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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成23年 > 平岡新法務大臣官邸記者会見の概要

平岡新法務大臣官邸記者会見の概要

平成23年9月2日(金)

 この度,法務大臣に就任いたしました平岡秀夫でございます。どうかよろしくお願いいたします。法務省は,法秩序の維持と国民の権利利益の擁護を任務としており,国民が安心して生活することができるよう,社会の法的基盤を整えることが,その大きな役割であると思っております。ある意味では大変地味な役所であろうかと思いますけれども,なくてはならない重要な役割を担っている役所であるというふうに思います。私としては,そういう状況の中で,法の持つ厳格さといったものだけでなく,国民の常識とか,あるいは感覚といったものを忘れず,さらに社会の絆,あるいはお互いの思いやりというものを大事に考えて法務行政に当たっていきたいと考えています。先ほど,野田総理から,6点の重要課題について御指示を受けました。その内容は,第1に国民にとって身近な司法を目指す司法制度改革の推進。第2は検察改革。取調べの可視化など新たな刑事司法制度の構築。第3は新たな人権救済機関の設置。第4はハーグ条約加盟に向けた検討。第5は平成16年改正法でありますところの行政事件訴訟法についての検討。第6は企業統治の在り方や金融商品取引法を踏まえた会社法制の整備についての検討といったようなものであります。いずれについても,政府・法務省にとって重要な課題であり,関係大臣等とも協議しながら,鋭意取り組んでまいりたいと思います。総理から御指示があった案件以外にも,法務省においては,取り組まなければならない課題が数多くあるものと思いますけれども,これまでの法務省政務三役の取組を踏まえながら,着実に実現・実行する所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

朝鮮学校の無償化適用の審査再開に関する質疑について

【記者】
 朝鮮学校の無償化適用の審査再開の件なのですが,この指示について支持されるかどうか,御見解をお聞かせください。
【大臣】
 所管的なものではないということで,ある意味では個人的な見解になるかもしれませんが,高校無償化の問題については,基本的にはこれは教育,あるいは子育てというものを基本にして考えているものであって,私としては今回の総理の指示ということについては,それを支持したいというふうに思います。

A級戦犯に関する質疑について

【記者】
 A級戦犯を戦争犯罪人でないとした総理の見解について,大臣はホームページの中で見解を示されているようですか,この点について,どう考えていらっしゃいますか。
【大臣】
 これもちょっと所管的なものではないということで,ある意味では個人的な見解になるかもしれませんが,A級戦犯に関する一連の野田総理に関する話については,私自身は,今回の問題となっている件については,法的な位置付けを明確にするということを求めた質問主意書であり,それに対する政府の見解が示された。その政府の見解を政府の一員として支持していくという野田総理の説明そのものはそれで正しいと思いますが,ただ,このA級戦犯問題について言えば,そうした法律論だけではなくて,やっぱり政治的な責任の問題,そうしたものもあると思います。ただ,国民一般に言えば,これはある方々も言っておられましたけれども,そういう問題をことさらに取り上げてしまうというのは,A級戦犯であった方々の家族とか親族であるとか,そういう方たちの気持ちを考えるときには適当であるのかどうかというような議論もあると承知しているところであります。

小沢元代表の党員資格停止処分に関する質疑について

【記者】
 小沢元代表の処分について,見直すべきかどうかについて,御見解をお聞かせください。
【大臣】
 これもちょっと所管的なものではないということで,ある意味では個人的な見解になるかもしれませんが,小沢元代表の問題については,新たな出来事があれば,それに対して見直すというか,当然,新たな事態に対して考えるというのはあって当然だと思いますけれども,今の状況,もともと想定していた状態の下での見直しということについては,これは普通の考え方としてはないのではないかと思います。

死刑に関する質疑について

【記者】
 大臣は在任中に死刑を執行するおつもりがあるのかどうかということと,それから死刑制度の在り方の見直しを進めるつもりがあるのかどうか,そのことについてお伺いします。
【大臣】
 実は死刑執行の問題については,私もこれまで悩みながら考えてきた問題であります。私自身は,死刑廃止を推進する連盟に入っているわけではないですけれども,かつての同僚議員からも入るように勧められてきた経緯はあります。ただ私としては,死刑制度の問題というのは非常に奥の深い問題であるので,一方的に考えていきたいというのではなくて,幅広く考えていきたいということで,そういう行動をとってきたということであります。私が執行を命令するのかということで言えば,死刑の在り方に関する勉強会というのを法務省の中でも立ち上げてやってきたという経緯があります。その中身をよくまた勉強させていただいて,自分の考え方をまとめていきたいというふうに思っております。死刑制度を廃止するかどうかについては,先ほど説明した中でも一部入っていたかと思いますが,幅広く私自身検討して,勉強してまいりたいというふうに思っております。

司法制度改革に関する質疑について

【記者】
 先ほどの総理の指示の中にも出ていたと思うのですが,司法制度改革について,大臣の現在の問題意識と,どういうふうに取り組んでいきたいかをお聞かせください。
【大臣】
 司法制度改革について言えば,やはり法科大学院をはじめとして,法曹関係者をどうやって育成をしていくのかというところについて,必ずしも当初意図していたような状況ができていないということ,あるいは,修習生に対する支援というものの在り方についても,今いろいろな論議があります。あくまでも国民にとって身近な司法となるためにどのような法曹家を育成していくのか,どういう形で法曹家を育てていくのかというような視点に立って考えていきたいと思っております。

検察改革に関する質疑について

【記者】
 検察改革も重要な案件かと思うのですが,大臣が今後課題にどのように取り組んでいかれるかについてお願いします。
【大臣】
 検察改革については,もともと問題となった非常にある意味では閉鎖的な状況の中で行われてきた検察の捜査というようなものについて,もっと開かれた,あるいは組織だった対応ができるようなことを進めていかなければいけない。その中の大きな一つが取調べの可視化といった問題であると認識しております。

被災地の復興に関する質疑について

【記者】
 被災地についての見解をお伺いします。東日本大震災での被災地の復興について,野田政権では不十分な点があるという御指摘がありましたけれども,その点について,法務大臣どのようにお考えかということを教えていただけますか。
【大臣】
 質問の趣旨を的確に捉えているかどうか分かりませんけれども,菅政権の時代に復旧・復興に向けた基本方針というものを作られていて,これから第三次補正をしていくという問題があるわけであります。第一次,第二次補正の中で今やってきたことについては,それなりの成果を上げてきていると思いますけれども,いよいよ本格的な復興をどうしていくかということに取り組んでいかなければいけないというところで,野田政権の大きな役割,責任があると思っております。そういう意味では野田政権,復興に向けてのいろいろな作業をしっかりと,野田総理のリーダシップの下に進めていかなければいけないと,このように考えています。
(以上)
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