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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年2月21日(火)

 本日の閣議において,法務省案件は特にございませんでした。

光市母子殺害事件の最高裁判決に関する質疑について

【記者】
 昨日,光市の母子殺害事件に関して,最高裁判決が言い渡されましたけれども,これについての受け止めをお聞かせいただけますか。
【大臣】
 判決に対する法務大臣の意見,論評というのは差し控えさせていただきたいと思います。
【記者】
 今回のこの判決に関して,死刑が確定した少年事件としては犯行時最年少であったということもあって,立ち直りの可能性というよりも結果の重大性を重く見て,厳罰の傾向が強まるのではないかという指摘も多くあるのですが,こういった指摘についてはいかがですか。
【大臣】
 個別の判決に対しては,様々な検討をされた結果であると思いますので,私からの意見は差し控えたいと思いますが,私の経験からいうと,自分が裁判官や検事を務めていたころは年に数件しか死刑判決が出なかったのですが,最近は年に二桁の死刑判決が出ているので,そのころに比べると厳罰化になっているのかなと思います。凶悪犯罪が増えたというよりも,厳しくなったのかなという個人的な感想を持っています。
【記者】
 今回の最高裁判決については,裁判官一人が死刑についての反対意見を言っておりまして,その中で北京規則というものを引いて,日本の少年法との整合性がとれないとの指摘がされていたのですが,大臣はどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 反対意見にしても,裁判官がそれぞれの見解を述べたことに対して,法務大臣がそれに意見を述べるとか論評するということは,あまりいいことではございませんので,コメントは差し控えさせていただきたいと思います。

死刑制度に関する質疑について

【記者】
 少年法では18歳未満には死刑は適用しないとなっているのですけれども,今後,省内で行われている死刑の在り方についての勉強会等の形で,18歳未満には死刑が適用されないということについて何らかの検討や議論をするお考えはありますか。
【大臣】
 当然,刑事の面では18歳で死刑が適用されるかという面がございますが,一方で成人年齢を20歳から18歳に引き下げようという議論もあるわけですので,そういったことも含めて総合的に考えたいとは思いますが,なかなか難しい問題であると思います。
【記者】
 死刑の在り方についての勉強会は,今後どういう方向にするという結論は出たのでしょうか。
【大臣】
 報告書の素案は出ておりますので,現在はそれについて最後の検討を加える段階ですが,検討してそれでいいということになれば,それを国民の皆さんに公表して,国民的な議論の素材となればと思っています。
【記者】
 報告書等を国民に公表するというのは,例えばホームページとかにアップロードするというような形になるということでしょうか。
【大臣】
 それも一つの方法ですけれども,いずれにしてもまとめたものは公表するということでございます。公表の方法は少し考えさせてください。

小沢元民主党代表の裁判に関する質疑について

【記者】
 先週の金曜日に民主党の小沢元代表の裁判で,供述調書の採否についての判断が示されたのですが,この中で検察の捜査に対して,組織的に違法であると厳しく批判する点もあったのですけれど,特に虚偽の捜査報告書というのが一連の裁判で明らかになっております。これについてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 まず,裁判所から厳しい判断をいただいたということは,真摯に検討しなくてはいけない。謙虚に受け止めて,しっかりと対応したいと思います。また捜査報告書について,録音記録にある客観的な状況とは異なる内容の報告書が作成されたということは,これはあってはならないことですので,どうしてそういうことになったのか,告発が出ていますので,捜査との絡みもありますが,いずれにせよそういうことを繰り返してはならない,あってはならないという意味でしっかりと対応したいと思います。
【記者】
 この捜査報告書の問題に対して,現時点で法務省で何か調査を始めたりされることはないのでしょうか。
【大臣】
 私自身は非常に重大なことであるという認識は持っていますが,告発がされていますので,そうすると捜査の場の中に入るわけでありますし,省内でどういうふうに事実関係を調査するか,捜査との兼ね合いがありますので,議論,検討しなければいけない面があるかとは思いますが,私自身はこの件に関しては重大な関心を持っています。こういうことが繰り返されてはならない,あってはならないという意味で対応したいと思います。
(以上)
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