法務大臣閣議後記者会見の概要
平成24年5月29日(火)
本日の閣議では法務省案件はございませんでした。
死刑確定者に対する処遇等に関する質疑について
【記者】
本月25日の名張毒ぶどう酒事件の再審請求で,名古屋高裁が奥西死刑囚に対する再審の開始決定を取り消しました。奥西死刑囚の収容期間は死刑が確定してから30年以上経過していますが,長期収容されている死刑囚が少なくない現状や,処遇の問題についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
これまでの様々な経過を経て今の状況になっているわけですので,直ちに所感といわれてもなかなか答えにくいところがあります。
【記者】
死刑確定者の拘置所における処遇については政務三役会議で議論されていると聞いていますけど,いつ頃を目途に結論を出したいとお考えでしょうか。
【大臣】
死刑確定者の処遇ということも含むのでしょうけれども,死刑の執行方法や死刑の情報の告知の問題については,先般もお話ししましたように,基礎的な情報等をまずは収集して,それについて整理が終わった段階でどのような方法で議論をするかということを改めて協議したいところ,まだ基礎的な情報収集が継続中であるというのが現段階の状況でございます。
【記者】
奥西氏の件ですが,死刑判決が確定してから非常に長い月日が経っておりまして,収容されている期間では2番目に長いのですが,刑事訴訟法では死刑判決が確定してから6か月以内に執行を命ずることとなっているのに,どうしてこれだけ長い間執行されないままの状態が続いているのか,大臣としてはどのように認識していますか。
【大臣】
これまでの法務大臣が死刑の執行をしなかったということの積み重ねで,年数が経ってしまったということですが,これまでの法務大臣がなぜ判を押さなかったのかということにつきましては,そのときそのときの法務大臣の考え方ですので,私からは答えづらいところがあります。
【記者】
再審請求を繰り返しているからということではないのでしょうか。
【大臣】
一般論ですけれども,再審請求があれば執行できないということはないのですが,考慮する方は考慮するのではないでしょうか。
【記者】
死刑確定者の処遇の検討についてですが,今,死刑の執行方法の在り方を検討されていて,先にそれについて結論を出すと理解していたのですが,先に死刑の執行方法について政務三役会議で結論を出した後に,処遇についての検討に移るという理解でよろしいでしょうか。
【大臣】
死刑確定者の処遇というものを後回しにするという考えはないのですけれども,死刑の執行方法について,具体的に医学的な見地,諸外国の例,あるいはこれまで雑誌等で指摘された執行方法に対する問題点等,具体的な状況を調べているのが現状でございます。
本月25日の名張毒ぶどう酒事件の再審請求で,名古屋高裁が奥西死刑囚に対する再審の開始決定を取り消しました。奥西死刑囚の収容期間は死刑が確定してから30年以上経過していますが,長期収容されている死刑囚が少なくない現状や,処遇の問題についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
これまでの様々な経過を経て今の状況になっているわけですので,直ちに所感といわれてもなかなか答えにくいところがあります。
【記者】
死刑確定者の拘置所における処遇については政務三役会議で議論されていると聞いていますけど,いつ頃を目途に結論を出したいとお考えでしょうか。
【大臣】
死刑確定者の処遇ということも含むのでしょうけれども,死刑の執行方法や死刑の情報の告知の問題については,先般もお話ししましたように,基礎的な情報等をまずは収集して,それについて整理が終わった段階でどのような方法で議論をするかということを改めて協議したいところ,まだ基礎的な情報収集が継続中であるというのが現段階の状況でございます。
【記者】
奥西氏の件ですが,死刑判決が確定してから非常に長い月日が経っておりまして,収容されている期間では2番目に長いのですが,刑事訴訟法では死刑判決が確定してから6か月以内に執行を命ずることとなっているのに,どうしてこれだけ長い間執行されないままの状態が続いているのか,大臣としてはどのように認識していますか。
【大臣】
これまでの法務大臣が死刑の執行をしなかったということの積み重ねで,年数が経ってしまったということですが,これまでの法務大臣がなぜ判を押さなかったのかということにつきましては,そのときそのときの法務大臣の考え方ですので,私からは答えづらいところがあります。
【記者】
再審請求を繰り返しているからということではないのでしょうか。
【大臣】
一般論ですけれども,再審請求があれば執行できないということはないのですが,考慮する方は考慮するのではないでしょうか。
【記者】
死刑確定者の処遇の検討についてですが,今,死刑の執行方法の在り方を検討されていて,先にそれについて結論を出すと理解していたのですが,先に死刑の執行方法について政務三役会議で結論を出した後に,処遇についての検討に移るという理解でよろしいでしょうか。
【大臣】
死刑確定者の処遇というものを後回しにするという考えはないのですけれども,死刑の執行方法について,具体的に医学的な見地,諸外国の例,あるいはこれまで雑誌等で指摘された執行方法に対する問題点等,具体的な状況を調べているのが現状でございます。
