法務大臣閣議後記者会見の概要
平成24年1月20日(金)
本日の閣議について,当省関係では特に御報告することはございません。
広島刑務所の受刑者逃走事故に関する質疑について
【記者】
一昨日,大臣が広島刑務所に行かれましたが,改めて脱走を許した原因と再発防止策を聞かせていただきたいのと,現地の記者会見で地元記者の問いに対して,単純逃走罪の法定刑の見直しについて検討するという発言がございましたが,それについて具体的にどのように進めるお考えがあるかお聞かせください。
【大臣】
まず,逃走を許してしまった原因であります。詳細は検証チームが今調査をしているところでありますが,私も現地に行って見させてもらいました。一つはやはり施設,設備の点で,内塀を乗り越える足場となり得るような工作物があったり,建物の屋上に出るということがあったようですけれども,私自身だと,とても上れないなという屋上なのですが,しかし現実には屋上に上がったということでありました。そうした面でやはり油断があったのかなというふうに思います。また,これはまだ十分な検証をしたわけではありませんが,そうした設備面のほかに監視体制について,監視の目が少し届かないところに出入りが可能になっているという反省点もございます。それからもう一つ,処遇の点で,やはり受刑者には気持ちよくというのはおかしいでしょうが,受刑の意味をしっかりと認識して,所内で矯正に励んでもらいたいと思うので,脱走するというような気持ちを起こさないような心情の把握,あるいは処遇についての在り方も,これはまだそこに問題があったと検証がされているわけではありませんが,そうした可能性もしっかりとみていきたいと思います。それで,その取組ですが,やはりそうした設備面の問題がございます。それから今言った受刑者に逃走するという気持ちにならないような,あるいはそういった状況があればすぐ把握できるような,そうした処遇の面から具体的に取り組んでまいりたいと思っております。基本的といいますか,最終的な対応は検証結果の報告を受けて対応することになりますが,ただ,見て分かる,内塀を乗り越えられるような足がかりとなるような設備や工作物があったとか,屋上に上がられてしまったとかいうような点は直ちにそうしたことについて,起きないような取組をするようにという指示は既に出しました。ただ,それで終わりということではなくて,検証結果を待って,更に最終的な指示をしたいと思います。
それから,逃走罪の法定刑の引き上げの件ですが,これは確かに広島刑務所の受刑者逃走事故によりまして,地域の方に大変な不安を与えてしまいまして,大変な御迷惑をお掛けいたしました。それで,法定刑が1年だと軽いのかなという気もしましたが,これをどうするかということを広島刑務所で行った会見で問われまして,検討しないということはないので,検討すると言いましたが,しかし一方で,刑を重くするというのも一つの考え方かもしれませんが,そもそも,逃走を許さないような仕組みを構築して,そのような逃走を繰り返させないという官の取組をする方が大事ではないかと思います。ですから,刑の引き上げの検討はいたしますけれども,そもそもそうした逃走ということを生じさせないような官の取組をしっかりと構築するということが大切ではないかと考えております。したがって,今の段階で刑の引き上げをする方向で取り組むということではありません。逃走をなくすための一つの取組として検討することを否定しないというぐらいの受け止めをしていただければと思います。
一昨日,大臣が広島刑務所に行かれましたが,改めて脱走を許した原因と再発防止策を聞かせていただきたいのと,現地の記者会見で地元記者の問いに対して,単純逃走罪の法定刑の見直しについて検討するという発言がございましたが,それについて具体的にどのように進めるお考えがあるかお聞かせください。
【大臣】
まず,逃走を許してしまった原因であります。詳細は検証チームが今調査をしているところでありますが,私も現地に行って見させてもらいました。一つはやはり施設,設備の点で,内塀を乗り越える足場となり得るような工作物があったり,建物の屋上に出るということがあったようですけれども,私自身だと,とても上れないなという屋上なのですが,しかし現実には屋上に上がったということでありました。そうした面でやはり油断があったのかなというふうに思います。また,これはまだ十分な検証をしたわけではありませんが,そうした設備面のほかに監視体制について,監視の目が少し届かないところに出入りが可能になっているという反省点もございます。それからもう一つ,処遇の点で,やはり受刑者には気持ちよくというのはおかしいでしょうが,受刑の意味をしっかりと認識して,所内で矯正に励んでもらいたいと思うので,脱走するというような気持ちを起こさないような心情の把握,あるいは処遇についての在り方も,これはまだそこに問題があったと検証がされているわけではありませんが,そうした可能性もしっかりとみていきたいと思います。それで,その取組ですが,やはりそうした設備面の問題がございます。それから今言った受刑者に逃走するという気持ちにならないような,あるいはそういった状況があればすぐ把握できるような,そうした処遇の面から具体的に取り組んでまいりたいと思っております。基本的といいますか,最終的な対応は検証結果の報告を受けて対応することになりますが,ただ,見て分かる,内塀を乗り越えられるような足がかりとなるような設備や工作物があったとか,屋上に上がられてしまったとかいうような点は直ちにそうしたことについて,起きないような取組をするようにという指示は既に出しました。ただ,それで終わりということではなくて,検証結果を待って,更に最終的な指示をしたいと思います。
それから,逃走罪の法定刑の引き上げの件ですが,これは確かに広島刑務所の受刑者逃走事故によりまして,地域の方に大変な不安を与えてしまいまして,大変な御迷惑をお掛けいたしました。それで,法定刑が1年だと軽いのかなという気もしましたが,これをどうするかということを広島刑務所で行った会見で問われまして,検討しないということはないので,検討すると言いましたが,しかし一方で,刑を重くするというのも一つの考え方かもしれませんが,そもそも,逃走を許さないような仕組みを構築して,そのような逃走を繰り返させないという官の取組をする方が大事ではないかと思います。ですから,刑の引き上げの検討はいたしますけれども,そもそもそうした逃走ということを生じさせないような官の取組をしっかりと構築するということが大切ではないかと考えております。したがって,今の段階で刑の引き上げをする方向で取り組むということではありません。逃走をなくすための一つの取組として検討することを否定しないというぐらいの受け止めをしていただければと思います。
今日の閣議に関する質疑について
【記者】
今日の閣議が予定より時間が長くかかったような気がするのですが,何か法務省以外の案件があったのでしょうか。
【大臣】
大変申し訳ありませんが,それについては官房長官の方から説明があると思いますので,私からは控えさせていただきたいと思います。
今日の閣議が予定より時間が長くかかったような気がするのですが,何か法務省以外の案件があったのでしょうか。
【大臣】
大変申し訳ありませんが,それについては官房長官の方から説明があると思いますので,私からは控えさせていただきたいと思います。
(以上)