法務大臣閣議後記者会見の概要
平成24年5月18日(金)
本日の閣議では法務省案件はございませんでした。
私の方から一つ御報告させていただきます。近年,クルーズ船で我が国を訪れる外国の方が多いということがあります。一度にたくさんの方が来られるので,入国審査にあまり時間をかけては大変御負担をかけるということで,これまでもそうしたクルーズ船では,出港時に職員が乗船して,我が国の領海に入った段階で船内で事前に入国審査を行うといった便宜を図っておりました。しかし,クルーズ船も更に大型なクルーズ船が来るという状況もございますので,更に入国審査時間を取らせないよう便宜を図る対策を講じることといたしました。「訪日外国人2500万人時代の出入国管理行政検討会議」からもそうした方向での御提案をいただいているわけでございますが,この度,寄港地上陸許可制度の活用ができる大型クルーズ船に関しましては指紋取得,そしていわゆるブラックリストとの照合ということを更に迅速に行って入国をスムーズにする取扱いといたしましたので,その点を報告させていただきます。
私の方から一つ御報告させていただきます。近年,クルーズ船で我が国を訪れる外国の方が多いということがあります。一度にたくさんの方が来られるので,入国審査にあまり時間をかけては大変御負担をかけるということで,これまでもそうしたクルーズ船では,出港時に職員が乗船して,我が国の領海に入った段階で船内で事前に入国審査を行うといった便宜を図っておりました。しかし,クルーズ船も更に大型なクルーズ船が来るという状況もございますので,更に入国審査時間を取らせないよう便宜を図る対策を講じることといたしました。「訪日外国人2500万人時代の出入国管理行政検討会議」からもそうした方向での御提案をいただいているわけでございますが,この度,寄港地上陸許可制度の活用ができる大型クルーズ船に関しましては指紋取得,そしていわゆるブラックリストとの照合ということを更に迅速に行って入国をスムーズにする取扱いといたしましたので,その点を報告させていただきます。
裁判員制度に関する質疑について
【記者】
本月21日で裁判員制度が始まって3年が経ちます。この間,裁判員制度が刑事司法制度と国民の意識にどのような変化をもたらしたかなどの評価について,大臣のお考えをお願いします。
【大臣】
評価といいますか,裁判員制度というものの趣旨を国民のほとんどの方に知っていただきました。そしてまた,制度導入の際には裁判員として協力いただけるかどうかという不安も一部にはあったわけですが,この3年間,裁判員を経験された方を始めとする国民の方々に協力いただいて,非常に順調な制度運営ができているということを皆様に深く感謝申し上げます。感想ということですけれども,量刑について,いわゆる性犯罪については重くなったなどというような傾向の点が報道されておりました。私もそれを報道で知った限りですけれども,そもそも裁判員制度というのは国民の考え,国民の感覚を裁判に反映するという制度でありますから,仮に以前との違いがあっても,それは国民の考えに,より近づいたということであって,従来の量刑と多少異なる点があってもそれ自体は問題とすることではないと私は考えております。
【記者】
裁判員制度の今後の課題についてはいかがお考えですか。
【大臣】
裁判員制度は非常に順調に来ておりましたが,しかし,最高裁判所が公表したアンケート結果では,導入の頃に比べて,また段々と裁判員の方に分かりにくかったというような御意見の数が増えているという結果がありましたので,流れに任せるのではなくて,更に一層裁判員の方に分かりやすい裁判,国民の方に分かりやすい裁判の実現に向けて取り組んでいこうと思っております。
本月21日で裁判員制度が始まって3年が経ちます。この間,裁判員制度が刑事司法制度と国民の意識にどのような変化をもたらしたかなどの評価について,大臣のお考えをお願いします。
【大臣】
