大臣就任に当たっての田中法務大臣訓示
平成24年10月2日(火)
この度,野田政権における改造内閣で,法務大臣を務めさせていただくことになりました田中慶秋です。皆さん,どうかこれからもよろしくお願いいたします。
さて,政権交代して,私も与党の一員として様々な政策課題に取り組んでまいりました。この間,わが国は,東日本大震災やその後の福島第一原子力発電所の事故という未曾有の体験をしました。この1年半は,官民一体となって,復興へ取り組んで,進んでまいりました。それでもなお,震災後の日本を取り巻く情勢は,相次ぐ災害,欧州の金融危機やアジアの成長鈍化,円高・株安,さらには近隣諸国等の,尖閣諸島や竹島をめぐる問題などに見られるように,厳しい状況が今なお続いております。
このような中で,野田内閣の閣僚の一員として,法務行政の責任をお任せいただいたわけですが,大変身の引き締まる思いです。どうか,これからもよろしくお願いします。
さて,私は,法務省が果たす役割は,法秩序の維持や国民の権利擁護を通じて,国民が安心して生活することができるような社会の法的基盤を整備することにあると考えます。
震災の経験等を通じて,社会生活の役割,さらには重要となっているもの等の認識がありますけれども,こうした状況に迅速に応えていかなければいけないのだろうと思っております。皆さんには,社会や国民のニーズに耳を傾けて,それを汲み取り,課題が見つかれば,皆さんの経験や英知を結集して,どうかその解決に取り組んでいただきたいと思っております。
私も,法務行政の責任者として,皆さんと一丸となってこの課題に取り組んでまいりたいと思います。また,何なりと私どもの方にいろいろな形で申し付けていただきたいと思っております。
私が法務大臣に就任するに当たって,野田総理から,重要課題として申し付けられた問題としては,司法制度改革の推進というものがあります。特に司法制度そのものが,開かれた中で国民の多くの皆様方が司法に対する理解と協力を見なければいけないと思います。二つめは,検察改革,取調べの可視化など,新たな刑事司法制度の構築です。時代は大きく変わっております。皆さん御承知のとおりこの時代の変化に十分対応するというのが私は行政の仕事であると思っております。昔は可視化などということは想像できずあり得なかったわけですが,むしろ,それが正確,敏速ということになってまいりますと,また,大変重要な役割を果たすであろうと思います。三つ目は,再犯防止と適切な出入国管理の問題です。特に再犯防止等について,皆様方に大変御協力をいただいて,昨今はその実績が挙げられたということを承っております。それも,今日,この御列席いただいております皆様方のそれぞれの絆や意思,協力の賜物であろうと思っております。四つ目は,尖閣諸島の領海警備に関する関係大臣との緊密な連携です。この尖閣諸島の問題は,内政だけでなく,外政の問題にも絡んできます。そういう点では非常にこの問題については,しっかり連携を取りながらお互いに役割分担をして,国の主権を守り,しっかりと対応していくことが必要であると考えております。五番目は,ハーグ条約加盟に向けた関連法案の早期成立です。長い間,この問題に取り組んできた皆様でありますし,また,私たちも新たな気持ちでこの成立に向けて頑張っていきたいと思っております。六番目として,新たな人権救済機関の設置の問題です。これもこれからやっていかなければいけない問題です。七番目は,会社法制の整備についての検討です。長い間,会社法制度問題については,いろいろな形で研究されてきていると思います。どうかこういう問題等について課題はたくさんありますが,皆様方からも御指示をいただき,お互いにしっかりと取り組んでいきたいという気持ちです。
いずれも,重要な事項ばかりですし,私としても,これらを着実に実現・実行してまいりたいと思います。評価というのは,結果があって初めて評価されると思っておりますから,そういう点では,結果を出すために皆さんの英知を出していただきたいと思っております。
総理から御指示があった課題以外にも,法務行政における課題は多岐に渡ります。成立させるべき多くの重要法案があるものと確信していますが,私も皆さんと共に積極的に取り組みたいと考えております。どうか皆さんの暖かい御理解と御協力と御指示を賜りますよう,お願い申し上げて訓示といたします。
