法務大臣臨時記者会見の概要
平成24年2月29日(水)
広島刑務所の逃走事故につきまして,これまで中間報告だけでございましたが,今回,逃走受刑者からの事情聴取も行いましたので,最終的な報告をさせていただきます。
まずもって,今回の逃走によりまして地域の方を中心として,国民の皆様に大変な不安と御迷惑をおかけしましたことを謝罪申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
これまでのところ,中間報告では設備等の物的な面について検討を加えたところでありますが,受刑者から事情聴取したところ,実際の逃走経路と当初推測した逃走経路が同じで,他に逃走経路が新たにあったということではありませんでした。そういう意味で施設面での改善につきましては,中間報告で述べさせていただいたとおりであります。
今回,受刑者の事情聴取を通じて明らかになりましたのは,受刑者の申し立てによりますと,処遇の面について常日頃から不満を持っていたようであります。ただ,不満を持っていたのは,刑務所側に責任があるのか,それとも受刑者本人の精神的な状況によるものかという点がありますけれども,いずれにせよ,そうした不安な精神状況を持っていたということにつきまして,これをもっとよく把握すべきであったという点について刑務所側にも努力すべき点があったのではないかと思っています。また,受刑者の逃走につきましては,受刑者の説明によりますと計画的なものではなくて,中国にいる妻の両親の病状が良くないということを手紙で知って,精神的に動揺したといいますか,電話をしたかったということです。それが直接の動機で,逃走を試みたという状況でございます。また,逃走した後,実際に民家に侵入して電話をしたということもございました。この点からもこれが直接的なことで,特に前々から計画的にということではなかったようです。しかし,いずれにしろ,今回の件につきましては,受刑者の心情把握という面,それから受刑者については,そうした逃走を試みるということではなくて,刑に服するということに専念するよう教育・指導をより徹底して,今後このようなことが起こらないようしっかりと指導いたしたいと思っております。
今回,逃走事故を起こしてしまいましたが,これについてやはり監督の責任があったのではないかということで,関係職員について処分をいたしました。当時の所長に対する減給1月100分の20ということを中心といたしまして,13名につきまして,訓告以上の処分をいたしております。いずれも広島刑務所の職員でございます。また,矯正管区,あるいは本省の矯正局の職員につきましては,処分ということではなくて,このような逃走事故を起こさないような指導をしっかりと行うようという旨の指導を行いました。
まずもって,今回の逃走によりまして地域の方を中心として,国民の皆様に大変な不安と御迷惑をおかけしましたことを謝罪申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
これまでのところ,中間報告では設備等の物的な面について検討を加えたところでありますが,受刑者から事情聴取したところ,実際の逃走経路と当初推測した逃走経路が同じで,他に逃走経路が新たにあったということではありませんでした。そういう意味で施設面での改善につきましては,中間報告で述べさせていただいたとおりであります。
今回,受刑者の事情聴取を通じて明らかになりましたのは,受刑者の申し立てによりますと,処遇の面について常日頃から不満を持っていたようであります。ただ,不満を持っていたのは,刑務所側に責任があるのか,それとも受刑者本人の精神的な状況によるものかという点がありますけれども,いずれにせよ,そうした不安な精神状況を持っていたということにつきまして,これをもっとよく把握すべきであったという点について刑務所側にも努力すべき点があったのではないかと思っています。また,受刑者の逃走につきましては,受刑者の説明によりますと計画的なものではなくて,中国にいる妻の両親の病状が良くないということを手紙で知って,精神的に動揺したといいますか,電話をしたかったということです。それが直接の動機で,逃走を試みたという状況でございます。また,逃走した後,実際に民家に侵入して電話をしたということもございました。この点からもこれが直接的なことで,特に前々から計画的にということではなかったようです。しかし,いずれにしろ,今回の件につきましては,受刑者の心情把握という面,それから受刑者については,そうした逃走を試みるということではなくて,刑に服するということに専念するよう教育・指導をより徹底して,今後このようなことが起こらないようしっかりと指導いたしたいと思っております。
今回,逃走事故を起こしてしまいましたが,これについてやはり監督の責任があったのではないかということで,関係職員について処分をいたしました。当時の所長に対する減給1月100分の20ということを中心といたしまして,13名につきまして,訓告以上の処分をいたしております。いずれも広島刑務所の職員でございます。また,矯正管区,あるいは本省の矯正局の職員につきましては,処分ということではなくて,このような逃走事故を起こさないような指導をしっかりと行うようという旨の指導を行いました。
広島刑務所の受刑者逃走事故に係る検証結果報告等に関する質疑について
【記者】
矯正管区の職員には懲戒処分が及ばなかったということですが,この判断の理由を教えてください。
【大臣】
