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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成23年7月29日(金)

 おはようございます。今日は午前8時15分から閣議がございました。閣僚懇談会もございましたが,法務,環境,両省とも特に御報告するようなことはありません。

出国確認留保該当者の見落としに関する質疑について

【記者】
 昨日,入国管理局から発表があり,指名手配犯である外国人4人が出国審査をくぐり抜けて逃亡していたということが明らかになったのですが,このことについて大臣の御見解をお願いします。
【大臣】
 これは誠に遺憾なことです。法律上も留め置くということになっているわけですが,見逃してしまったということで,そういうことのないように,しっかり対応するように指示をしたところです。
【記者】
 去年以前も,複数人が逃亡していたというふうに言われているのですけれども,これまで全く公表されてこなかったのですが,今後また同様の事案が発覚した場合に,きちんと公表されるおつもりがあるのかどうかというのをお聞きしたいのですが。
【大臣】
 見逃してしまったわけで,したがって私どもが分かってなかったのですよね。見逃したのですから。だから,分かってないことは公表も何もしようがないので,皆さんの方で,いろいろなチャンネルからそういう事態を把握をされれば,それはそのことを確認して,確認できれば公表いたします。

死刑の執行に関する質疑について

【記者】
 昨日で死刑の最後の執行から1年を迎えたのですけれども,そのことについての大臣の所感をお聞きしたいのと,それから昨日の新聞で当面死刑については執行を命じないというような記事が出ましたけれども,それについて改めてお考えをお聞きしたい。
【大臣】
 千葉元法務大臣が死刑を執行されたのが最後で,それからちょうど1年ということになりました。私が本年1月に就任して以来,まだ執行はしていないのですが,最後に死刑が執行されてから法務大臣が,1人,2人,3人目ということになりますかね。ちょっと代替わりが多かったので,あっという間に1年ということになったと思いますが,1年経ったということ自体に特別の意味があるとは思っておりません。私としては,就任のときに申し上げたように死刑というのは悩ましい性格を持った刑罰なので,しっかり勉強していきたいということを申し上げているわけで,執行しないというように報道されましたが,そういうことを言っているのではなくて,今,悩ましい状況にしっかり悩みながら勉強をしている最中で,悩んでいるときに,はい,執行ということには,なかなか私の気持ちとしてはならないということを申し上げただけでございます。
【記者】
 死刑の在り方についての勉強会開催中にはないという理解でよろしいでしょうか。
【大臣】
 いや,それはちょっと違うのではないでしょうか。勉強会は,これは勉強するということで,勉強をしている間に執行はないというような,何か一律のそういう決め方をして,よって執行しないという論理を組み立てているわけではありません。
【記者】
 法務省が行っている死刑の在り方についての勉強会についてなのですけれども,これはある意味,千葉元大臣のときに大臣が残していったものだと思うのですが,今後どうやって継続していくかとか,それから,議論の着地点について大臣としてどのように見てらっしゃるのでしょうか。あるいはどういうふうにしていきたいと思っているのでしょうか。
【大臣】
 千葉さんが大変な決断で執行されて,執行すること自体もありますが,同時にその執行を契機にして,死刑について国民的な議論も是非起こしていきたいということで,部分的ですが刑場の公開をしたりとか,というのと併せて今の勉強会を残しておられるので,これはしっかり千葉さんの思いも受けて勉強を進めていきたいと思っています。今,識者の皆さんのお考えを聞かせていただいたりはしたのですが,まだまだ私としては,私の心に強く響く,そういうところまで勉強ができたなという感じは,まだ持っておりません。
 国会の中に,死刑を考える議員連盟がございますので,この議員連盟の皆さん方は,重無期刑の設定とか,当分の間の死刑の執行の停止とか,国会の中への調査会の設置というような,法案の準備もされているので,いろいろなこうした動きについても近々御意見を伺おうと思っています。着地点とかというのを決めて勉強しているわけではございませんし,また,いつごろまでという目処をつけてやっているわけでもありません。
(以上)
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