さて,政権交代して,私も与党の一員として様々な政策課題に取り組んでまいりました。この間,わが国は,東日本大震災やその後の福島第一原子力発電所の事故という未曾有の体験をしました。この1年半は,官民一体となって,復興へ取り組んで,進んでまいりました。それでもなお,震災後の日本を取り巻く情勢は,相次ぐ災害,欧州の金融危機やアジアの成長鈍化,円高・株安,さらには近隣諸国等の,尖閣諸島や竹島をめぐる問題などに見られるように,厳しい状況が今なお続いております。
このような中で,野田内閣の閣僚の一員として,法務行政の責任をお任せいただいたわけですが,大変身の引き締まる思いです。どうか,これからもよろしくお願いします。
さて,私は,法務省が果たす役割は,法秩序の維持や国民の権利擁護を通じて,国民が安心して生活することができるような社会の法的基盤を整備することにあると考えます。
震災の経験等を通じて,社会生活の役割,さらには重要となっているもの等の認識がありますけれども,こうした状況に迅速に応えていかなければいけないのだろうと思っております。皆さんには,社会や国民のニーズに耳を傾けて,それを汲み取り,課題が見つかれば,皆さんの経験や英知を結集して,どうかその解決に取り組んでいただきたいと思っております。
私も,法務行政の責任者として,皆さんと一丸となってこの課題に取り組んでまいりたいと思います。また,何なりと私どもの方にいろいろな形で申し付けていただきたいと思っております。
私が法務大臣に就任するに当たって,野田総理から,重要課題として申し付けられた問題としては,司法制度改革の推進というものがあります。特に司法制度そのものが,開かれた中で国民の多くの皆様方が司法に対する理解と協力を見なければいけないと思います。二つめは,検察改革,取調べの可視化など,新たな刑事司法制度の構築です。時代は大きく変わっております。皆さん御承知のとおりこの時代の変化に十分対応するというのが私は行政の仕事であると思っております。昔は可視化などということは想像できずあり得なかったわけですが,むしろ,それが正確,敏速ということになってまいりますと,また,大変重要な役割を果たすであろうと思います。三つ目は,再犯防止と適切な出入国管理の問題です。特に再犯防止等について,皆様方に大変御協力をいただいて,昨今はその実績が挙げられたということを承っております。それも,今日,この御列席いただいております皆様方のそれぞれの絆や意思,協力の賜物であろうと思っております。四つ目は,尖閣諸島の領海警備に関する関係大臣との緊密な連携です。この尖閣諸島の問題は,内政だけでなく,外政の問題にも絡んできます。そういう点では非常にこの問題については,しっかり連携を取りながらお互いに役割分担をして,国の主権を守り,しっかりと対応していくことが必要であると考えております。五番目は,ハーグ条約加盟に向けた関連法案の早期成立です。長い間,この問題に取り組んできた皆様でありますし,また,私たちも新たな気持ちでこの成立に向けて頑張っていきたいと思っております。六番目として,新たな人権救済機関の設置の問題です。これもこれからやっていかなければいけない問題です。七番目は,会社法制の整備についての検討です。長い間,会社法制度問題については,いろいろな形で研究されてきていると思います。どうかこういう問題等について課題はたくさんありますが,皆様方からも御指示をいただき,お互いにしっかりと取り組んでいきたいという気持ちです。
いずれも,重要な事項ばかりですし,私としても,これらを着実に実現・実行してまいりたいと思います。評価というのは,結果があって初めて評価されると思っておりますから,そういう点では,結果を出すために皆さんの英知を出していただきたいと思っております。
総理から御指示があった課題以外にも,法務行政における課題は多岐に渡ります。成立させるべき多くの重要法案があるものと確信していますが,私も皆さんと共に積極的に取り組みたいと考えております。どうか皆さんの暖かい御理解と御協力と御指示を賜りますよう,お願い申し上げて訓示といたします。
(以上)