評価といいますか,裁判員制度というものの趣旨を国民のほとんどの方に知っていただきました。そしてまた,制度導入の際には裁判員として協力いただけるかどうかという不安も一部にはあったわけですが,この3年間,裁判員を経験された方を始めとする国民の方々に協力いただいて,非常に順調な制度運営ができているということを皆様に深く感謝申し上げます。感想ということですけれども,量刑について,いわゆる性犯罪については重くなったなどというような傾向の点が報道されておりました。私もそれを報道で知った限りですけれども,そもそも裁判員制度というのは国民の考え,国民の感覚を裁判に反映するという制度でありますから,仮に以前との違いがあっても,それは国民の考えに,より近づいたということであって,従来の量刑と多少異なる点があってもそれ自体は問題とすることではないと私は考えております。
【記者】
裁判員制度の今後の課題についてはいかがお考えですか。
【大臣】
裁判員制度は非常に順調に来ておりましたが,しかし,最高裁判所が公表したアンケート結果では,導入の頃に比べて,また段々と裁判員の方に分かりにくかったというような御意見の数が増えているという結果がありましたので,流れに任せるのではなくて,更に一層裁判員の方に分かりやすい裁判,国民の方に分かりやすい裁判の実現に向けて取り組んでいこうと思っております。
捜査報告書のインターネット流出に関する質疑について
【記者】
捜査報告書のインターネットへの流出に関して調査結果は出ましたでしょうか。
【大臣】
検察庁から流出したかどうかについて調査したところ,検察庁内から流出したという状況はうかがえないということで,現段階ではそうなっております。
【記者】
結論としてそうなっているということでよろしいでしょうか。
【大臣】
結論というか,検察庁から情報が流出したかどうかについて調査したところ,そうした状況は見受けられないという報告は受けております。
【記者】
検察庁からではないとすると,どこから出たのかというところは分からないということになるのでしょうか。
【大臣】
分かりません。
捜査報告書のインターネットへの流出に関して調査結果は出ましたでしょうか。
【大臣】
検察庁から流出したかどうかについて調査したところ,検察庁内から流出したという状況はうかがえないということで,現段階ではそうなっております。
【記者】
結論としてそうなっているということでよろしいでしょうか。
【大臣】
結論というか,検察庁から情報が流出したかどうかについて調査したところ,そうした状況は見受けられないという報告は受けております。
【記者】
検察庁からではないとすると,どこから出たのかというところは分からないということになるのでしょうか。
【大臣】
分かりません。
死刑制度に係る世論調査に関する質疑について
【記者】
昨日,死刑廃止を推進する議員連盟の方が,かねてから死刑を支持するかどうかの世論調査で設問の仕方が少し誘導的ではないかという指摘をされ,法務省の担当者を呼んで説明を求める場面があったのですが,大臣御自身は死刑を執行されたときにも調査結果を引用されておりましたが,設問の仕方に関してはどのようにお考えになっていますでしょうか。
【大臣】
特段,誘導するというような設問の仕方ではなく,適切な設問であるとは思っておりますが,あくまでも,設問に対するアンケートであると基本的に理解しておけば良いのではないかと思います。
昨日,死刑廃止を推進する議員連盟の方が,かねてから死刑を支持するかどうかの世論調査で設問の仕方が少し誘導的ではないかという指摘をされ,法務省の担当者を呼んで説明を求める場面があったのですが,大臣御自身は死刑を執行されたときにも調査結果を引用されておりましたが,設問の仕方に関してはどのようにお考えになっていますでしょうか。
【大臣】
特段,誘導するというような設問の仕方ではなく,適切な設問であるとは思っておりますが,あくまでも,設問に対するアンケートであると基本的に理解しておけば良いのではないかと思います。
北朝鮮が核実験を行った場合の対応に関する質疑について
【記者】
北朝鮮の関係で,核実験が実行された場合の追加制裁について,政府として検討していると思いますが,入管法の絡みで,現在,朝鮮総聯幹部6人に限定している再入国の禁止について拡大することは検討されていますでしょうか。
【大臣】
朝鮮総聯の人であるからということではなくて,北朝鮮の政府高官に就いている方についての話であります。それを更に北朝鮮の役職に就いているか否かを抜きにして朝鮮総聯の人であるからという考えは具体的に持っているわけではありません。
