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大臣就任に当たっての江田法務大臣訓示

平成23年1月17日(月)

 この度,法務大臣に就任いたしました江田五月です。どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。

 私たちの社会はジャングルのルール,つまり強者が弱者を食い物にする社会であってはなりません。人は皆,法の下では平等で,誰もが人間として個人として尊重される,法の支配の行き渡った社会が国民生活の最低限の基盤であり,そのため法務省は法秩序の維持と国民の権利の擁護を主たる任務として働くのです。これを肝に銘じていただきたい。そして,言うまでもなく,その適正,円滑な遂行のためには,国民の皆さんの信頼が大事,必要不可欠です。ところが昨年の大阪地検特捜部の一連の事件により,法務,検察に対する国民からの信頼は著しく損なわれたと言わざるを得ません。その信頼を回復するため,これまで省を挙げて取り組み,最高検の検証報告書も出され,検察の在り方検討会議の議論も進んでいます。私はこの際,断固とした決意で検察の改革を進め,必ず信頼を取り戻してまいります。そして皆さんには,このようなときだからこそ,愚直に仕事をしていただきたい。つまり法令や服務規律を遵守しつつ,常に国民の目線に立ち,法務行政をしっかりと前進させるという,これを肝に銘じてもらいたい。また,法は単に厳格なだけではなく,温かい血の通ったものでもあります。法の優しさも同時に追求していくということにも留意してもらいたいと思います。

 さて,新政権になり政治主導の行政を進めているところですが,政治主導とは,決して政治家の恣意が法に優先することではありません。法に従って仕事をする事務方の皆さんが萎縮したり,政治に丸投げすることがあってはなりません。政治主導とは,政務三役と事務方がそれぞれ適切な役割分担のもと,緊密な情報共有,意思疎通を図りながら国家,国民のために取り組んでいくことであります。ですから皆さんには,政務三役に対して情報の提供あるいは提案,これを十分に行いながら積極的に政務三役と意見交換を行ってもらいたいと思っております。そして各政策課題について,国民のためにあるべき方向を見いだし,政務三役と一丸となってそれを前進させてまいりましょう。

 法務行政における課題は多岐に渡りますが皆さんと共に全力で取り組み,法務大臣としての職責を果たしてまいる所存です。私は元々裁判所の出身で皆さんのいわば隣を本籍地としております。法務省に入ると古巣に帰ったような気がします。是非皆さん御一緒に良い仕事をしましょう。どうかよろしくお願いをいたします。以上を持ちまして私の訓示といたします。

(以上)

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