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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成23年12月9日(金)

 閣議の関係で皆さんに御報告することはございません。
 私の方から皆さんに御紹介したいことがあります。昨日,人事院から第24回「人事院総裁賞」受賞者の発表がありました。法務省からは二つの部門が受賞することとなりました。一つは,「民事局民事第一課,仙台法務局民事行政部戸籍課,福島地方法務局戸籍課,盛岡地方法務局戸籍課」であり,もう一つは「松山刑務所大井造船作業場」ということでございます。
 民事局の関係につきましては,東日本大震災によって,宮城県及び岩手県内の4市町の戸籍正本が滅失したため,その再製を速やかに行ったこと,それから,津波により行方不明となった方の死亡届を円滑に行えるような措置を講じたことにより,被災者の生活再建等に貢献した功績が評価されたものです。震災復興はまだ続いていきますが,今後も復興支援に尽力していきたいと思います。
 それから二つ目の「松山刑務所大井造船作業場」につきましては,株式会社「新来島どっく」の協力の下,全国的にも例を見ない先駆的な構外泊込作業場として,受刑者を造船作業に従事させる開放的処遇を行っており,外塀や鉄格子はなく,極めて社会に近い環境で受刑者各自の自覚に訴えた処遇を実践しています。同作業場では,刑務官が24時間体制で泊込勤務を行い,設立以来,50年間にわたって受刑者の円滑な社会復帰を支え,矯正行政への国民の信頼を高めることに貢献してきました。今回の受賞は,このような地道な業務に黙々と従事し,縁の下で我が国の治安維持を支えている刑務官の功績をお認めいただいたものと考えており,他の矯正職員の士気も大いに高まると思います。
 受賞者には,12月12日の月曜日に人事院総裁からの授与式が行われることとされており,その後,皇居において,天皇皇后両陛下の御接見を賜る予定です。

参議院の問責決議に関する質疑について

【記者】
 今日の午後に参議院で一川大臣,山岡大臣の問責決議案が可決される見通しで,今後の政治日程への影響も懸念されますが,大臣の受け止めをお聞かせください。
【大臣】
 問責決議案が出されるということになれば,大変残念なことであると思います。ただ前回の記者会見でも申し上げましたけれども,問責決議というのは法律的に効果があるというものではなくて,政治的な効果といいますか,これからどう政治的に対応していくのかということが重要だろうと思います。そういう位置付けの中で,政府・与党が一体となって取り組んでいかなければならないと思いますし,政府・与党の最高責任者であり,かつ,大臣の任命権者でもあります総理の御判断というものをしっかりと尊重して支えていきたいと思います。
【記者】
 問責決議されても辞める必要がないと大臣はお考えでしょうか。
【大臣】
 今も言いましたけれども,法的に辞める義務はないと思います。後は先ほど言いましたように政治的にどう判断するかという問題であって,そこは政府・与党一体となって,総理の御判断というものを尊重し,しっかりと支えていくということだと思っています。
【記者】
 ねじれ国会になると会期末の恒例行事のように問責決議が出て,結局政治的効果で大臣が交代するということが多いのですけれども,その在り方について何か思うところはありますでしょうか。
【大臣】
 これは,問責決議だけの問題ではなくて,ねじれ国会といいますか,参議院において与党の数が少ない場合にどういうふうに国会が行動すべきなのか,あるいは政府からみればどういうふうに国会に対応していくべきなのかということは,政治家みんなで考えていかなくてはならない話ではないかと思います。この点については,岡田克也議員が幹事長時代にも同じような問題提起をされておられたと思いますけれども,今のような大変厳しい状況に置かれている日本の状況を考えたときには,国会がしっかりと機能することについて政治家のみんなが考えていかなければいけない話だと思っております。

法務省提出法案の国会審議に関する質疑について

【記者】
 今日で臨時国会が閉会されるわけですけれども,法務省提出の閣法二本はほぼ通らないと思うのですが,今国会を振り返って大臣の受け止めをお願います。
【大臣】
 法務省から二つの法案を出させていただいて,いずれも成立に至らなかったということで大変残念に思っています。一つは司法修習生の修習資金の貸与制か給費制かという問題でしたけれど,これは,昨年11月に衆議院の法務委員会で今年10月末までに措置を講じなさいと自ら言っていた話であって,私たちは若干国会の開催の時間的なものでずれ込みましたけれども,その法務委員会の決議に基づいて提案をさせていただいていたので,そこは法務委員会で自ら定められた政府に対する指示というものについては尊重していただいて,しっかりと対応していただきたかったなと,その辺が少し残念だったなと思います。もう一つの刑の一部執行猶予の導入に関してですけれども,これは参議院先議で行いまして,参議院では全会一致で可決されたわけですね。そういうものが衆議院の段階で審議入りにも至らなかったということは,やはり私にとってみても大変残念であったと思います。いずれにしても,次期通常国会においては,今回継続審議になるであろうこの二つの法案,それからこれまでに継続審議となっているいくつかの法案,それに加えて大変大事な法案というものもいくつか提出させていただくことになるだろうと思いますけれども,充実した審議が,国民のために本当に必要なのか必要でないのか,あるいは国民のためにどのような中身があるべきなのかということをしっかりと議論をしていただけるようなそういう運営になってほしいと思いますし,法務省としてもそういうことが国会でできるように,できる限り適切に対応してきたいと思っています。

(以上)

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