北朝鮮の関係で,核実験が実行された場合の追加制裁について,政府として検討していると思いますが,入管法の絡みで,現在,朝鮮総聯幹部6人に限定している再入国の禁止について拡大することは検討されていますでしょうか。
【大臣】
朝鮮総聯の人であるからということではなくて,北朝鮮の政府高官に就いている方についての話であります。それを更に北朝鮮の役職に就いているか否かを抜きにして朝鮮総聯の人であるからという考えは具体的に持っているわけではありません。
検察審査会による強制起訴の制度に関する質疑について
【記者】
小沢民主党元代表の裁判については控訴されて無罪が確定したということにはならなかったのですが,大臣は以前,閣議後の記者会見でお話しされていましたが,強制起訴制度自体に見直すべき問題点があるというお考えについては,そういう認識はお変わりなく持っているということでよろしいでしょうか。
【大臣】
制度を導入していろいろなケースが出ていて,いろいろなケースの中で改善すべき点があれば,それは検討しなければならないと一般論として考えておりまして,具体的にどれを取り上げて,この点を改善すべきであるから検討しようという考えを今持っているわけではありません。
小沢民主党元代表の裁判については控訴されて無罪が確定したということにはならなかったのですが,大臣は以前,閣議後の記者会見でお話しされていましたが,強制起訴制度自体に見直すべき問題点があるというお考えについては,そういう認識はお変わりなく持っているということでよろしいでしょうか。
【大臣】
制度を導入していろいろなケースが出ていて,いろいろなケースの中で改善すべき点があれば,それは検討しなければならないと一般論として考えておりまして,具体的にどれを取り上げて,この点を改善すべきであるから検討しようという考えを今持っているわけではありません。
成年年齢の引下げ等に関する質疑について
【記者】
年齢条項の見直しに関する検討委員会が再開されてもう何か月か経つのですが,民法の成年年齢を18歳に引き下げるという問題について,法務省としては,すぐに改正すべきではないというお考えでお変わりないのでしょうか。また拙速に公職選挙法と同時改正ということにはならないということでしょうか。
【大臣】
様々な観点から慎重な議論が必要であると思っております。公職選挙法と一体として同時に改正しなければならないという必然性はないと思っております。
年齢条項の見直しに関する検討委員会が再開されてもう何か月か経つのですが,民法の成年年齢を18歳に引き下げるという問題について,法務省としては,すぐに改正すべきではないというお考えでお変わりないのでしょうか。また拙速に公職選挙法と同時改正ということにはならないということでしょうか。
【大臣】
様々な観点から慎重な議論が必要であると思っております。公職選挙法と一体として同時に改正しなければならないという必然性はないと思っております。
野田総理大臣と小沢民主党元代表との会談に関する質疑について
【記者】
野田総理が輿石幹事長に対して,小沢民主党元代表との会談をセットするように指示されたと伺っております。この背景には社会保障と税の一体改革を前進させるための一里塚になることを期待されていると思われますが,大臣としてこのような指示についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
具体的な点は除いて一般論としていえば,党内が一致して団結・融和するのは望ましいことであると思っております。
【記者】
逆にいえば,現時点ではまだ党内一致は計られていないという認識でしょうか。
【大臣】
党内一致が非常に理想的に完璧であるとは思っておりません。
野田総理が輿石幹事長に対して,小沢民主党元代表との会談をセットするように指示されたと伺っております。この背景には社会保障と税の一体改革を前進させるための一里塚になることを期待されていると思われますが,大臣としてこのような指示についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
具体的な点は除いて一般論としていえば,党内が一致して団結・融和するのは望ましいことであると思っております。
【記者】
逆にいえば,現時点ではまだ党内一致は計られていないという認識でしょうか。
【大臣】
党内一致が非常に理想的に完璧であるとは思っておりません。
(以上)