法務大臣臨時記者会見の概要
平成22年11月4日(木)
検察の在り方検討会議に関する質疑
【記者】
検討会議が発足した日付についてお聞きしたいのですが。
【大臣】
今日は皆さんに発表をしました。第1回目が11月10日ということになりますので,立ち上がりは11月10日になるのではないかと思っています。
【記者】
10日に発足するということですか。
【大臣】
私はそう思っています。
【記者】
今回のメンバーを見ると,ジャーナリストの方とか元検察官とかで,検察に批判的なメンバーが入っていますが,それを含め人選のポイントをお願いします。
【大臣】
今回の大阪地検特捜部の事件を受けまして,国民の検察に対する信頼は地に墜ちたと,一刻も早く国民の信頼を回復しなければならないと,そのためには厳しい御意見をお持ちの方々にお入りいただくことが私は適当だろうと思いますし,同時に検察のことをよく知っている方にもお入りいただきたいし,裁判についてもいろいろなことにも及ぶだろうと思いますので,裁判官の経験者にもお願いしたいし,警察のこともよく熟知した人にも入っていただきたいと思いました。それと同時に組織についてどうあるべきかという議論もなされると思いますので,民間からではありますが,ガバナンスとかコンプライアンスとか,そういったことを専門にやってこられた方々にも御参加いただくようにいたしました。同時に国民の声というのもありますので,マスコミ関係者といいますか,ジャーナリストの皆さんにも,普通だったらこんなにたくさん入れるのがどうかという疑問もわくかもしれませんが,私は国民の声は大切だと思っていますので,それなりの数の人に御参加いただくようにお願いをいたしました。
【記者】
今後の会議の開催ペースと,提言を出す目標としている目安をお願いします。
【大臣】
第1回目の会議の際に,皆様からいろいろな意見を聞く必要があるかと思います。ただ,先ほども触れましたように,一刻の猶予もありませんので,スピード感を持って進めていただきたいというのが私の思いであります。同時に最高検の検証も12月中には出ると聞いていますので,このことも参考にしながら進めていただきたいと思っております。ただ,最終的にということになりますと,皆さんのいろいろな意見も聞いていかなければなりませんし,必要なことは全てするというふうに私は考えていますので,時期というのは分かりません。ただスピード感を持ってやってもらいたいと思っています。
【記者】
発足したか否かということなのですけれども,大臣が今もおっしゃいましたが,スピード感を持ってやっていきたいということで,メンバーを固めてとりあえず形,発足は今日させたいという趣旨かと思ったのですが,そうではないですか。
【大臣】
発足をどういうふうに捉えるかだと思います。メインはメンバーの皆さんにどういう改革策を出していただくか,メンバーの皆さんからみると第1回目が発足になるのかなと,どうなのかなと思っているのですが,私は今回の検討会議のメインはメンバーの皆さんだと思っていますから,1回目の会議のときで結構ではないかと私は思っています。
【記者】
検察改革のための提言をいただきたいというふうにおっしゃっていましたが,もう少し具体的に,例えばどういったポイントで,捜査手法であるとか,いろいろあると思うのですけれども,どの点に期待されているのでしょうか。
【大臣】
具体的な項目については,メンバーの皆さんがいろいろな考えを持って集まっていただけると思っていますので,メンバーの皆さんの自主性にお願いをしたいと思っています。ただ,国会の審議等,いろいろな御提言もありましたので,その辺も含めていろいろ議論されるだろうと私は思っています。これはしてはらならないとか,そういう思いは持たずに何でも議論して欲しいと思っています。
【記者】
提言のまとめなのですけれども,これは今後,一定の結論というものを出すのか,それとも場合によっては,こういう意見が出たという両論併記のような形で議論の結果を出すこともありえるのか,そのあたり大臣は現時点でどういうふうに思っていらっしゃいますか。
【大臣】
項目によっては結論が出るものもあるかも分かりませんし,両論併記になるかも分かりませんが,あくまでもこのメンバーの皆さんが議論をして結果を出すものだと,私はそう思っています。
【記者】
個別の項目はこれからということなのですが,例えば取調べの可視化というのは問題になるのかなと推測されるのですが,この会議の結論と,法務省の省内の可視化の勉強会や警察庁の可視化研究会,その辺との整合性はどういうふうになっていくのでしょうか。
【大臣】
全般的な取調べの可視化について言いますと,これは今まで申し上げたとおりになります。ただ,今回の大阪地検特捜部のことを受けて,特捜の可視化については,国会の中でも私は答弁をしましたように,いろいろと御議論をしていただけるものだと,そういうふうに思っております。
【記者】
現検事総長の責任については,これも今回の検討会議の中で議論の対象にはなってくると思いますか。
【大臣】
私はここでどうのこうの言うつもりはありません。ただ,しっかりとした最高検における検証はしていただきたいということは,国会の中では申し上げてきました。
【記者】
個別の委員の人選過程ですけれども,弁護士の石田先生はかつて仙谷官房長官と同じ事務所に所属されていまして,先月,仙谷官房長官は名誉毀損訴訟を起こされていまして,それの代理人も務めているのですが,その辺は選考にあたって何か考慮されたかという点と,政権なり何なりという立場からの中立性の観点から,何か問題があるのかないのか御見解があればお願いします。
【大臣】
仙谷官房長官と過去にいろいろと仕事をしたということは,後で聞きましたけれども,それは選考基準には入っていません。今回の代理人についても選考の中の条件には入っていません。あくまでも先ほど申しましたように,座長と政務三役含めていろいろ議論した結果,この弁護士はなかなか検察に対しても厳しい御意見を持っているし,いろいろな見識もあるということで決めさせていただきました。
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