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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成23年6月28日(火)

 今日は午前9時から閣議と閣僚懇談会がございました。昨夜,環境省のほうで就任会見いたしました。私は二足のわらじで,法務大臣と環境大臣の二役でということでございましたが,両省とも閣議・閣僚懇談会では特にテーマはございません。ちょっと,ここへ来るのが遅れましたが,今日は実は前々からの予定で,東ティモールの新しい大使とマラウイの新しい大使の信任状捧呈式待立をしておりまして,遅れました。皆さん御承知のとおり,震災後そうした様々な行事が延期になっていて,この時期に重なっておりまして,しかも法務省と環境省と両方重なるということで,これから勲章の伝達式など結構あれこれ立て込んでおります。

閣僚人事に関する質疑について

【記者】
 改めてなんですけれども,環境省と兼務なされるということについての,大臣の所感と受け止めを伺いたいということと,法務省では検察改革等,課題が山積みですが,それらに今後どういうふうに当たっていくかということを改めてお聞きできますでしょうか。
【大臣】
 昨日,環境大臣の就任会見でも申し上げましたが,もちろん,心浮き立つというような状況ではありません。今,政治状況もなかなか大変なときに,しかも法務行政も環境行政も,共に大きな課題を抱えているという状況の中で兼務ということですから,それぞれ一つずつでも大変なところです。しかし,いろんな状況から兼務という判断になったのだと思いますので,これを菅総理大臣,そして菅内閣をしっかりと支えるために,微力ですが,両方の行政担当責任者として頑張っていきたいと思っているところでございます。法務省については,捜査の可視化のこととか,それから法曹養成であるとか,様々な課題が登山でいうと,ますます上り坂が厳しくなってきているというところでございますが,これも全力を尽くしていきたいと思います。1日24時間しかありませんが,1日30時間あるつもりで頑張っていきたいと思います。
【記者】
 昨日の人事を断行したことによって,民主党の執行部にも事前に知らされていなかったとか,あるいは自民党議員から政務官に引き抜きをしたということで,民主党の執行部との関係が非常に悪化しているとされています。そういった状況で正に四面楚歌に近い状況ですけれども,党執行部との関係を今後改善していくにはどういうことをすべきかということと,大臣御自身がそうした菅総理をどういった形でサポートされていくつもりかということをお願いします。
【大臣】
 正に御質問の中にもありましたとおり,「されている」ということで,どの程度,どういう関係になっているかというのは,私は直接自分で話をしたり伺ったりしているわけではないので,よく知りません。知りませんが,いずれにしても,今,政治状況が大変な状態になっていることは確かで,私としてはとにかく自分が今与えられた法務行政と環境行政,これをしっかりやることに尽きるのだと思っております。そのほかにも更に特命で,政府と党の環境調整をと言われても,これ以上兼務はなかなかできませんので,大いに皆の理解も得ながら,与党の方もそうですが,野党の方もみんなの理解を得ながら,菅総理も昨日,三つの課題を述べられたということなので,そうした課題が早期に達成できるよう頑張っていきたいと思っております。
【記者】
 繰り返しで申し訳ありませんけど,兼務をなさった最大の理由というのをもう一度教えていただきたいのですけど。
【大臣】
 菅総理大臣の要請だからです。
【記者】
 その要請があったときに逡巡なさったり,悩まれたりもした上での決断だったのでしょうか。
【大臣】
 悩むも悩まないもそれはないので,長い長い本当に長い盟友の菅内閣総理大臣が今大変な困難な中を政局運営をやっているんですよ。いろいろ言われるそれを全部分かっているとは思いますが,それでもテーブルをひっくり返すような辞め方をするわけにもいかないので,ここは若い世代にしっかりと責任を引き継いでいきたいという,その菅さんがここのところ一つ力を貸してくれと言う以上は,これはもう良いも悪いもないということです。

原発政策に関する質疑について

【記者】
 政治の関係の話なんですけど,今のお話でもあったように焼却灰に放射性物質が入っていると,ちょっと前では考えられないような話題が今当たり前のようになされていると,こういう状況の中で今回の人事がありましたよね。これは明らかに原発政策をどうしていくかということも考えた布陣じゃないかと思っているのですが,今後の菅政権の在り方として,原発政策を続けていくのか,脱原発の方向に舵を切っていくのか,大きな政治の流れとして大臣はどうお考えでしょうか。
【大臣】
 昨日の就任会見でも申し上げたので,簡単にしたいと思いますが,人類の文明の程度が一体どういう状況かと,復興構想会議を梅原さんにお願いしたときに,梅原さんが今回の事態というのは文明災だとおっしゃいました。サイというのはもちろんお祭りのサイじゃなくて,天災,人災という災害のサイですよね。文明というものが引き起こしている災害で,これは現代に生きる哲学者としても必死になってこれの解決のために取り組まなくてはいかんということを言われたというのですが,そのような私の昨日の紹介した例でいえば,イギリスの物理学者サー・オリバー・ロッジの水素の原子核から取り出すエネルギーが本当に人類の幸福につながるかどうか,核融合の話ではありますが,基本的には同じです。それはそのときの人類の文明の程度によるんだと,私どもはそうしたことを真剣に考えながら原子力エネルギーとの関わり方を考えていかなくてはいけない。そういったことを考えずに,とにかく原子力エネルギーというのは夢の魔法のいかなる困難も全部解いてしまう呪文のようなものだというわけにはいかないと。こういう事態に直面しているのだろうと思います。

(以上)
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