広島刑務所において工事中であったという要素,外塀を越えられたというという点が,今回の件の大きな原因であったのですが,工事の状況を逐一把握することまで矯正管区の職務があったのかどうかというところがありましたので,やはりこれは現場の責任が大きかったのかなという判断でございます。
【記者】
今回,最終報告という形で法務省での検証作業・調査というのは終わったかと思うのですが,改めて,再発防止と信頼回復に向けた大臣のお考えをお聞かせください。
【大臣】
受刑者が,特に外部に逃走するということは,決してあってはならないことだと思います。今回の反省としましては,設備面におきまして,塀の近くに工作物があって塀を乗り越える手助けになったということ,そして建物に登はんすることができたということがありました。この2点について他の矯正施設についても,そのおそれがないかということの確認とその改善を徹底いたしました。結果,7つの矯正施設でそうなり得るものがあったということで,これは直ちに改善措置を採りまして,既に完了しております。また,心情把握の面につきましても徹底したいと思います。特にこれからは,外国人につきましては,なかなか言葉の問題や習慣の違い等で困難があるかとも思いますが,しかし,その困難をしっかり乗り越えて,その辺の意識を徹底して行うように努めていきたいと思っております。
【記者】
外国人受刑者の心情把握ということですけれども,言葉も違えば,文化も違うということで,非常に難しいかと思うのですけれども,これを今後どのようにうまく掴んでいきたいとお考えでしょうか。
【大臣】
これは,外国といっても様々な国がありますので,それぞれの言語,食,文化,宗教と違いがございます。ただ違うから放置して良いというわけではございませんので,今の段階としては,そうした点を踏まえたきめ細やかな対応をしたいというふうに考えておりますので,具体的な方策については,引き続いて更に検討していきたいと思います。
【記者】
先ほど,本省と矯正管区の職員には指導をしたとおっしゃっていましたが,これは,大臣が指導したということでしょうか。具体的にどのような方に対して,どのような方が指導されたかを教えてください。
【大臣】
これは逃走事故が起きた後,直ちにそうしたことの再発がないように,そして設備の点検を行うようにということを指導してまいりましたが,改めてそれを徹底するようにという指導をしました。具体的には,私に報告をした矯正局長に指導をしましたので,局長から全職員に対してその指導ができるものと思っております。
【記者】
今回の処分の内容ですが,これまでも過去に脱走事件がありましたが,そのときの処分の内容との整合性はとれたものになっているのでしょうか。
【大臣】
はい。とれていると思っています。
矯正管区の職員には懲戒処分が及ばなかったということですが,この判断の理由を教えてください。
【大臣】
広島刑務所において工事中であったという要素,外塀を越えられたというという点が,今回の件の大きな原因であったのですが,工事の状況を逐一把握することまで矯正管区の職務があったのかどうかというところがありましたので,やはりこれは現場の責任が大きかったのかなという判断でございます。
【記者】
今回,最終報告という形で法務省での検証作業・調査というのは終わったかと思うのですが,改めて,再発防止と信頼回復に向けた大臣のお考えをお聞かせください。
【大臣】
受刑者が,特に外部に逃走するということは,決してあってはならないことだと思います。今回の反省としましては,設備面におきまして,塀の近くに工作物があって塀を乗り越える手助けになったということ,そして建物に登はんすることができたということがありました。この2点について他の矯正施設についても,そのおそれがないかということの確認とその改善を徹底いたしました。結果,7つの矯正施設でそうなり得るものがあったということで,これは直ちに改善措置を採りまして,既に完了しております。また,心情把握の面につきましても徹底したいと思います。特にこれからは,外国人につきましては,なかなか言葉の問題や習慣の違い等で困難があるかとも思いますが,しかし,その困難をしっかり乗り越えて,その辺の意識を徹底して行うように努めていきたいと思っております。
【記者】
外国人受刑者の心情把握ということですけれども,言葉も違えば,文化も違うということで,非常に難しいかと思うのですけれども,これを今後どのようにうまく掴んでいきたいとお考えでしょうか。
【大臣】
これは,外国といっても様々な国がありますので,それぞれの言語,食,文化,宗教と違いがございます。ただ違うから放置して良いというわけではございませんので,今の段階としては,そうした点を踏まえたきめ細やかな対応をしたいというふうに考えておりますので,具体的な方策については,引き続いて更に検討していきたいと思います。
【記者】
先ほど,本省と矯正管区の職員には指導をしたとおっしゃっていましたが,これは,大臣が指導したということでしょうか。具体的にどのような方に対して,どのような方が指導されたかを教えてください。
【大臣】
これは逃走事故が起きた後,直ちにそうしたことの再発がないように,そして設備の点検を行うようにということを指導してまいりましたが,改めてそれを徹底するようにという指導をしました。具体的には,私に報告をした矯正局長に指導をしましたので,局長から全職員に対してその指導ができるものと思っております。
【記者】
今回の処分の内容ですが,これまでも過去に脱走事件がありましたが,そのときの処分の内容との整合性はとれたものになっているのでしょうか。
【大臣】
はい。とれていると思っています。
(以上)