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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成23年2月8日(火)

死刑確定者に関する質疑

【記者】
 週末,元連合赤軍最高幹部の永田洋子死刑囚が拘置所で死亡しましたけれども,これについての御所感があれば伺いたいのと,これも含めて,最近,死刑囚の死亡というのが相次いでいますが,かねてから大臣は死刑についてよく考えてみたいとおっしゃっていますが,これを受けて改めて考えていることとか感じていることがありましたら教えてください。
【大臣】
 連合赤軍事件というのは私が裁判官になってすぐの事件でした。当時の大変凄惨な事件を思い出します。午後10時過ぎに死亡したということですが,秘書官から午後11時半ころでしたかね,第一報があって,それから追っかけて検視を行うというメールが零時過ぎに届いて,朝の5時半ころでしたかね,午前6時に公表するというメールがあって,いつ知ったか,大臣たるものそんなに時間がかかってどうするのだと皆さんから怒られてもいけませんが,午前6時前には秘書官に公表について了解しましたというメールを打ち返しまして,全く夜もゆっくり寝られないなという感じでございますが,しかしやっぱり時代の変化というものをつくづく感じています。死刑囚であれ,やはり一人の命ですから改めて冥福を祈りたいと思っております。死刑囚の死亡が続いているということですが,やはり人間寿命で死ぬのだなということを,当たり前のことですが,改めて痛感をしております。死刑囚なのだから,病気などで亡くなる以前になぜ執行しないかという声が来るのかなと,そこまで世の中殺伐としてはいないのではないのかなと,そんな思いで静かに迎えているところでございます。

被疑者取調べの可視化に関する質疑

【記者】
 昨日,取調べの録音録画の施設を東京地検で御覧になったかと思うのですけれども,その感想と,それを受けて改めて可視化についてのお考えをお尋ねいたします。
【大臣】
 感想といっても特にありません。大体あんなものだろうなということは分かっておりました。諸外国の施設もあんな程度なのか,もうちょっと簡便にやる方法はないのかなと,おそらくいろいろ知恵を絞って,最高の設備を取り付けているのではないかなという気はしますが,ああいうものであればちゃんと録音録画できるという感じは持ちました。

保護司に関する質疑

【記者】
 保護司さんの家が少年によって全焼させられたという事件を受けて,この間,副大臣がお話になったのですが,物的損害を受けた場合の補償の在り方について検討したいというお話でしたが,具体的にどういう枠組みというかシステムを考えられているかということについての御見解をお願いします。
【大臣】
 保護司さん自身が怪我をしたとかという場合,人的損害がある場合には,これは一定の補償の枠組みがございますが,保護司さんの物的な損害とか,あるいは保護観察に起因して第三者が損害を受けたとかという場合の補償の仕組みがないのですね。しかし,保護司さんには大変な御苦労をお願いしているわけですし,頭から対象者と接していると必ず被害が及ぶというふうに対象者のことを初めから不信感で見ては保護観察というもの自体が成り立たないので,心を開いて,信頼していただけることが一番だと思いますが,しかし客観的にはいろんなことが起きる状況にあるというのは事実でして,そこで何か被害の補償の仕組みができないかなと,立法的解決もあるのですが,立法的解決まで至らなくても,何か言ってみれば保険のような仕組みが考えられないかなということで,しかし保護司さんに保険料を払ってくれとはいきませんから,その分を国のほうで支弁をしてと,そんなスキームが検討されようとしているところです。
【記者】
 導入の目処としてはどれくらいでしょうか。
【大臣】
 なるべく早くと思っていますが,これは時期を区切ってということにはなっていません。そんなに,そう難しいスキームではないと思いますけれどもね。

愛知県知事等選挙に関する質疑

【記者】
 週末の愛知の選挙でトリプル負けということになりました。昨日,大臣のメルマガにも書いていらっしゃいましたけれども,改めて御所感をお願いします。
【大臣】
 私は御園さんも石田さんも応援に行きました。石田さんは大変に乗った街頭演説をしていましたし,御園さんはちょっと硬いかなと思いましたが,御家族が大変元気で盛り上げていて,良い選挙を行っていたと思いますが,結果はああいうことで惨敗としか言いようがありません。愛知,あるいは名古屋の特殊事情とか,河村流とかいろいろあると思うんですが,それらのことを言うよりも,やはり我々として反省をしなければならん部分がある。政権,そして与党としての反省もありますが,もっと大きなことは,括弧付きですけれども,「地方からの反乱」という部分で,国政に対して国民がいろいろな思い,思いというのは良い思いではなくて,批判の思いを持っているということが如実に現れている。国政のほうがこんなに,まあ与党としての反省もありますが,私はやはり与野党の論戦というのがあまりにもとげとげしくなってしまって,そして,これは与党なり政府なりは精一杯,それでも礼を尽くしているつもりですが,しかし論戦自体は実りの少ない議論で,国会が結論を出せていないというようなことがあり,政権交代以後,国民の気持ちが分かっているのかというような一般の有権者の皆さんの思いがあって,それが地方自治体の投票行動のときに,地方の反乱の旗を掲げた勢力にばっと票が集まるという結果になっているのだろうと,やはり国政運営はこれでいいのかという反省はしなければいけないんだろうと思っております。自民党のほうは崩壊現象で,民主党のほうは愛知は結構しっかりしている,しかしやっぱりまだ政党が未成立,未成熟というところがあって,そこへ地方の皆さんが批判の声を上げたということで,ある意味で我々はしっかりしなければいけないということだと思います。それと,地方政党が国政を変えようという気持ちも多分あるんだろうと思いますが,なかなか新党で国政を変えるというのは,私も三十何年経ってやっと政権交代まで来たので,新党運動というのは大変ですよということは是非申し上げたいという気もしますが,これは余計なことですね。

(以上)

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