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法務大臣閣議後記者会見の概要

令和4年7月19日(火)

 今朝の閣議において、法務省案件はありませんでした。

法制審議会家族法制部会の議論に関する質疑について

【記者】
 法制審議会の家族法制部会の議論についてお尋ねします。本日も部会が開かれ、中間試案の取りまとめに向け、たたき台が示される予定かと思います。離婚後共同親権の是非については国民的な関心も高まっていますが、制度の在り方の議論について、どのような期待をされているか、大臣のお考えをお聞かせください。

【大臣】
 御指摘のような父母の離婚後の親権の在り方については、国民的な関心が高まっており、それも踏まえた幅広い議論が必要だと考えています。
 法制審議会家族法制部会では、この点も含め、父母の離婚後の子の養育の在り方等について、様々な角度からの調査審議が進められており、本日、第18回会議が開催されるものと聞いています。
 法制審議会で調査審議中の事項について法務大臣としてコメントすることは差し控えたいと思いますが、いずれにしても、子の最善の利益を確保することが最も大事な観点だと考えています。様々な意見に幅広く耳を傾けながら、充実した調査審議が進められていくことを期待しています。

難民認定に関する質疑について

【記者】
 先日、一部報道で、トルコ国籍のクルド人の方に対して初めて難民認定がされるという報道がありましたが、調整状況など、可能な範囲で教えてください。

【大臣】
 個別事案の対応についてのコメントは差し控えます。
 一般論として、難民不認定処分の取消しを命ずる判決が確定した場合は、当該処分時における難民該当性が公権的に確認されたことになりますので、処分時以降に難民該当性が否定される事情変更がないかを検討し、これがない場合には、速やかに難民として認定することとしています。
(以上)