明治学院大学の法科大学院が学生募集の停止を決定したこと等に関する質疑について
【記者】
昨日,明治学院大学の法科大学院が2013年度以降の学生募集の停止を決定しました。このことに対する大臣の受け止めと法科大学院を中心とする法曹養成制度にどのような問題が生じているか現状の認識を改めて教えてください。
【大臣】
明治学院大学が法科大学院の学生募集を停止すると判断したことについては,大学側の判断ですのでコメントは差し控えさせていただきたいと思います。一般論ではありますが,やはり良質な法曹を輩出するための教育の質の充実といった問題,あるいは法科大学院を修了した後の司法試験の問題など様々な点で司法制度改革の理念とは少し違った結果が出ているという状況を踏まえて,本来の趣旨に沿った,良い法曹を養成するという法曹養成制度に真剣に取り組んでいきたいと思っております。
昨日,明治学院大学の法科大学院が2013年度以降の学生募集の停止を決定しました。このことに対する大臣の受け止めと法科大学院を中心とする法曹養成制度にどのような問題が生じているか現状の認識を改めて教えてください。
【大臣】
明治学院大学が法科大学院の学生募集を停止すると判断したことについては,大学側の判断ですのでコメントは差し控えさせていただきたいと思います。一般論ではありますが,やはり良質な法曹を輩出するための教育の質の充実といった問題,あるいは法科大学院を修了した後の司法試験の問題など様々な点で司法制度改革の理念とは少し違った結果が出ているという状況を踏まえて,本来の趣旨に沿った,良い法曹を養成するという法曹養成制度に真剣に取り組んでいきたいと思っております。
野田総理大臣,小沢民主党元代表及び輿石幹事長による三者会談に関する質疑について
【記者】
明日午前11時から野田総理と小沢民主党元代表と輿石幹事長の三者会談が予定されておりますが,その行方によって今後の社会保障と税の一体改革の法案審議であるとか,あるいは衆議院の解散戦略であるとか,政権運営全体に大きな影響を与えかねないのではないかと見られていますけれども,大臣としては会談でどういった結果が得られるのが望ましいとお考えでしょうか。
【大臣】
党が一致した行動ができるような態勢・状況ができるというのが一番望ましいと思っております。
【記者】
会談によって野田総理側と小沢氏側が歩み寄りができるのが一番いいということでしょうか。
【大臣】
両者が歩み寄るのか,一方が歩み寄るのかは分かりませんが,いずれにしても党が一致した行動ができる状況というのが望ましいと思います。
明日午前11時から野田総理と小沢民主党元代表と輿石幹事長の三者会談が予定されておりますが,その行方によって今後の社会保障と税の一体改革の法案審議であるとか,あるいは衆議院の解散戦略であるとか,政権運営全体に大きな影響を与えかねないのではないかと見られていますけれども,大臣としては会談でどういった結果が得られるのが望ましいとお考えでしょうか。
【大臣】
党が一致した行動ができるような態勢・状況ができるというのが一番望ましいと思っております。
【記者】
会談によって野田総理側と小沢氏側が歩み寄りができるのが一番いいということでしょうか。
【大臣】
両者が歩み寄るのか,一方が歩み寄るのかは分かりませんが,いずれにしても党が一致した行動ができる状況というのが望ましいと思います。
一票の格差の問題に関する質疑について
【記者】
選挙制度の一票の格差の問題について,先週の大臣のお答えでは,一般論としては早い時期に早い段階で是正しなくてはならないとお考えであったと思います。また,自民党では小選挙区定数の「0増5減」の議論を先行させる必要があるといった立場であると思うのですが,大臣は,「0増5減」の議論を抜本改革と切り離してでも先に行い,違憲状態というのを一刻も早く解消すべきであると思われますか。
【大臣】
そこのところは国会で決めることですし,今,各党間で協議しているところですので,法務大臣としてコメントすることは差し控えたいと思います。
【記者】
大臣は法律家でもあるわけですが,違憲状態についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
個人的には,具体的な中身についての論評は差し控えますけども,いずれにしても違憲あるいは違憲に近い状態というのは早期に解消しなければならないという考えではあります。
選挙制度の一票の格差の問題について,先週の大臣のお答えでは,一般論としては早い時期に早い段階で是正しなくてはならないとお考えであったと思います。また,自民党では小選挙区定数の「0増5減」の議論を先行させる必要があるといった立場であると思うのですが,大臣は,「0増5減」の議論を抜本改革と切り離してでも先に行い,違憲状態というのを一刻も早く解消すべきであると思われますか。
【大臣】
そこのところは国会で決めることですし,今,各党間で協議しているところですので,法務大臣としてコメントすることは差し控えたいと思います。
【記者】
大臣は法律家でもあるわけですが,違憲状態についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
個人的には,具体的な中身についての論評は差し控えますけども,いずれにしても違憲あるいは違憲に近い状態というのは早期に解消しなければならないという考えではあります。
(以上)