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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年1月27日(金)

 本日の閣議において法務省関係では,判事を30名増員して,裁判官以外の職員を30名減員するという裁判所職員定員法案を閣議決定しました。法務省関係は以上でございます。

嫡出でない子の戸籍等に関する質疑について

【記者】
 性同一性障害で戸籍上性別を女性から男性に変えた方の妻が第三者との人工授精で生まれた男児の出生届を本日提出する予定と伺っております。もし受理が認められなければ,この方は家庭裁判所に不服申し立てをする方針ということですが,大臣は法整備の必要性や対応についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 人工授精の間で生まれた子どものことと,基本的に根っこは同じだと思うのですが,夫婦間の子どもではないということが客観的に明らかな場合は出生届を受理しないというのが今の扱いであります。これについてどうするかというのは,そもそも家族制度や親子の関係の問題,,子の生殖医療の関係についての問題をどうするかという,大変深い問題でありますので,今ここですぐにどうするという結論的なことを言うことはできません。ただ,非常に重要な問題ですので,検討したいとは思っておりますが,生殖医療に関する医療分野の倫理問題,そうした動きもよく見ながら検討していきたいと思っております。ですから,今回の件は夫婦間の子どもではないということが明らかですので,恐らく受理できないという扱いになると思います。
【記者】
 嫡出でない子の相続分が嫡出である子の半分であるというような民法の相続差別規定といわれているものなどもありますが,それを撤廃すべきかどうかについてお考えはありますでしょうか。
【大臣】
 民主党としても,選択的夫婦別氏制度等の問題とともに取り組んできた問題であります。ただ,今すぐそれをこの通常国会で法案として提出するという予定はございません。しっかり検討しなくてはならない課題であると思っています。

勾留執行停止中の被告人が逃走したことに関する質疑について

【記者】
 和歌山でひき逃げ死亡事件を起こした被告人が,入院していた病院から逃走したということがありましたが,その事実関係をお聞かせいただきたいということと,監視中の警察官がいたにもかかわらず,制止できなかったということですが,その原因についてお聞かせください。
【大臣】
 警察のことですので,詳しい状況は把握していません。所管外のことであると思いますが,一般的にはそういったことがあってはならないということであると思います。広島刑務所の逃走事故が起きたばかりですので,刑務所でも警察でもそういう事態を起こさないようにしっかりと取り組まなくてはいけないと思います。
(以上)
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