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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成22年10月29日(金)

尖閣諸島における漁船衝突事件に関する質疑

【記者】
 尖閣諸島の漁船衝突事件のビデオを先日国会に提出されましたけれども,官房長官は公開の方法について,捜査中であることなどを理由に慎重にすべきだという考え方を示されました。大臣は,ビデオの公開の在り方,範囲についてはどのようにお考えですか。
【大臣】
 国会の方でも答弁していますけれども,検察としての考え,そして海保としての考え,これを要望として国会にお伝えをしましたので,その要望を基にして国会が判断されるだろうと思っています。

拉致問題に関する質疑

【記者】
 拉致問題の関係で,昨日の知事会の面会の後に人権侵害の類型に拉致を入れていくというような大臣のお考えが披露されたのですが,これをもう少し具体的に,例えば白書に載せるとか,そういう考えはありますでしょうか。
【大臣】
 前政権のときにも入れようということで,検討はされたというふうに聞いています。政権が代わりまして,そのことも要望がありまして,いろいろ検討した結果,入れさせていただく方向で進めようということで,今やっています。
【記者】
 具体的には,政府認定の方の数を入れるということですか。
【大臣】
 そういうことではなくて,テーマの1つとして拉致を入れると。テーマがいくつかありますよね。その中に拉致がなかったので,これを入れる方向で進めましょうということです。

検察の在り方検討会議に関する質疑

【記者】
 検察の在り方検討会議について,今月も月末になりますけれども,人選の進み具合はどのようになっていますか。
【大臣】
 国会でも答弁していますように,私の方が時間がなかったので,申し訳なかったのですが,千葉座長,そして副大臣,政務官ともいろいろ協議をしています。大方,だんだん進みつつあるので,その皆さんにお声かけして,御了解を得て,できるだけ早い段階とは思っていますが,相手もあることなので,できるだけ早く第1回目を開会したいと,そんな思いで今進めています。
【記者】
 人選そのものは,今日中に発表できるような段取りになっていますか,それとももう少し時間がかかりそうですか。
【大臣】
 なかなか大きな課題ということもあって,精力的に審議をしてもらうことになるので,相手方の日程もあるでしょうし,御本人が判断されるのでしょうけれども,人によっては忙しい日程だったらということもあるかもしれませんし,それを受けて,これからだんだん煮詰めます。

死刑制度に関する質疑

【記者】
 裁判員裁判で初の死刑求刑事件がありまして,週明けに判決ということなのですけれども,市民が死刑に当たるかどうかを判断するうえで,これまで刑場の公開はありましたけれども,死刑確定者の処遇など更に情報公開を進めるべきだという意見もあるようなのですが,この辺りどのような材料を得て判断することが望ましいとお考えでしょうか。
【大臣】
 情報公開というと,どういうのをイメージすればいいのだろうかと思うのですが。
【記者】
 例えば執行の順序はどうなっているかとか,日常の処遇がどうなのかという,そういうところのイメージが出来ないのではないかというような意見があるのですが。
【大臣】
 死刑の制度についていろいろ議論をしていますので,その中でも考えてみます。
【記者】
 死刑の在り方についての勉強会の進捗状況はいかがでしょうか。
【大臣】
 今,政務三役が代わりまして,まだ開いていませんけれども,他の案件があまりにも忙しすぎて,と言うと言い訳に聞こえるかも知れませんが,出来るだけ速やかにやろうということで三役で話しています。

資産公開に関する質疑

【記者】
 閣僚の資産が一通り公開されましたけれども,大臣御自身の資産について,どのようにお考えですか。多いとか少ないとか。
【大臣】
 ここ数年ほとんど変化がないんじゃないかな。多いか少ないか,これは自分のことですから,他の人と比べようもありません。
【記者】
 国務大臣になったら資産が公開されるという現在の仕組みについて,大臣は合理的と考えるか,それともプライバシーの関係もあるので考え直すべきと考えるのか,そのあたりはどのように考えていますか。
【大臣】
 私は個人的にここまでやる必要があるのかなという疑問は持っています。資産公開をする趣旨は,チェックをするためですよね。過去,やましいこともないし,隠したこともないので,なぜここまで,特に言うと,家族の分まで出す必要があるのだろうかと,私自身は疑問を持っています。
【記者】
 制度の在り方自体見直すべきだというふうにお考えなのでしょうか。
【大臣】
 これを言うとあれって言われるかもしれませんが,無い人の立場から言うと恥ずかしいというのもあります。他の人と比べてどうですかという質問が来るくらいですから,なぜここまで言わせるんだという気持ちはあります。
【記者】
 一方で,例えば同居親族分しか公開されないんじゃないかとか,第三者がチェックする仕組みがないのではといったような,制度そのものに対する疑問も出てきていますが,いかがでしょうか。
【大臣】
 私はやましいことをしたことがないので,公開する必要がないのではないかというスタンスです。

(以上)
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