを持ってやっていただきたい。ここで手抜きをされたりとか,いい加減にされたら私もたまりませんので,相当厳しい考えをお持ちの方というのが私の基準です。そして先ほど触れましたように,弁護士でもあるし国会議員でもあったわけですから,いろいろなことを考えた結果,私は一番適任ではないかというふうに判断した次第です。
【記者】
千葉さんが座長になることを官邸に伝えたのであればどのような反応だったのでしょうか。
【大臣】
基本的に私が独断で決めました。相談はしておりません。結果を報告したということであります。