法務大臣閣議後記者会見の概要
平成22年10月26日(火)
検察の在り方検討会議に関する質疑
【記者】
先日発表された検察の在り方検討会議の座長に千葉景子前法務大臣を選任されたということですけれども,その直後に日弁連が第三者性について重大な懸念がある,あるいは法務省の姿勢について重大な疑問があるという会長声明を出されました。昨日の参議院予算委員会でも似たような趣旨の質問がありまして,こういった指摘は大臣が事前に想定された指摘なのですか。またそういった指摘を受けて大臣はこの在り方検討会議について,千葉前大臣に何を期待するかということを改めてお願いします。
【大臣】
第三者性という意味が私にはよく分かりません。なぜなら,今は大臣ではなく弁護士ですから。さらに前回の記者会見で検察の在り方に対して厳しい考えを持っていらっしゃる方ということの基準を言いましたけれども,千葉さんはお辞めになった後,大変厳しいことをおっしゃってたのは皆さんも御存知のとおりでございますので,しっかりとした議論で改革案を出していただけると思って選びました。
【記者】
千葉前大臣というのは,7月の参議院選挙で有権者の民意を得られなかった方ですが,そういった有権者の方に対して,今回の起用を納得するように説明するとすれば,どのようなお考えがありますでしょうか。
【大臣】
選挙は選挙ですよね。選挙に出なかった人は第三者ではないのかあるのか,私は選挙に出て負けたからどうのこうのというのは理由にはならないと思っています。
【記者】
大臣が設置される検討会議なのですけれども,具体的にはその内容を公開された方がいいと思っていらっしゃるかとか,会議の在り方について大臣がこうしたいなというお考えがあれば教えていただけますでしょうか。
【大臣】
これは検討会議の皆さんが議論してお決めになることでしょうけれども,最低限どういうテーマで議論しているとかいうことは公開なさるのではないでしょうか。全て秘密になって行われるとは私は思えないです。これはメンバーの判断でしょう。
【記者】
検討会議の人選の進捗状況及び設置の日付の発表についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
座長を発表したのが先週の金曜日ですよね。で,今日は火曜日の朝なので,今,千葉さんとも相談しながら進めています。私と政務三役,千葉座長を含めていろいろ議論をしていますし,これからもしますけれども,相手がいることですから出来るだけ早くメンバーを確定して,第1回目の会議をスタートしたいという思いは持っています。それがいつなのかと言われると,さっきも言いましたように相手の返事待ちという面もありますので。ただ昨日予算委員会で言いましたように,11月の早い段階では第1回目をやりたいという目標に向かって進むつもりです。
【記者】
人選について,座長には検察について非常に厳しい見解をお持ちの方を選ばれましたけれども,そうしますと,委員の中には検察のOBとか検察組織に非常に詳しい人も入るということで議論されているのでしょうか。そのあたりの人選についての基本的な考え方というのはどういう形なのでしょうか。
【大臣】
今回の対象は検察全般にわたる議論をしてもらうつもりなんです。そうしますとそれについて関係のある方々にはお願いをしたいと思っています。国会の中でも特捜を可視化するべきだとか,いろいろな話が出ましたので,その辺のことも議論の遡上に上りますので,そうした場合には,それに関係する皆さんにもお願いをすることにはなるんだろうと思います。
検察庁の定例記者会見に関する質疑
【記者】
検察庁の定例記者会見は録音も撮影も禁止ということで,一切情報が外に漏れないという状態になっているのですが,しかも議事録も公開されないということで,一切国民の目に何がされているのか分からない状態にあるのですけれども,これを大臣の方から議事録くらいは出しなさいとか,撮影や録音くらいは認めなさいというような指導をされるということは今後あり得るのでしょうか。
【大臣】
それは検察が適切に判断されるでしょう。
鳩山前総理大臣に関する質疑
【記者】
鳩山前総理大臣が政界引退を明言していましたが,事実上撤回する発言をベトナムでしております。2009年に政権交代した際には,鳩山前首相は先頭に立って民主党政権を実現したわけですけれども,そういう状況なので鳩山さんに対する批判というのは民主党に対する批判にもつながりかねないということで,批判的な意見も出ていますけれども,大臣としてはどのようにとらえていらっしゃいますか。
【大臣】
まだ,マスコミからの報道でしかそういう話をしたというのは知らないので,お帰りになって会う機会があれば話してみようかなと,そんな思いです。
【記者】
話してみて,どんなことを述べようかという考えはありますか。
【大臣】
どんなことをおっしゃったのって話はしてみようかなと,会う機会があるかどうかは分かりませんけれども。