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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成23年 > 江田新法務大臣官邸記者会見の概要

江田新法務大臣官邸記者会見の概要

平成23年1月14日(金)

大臣あいさつ

 この度,法務大臣に就任をいたしました江田五月です。どうぞよろしくお願いいたします。法務省は,法秩序の維持と国民の権利擁護を主たる任務とする役所でございまして,これはまさに,国民生活の基盤というべき重い役割でございます。そのため,法務行政に取組むに当っては常に国民の目線に立って,国民の声に虚心坦懐に耳を傾けることが必要だと思っております。また,法は単に厳格なだけではなくて,温かい血の通ったものでもあります。法の優しさも同時に追求してまいりたいと思っております。今朝から,おめでとうございますと言われまして,その都度,いや,めでたくないんだとこう言い返しておりましたが,今申し上げたような姿勢で力の限り法務行政の諸課題を着実に前進させ,おめでとうと言われたら素直に喜べるように,なるべく早い時期にそういう日を迎えたいと思っています。法務大臣の就任に当って,菅首相から特に6点の重要課題について御指示を受けております。その内容は,それぞれ一言で言えば,1が司法制度改革の推進,2が検察の改革,3が人権が保障され安心して暮らせる社会の実現,4がハーグ条約への加盟についての検討,5が行政事件訴訟法の改正後の検証,あるいは検討,そして6が会社法制の整備についての検討です。いずれも重要なテーマであり,関係大臣等とも協力しつつ,鋭意取り組んでまいります。その他にも,法務省においては数多くの重要な課題がありまして,私はこれまでの法務大臣の取組みを引き継ぎつつ,これらの課題をさらに前進させてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

検察改革に関する質疑

【記者】
 検察改革が目下の課題だと思いますが,改めて,それに向けて大臣の決意をお願いします。
【大臣】
 検察というのは,社会正義を最も守る役所として,これまでも様々な事件のときに国民からよくやったとこういう信頼を得ていたんですが,先日来のあの大阪での事件ですとか,検察の信頼が大きく揺らぐそういう事件が起きているのは確かで,これはやはりしっかりと信頼の回復のために検察改革をしなきゃいけないと思っています。検察の在り方検討会議というものができて,また,最高検でもいろんな検証結果報告をされて,今,鋭意検討を進めているところなので,私もこの皆さんの努力を更に期待をしながら,信頼の回復のために全力を挙げていきたいと思っております。

政権運営に関する質疑

【記者】
 江田さんは法務大臣というだけではなくて,菅さんの盟友として菅内閣を支えるという立場でも入閣されたと思うのですが,率直に言ってこれまでの内閣支持率の低迷等,菅さんの政権運営のどこがまずくて,どうやって改善していくべきだとお考えですか。あと,菅さんは,小沢さんの政倫審出席で御苦労されていますけれど,小沢さんにはどういう態度で臨むか,その二点についてお願いします。
【大臣】
 菅さんとは,もう33年来の盟友です。若い皆さんは,あるいは御存知ないかもしれませんが,私は二世議員で,父が新しい政治を作っていこうと,政権交代のある民主主義を作らなきゃいかんと言って,新たに一歩を踏み出して,すぐに亡くなった。実はそれが私の誕生日だったものですから,私も裁判官をやっていたのを辞表を出して,父のその亡骸の横で菅さんと握手をして,一緒にやろうやと,そうして今日までやってきましたから,菅さんのことは,よく分かっている。長所も短所も含めてよく分かっているつもりですし,しかも菅さんというのは,もちろん二世なんかでは全くない。普通のサラリーマンの転勤族の息子が,よしと志を立てて,世の中のために自分が何か役に立つかと,こう思って努力して総理にまでなっているわけですから,私はやっぱり,日本の若者のためにも,菅さんがしっかりとした成果をあげて,政権交代の実をあげるということは本当に大切なことだと思っておりまして,そんな思いで,今回,議長までやったのがなにをという声があることはよく分かっているんですが,あえてこの立場を引き受けました。昨年の参議院選挙で逆転ということになりまして,菅さんと,やっぱり国会というのは結果を出さなければいけない,合意を作らなければいけない,そういう国家機関だから,ここは野党の皆さんの理解を得るために,どんなに悔しい思いをしても忍の一字で行こうと,こう言ってやってきたんですが,それが多くの国民の皆さんに菅さんらしさがないんじゃないかといって支持率が下がる一番の大きな要因になったと思うんですね。ですから,年末から年始にかけて,菅さんひとつ,ここは忍の一字はもうそろそろやめるときだ,そうじゃなくて菅さんらしさを取り戻して,もう自分の我を通させてもらおうと,そのことによって,国民の皆さんに,おお菅さんらしさが戻ってきたぞ,こういってやっていけば,それは自ずと捨てる神あれば拾う神ありということで,前を向いて朗らかにやっていこうという,そんな話をしまして,おそらく多くの皆さん,国民の皆さんも,年が明けて菅さんの表情が随分変わったとこう思っておられると思うんですね。必ずそういう姿勢でやっていけば,道は開けると思っております。小沢さんの質問ですが,政治と金の問題というのは,これまで日本政治の宿弊だったと思うんですね。政治と金の問題というのは,自民党の専売特許じゃなくて民主党にもあった。これはしかし,もう次の世代には引き継がないと,これが菅首相の今の固い決意で,私もこれを支持していきたいと思います。

死刑制度に関する質疑

【記者】
 法務大臣という役職は,死刑執行ということが避けて通れないかと思うんですけれども,現時点での大臣の基本的なお考えをお聞かせください。
【大臣】
 私自身は,死刑という刑罰は,いろんな欠陥を抱えた刑罰だと思っています。しかし,刑法の法定刑に死刑があり,裁判でこれを選択してそれが確定することもあるし。そして刑事訴訟法では,死刑だけなんですね,その他の確定した裁判の執行は,民事はこれは裁判所がやる,刑事は検察官が執行指揮をするんですが,死刑だけは法務大臣の執行指揮ということになっているので,これはどういう意味があるのかと,その規定にですね,これをしっかりと考えていきたいし,また,千葉元法務大臣が大変な決断をして,そして後に重い宿題をこの勉強会に残されていますので,そうしたものの推移をしっかり見つめて考えていきたいと思います。

(以上)
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