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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年11月30日(金)

 本日の閣議では,法務省案件はありませんでした。
 私の方から一件報告させていただきます。千葉元法務大臣のときに,入国管理の問題で,ガーナ人の被送還者を強制送還するため飛行機に乗せたところ,被送還者が暴れたことから,タオルを口に当てるなどして抵抗を抑えたということがあって,その後,被送還者が死亡した事故がありました。今回,入国管理局の内部調査が終了したという報告を受けましたので,皆様方に公表したいと思います。いろいろな観点から事情聴取をしたということで調査に大分時間が掛かりました。その結果,ガーナ人の被送還者の死亡は,心臓の腫瘍が原因の発作であったということです。いずれ,入国管理局の方から説明があろうかと思いますけれども,そういう結論に達したということですので,皆様に報告させていただきます。

ガーナ人被送還者が送還中に死亡した事故の内部調査結果に関する質疑ついて

【記者】
 この事件は,プラスチックのバンドのようなものを手錠代わりにしたりとか,口にタオルで猿ぐつわを付けたりなど,戒具のようなものを連結して使うということが内規違反に当たるのではなかったかと記憶しています。それに関連した再発防止策というものは何か採られているのでしょうか。
【大臣】
 あのときは,被送還者が足をばたつかせるものですから,足がばたばたしないようにするために止めたという状況が前提であったと思います。入管ではそういうものを用いるということもあったように聞いていますので,特にこの事故だけが特異な道具を使ったわけではないと思います。一般乗客と一緒の飛行機で強制送還をするということで,何とかおとなしくしてもらわないといけないということもあって,いろいろな方策を講じたのだと思います。今後は,一般乗客に迷惑が掛からないようできるだけチャーター便で強制送還をする方法も考えないといけませんし,通常の便を使用する場合であっても迷惑が掛からないように,いろいろな工夫をしなければいけない。こんなことで少し軌道修正する必要があるのかなということが,結論として浮かび上がっている状況です。
【記者】
 大臣はこの件については,心臓病の発作が原因であったという結論が出たということですが,対応について問題はなかったとお考えなのかどうかという点と,調査に時間が掛かった理由について教えてください。
【大臣】
 調査は,当時,航空会社の乗務員等に事情聴取などをしようとしたのですが,なかなか思うように聴き取り調査ができませんでした。そういったやり取りの中で時間が掛かってしまったということが最大の原因のように見受けます。したがって,結局は,直接的な目撃者の証言というよりも,病理的な診断であるとか,そういうことをまとめることに時間が掛かったということです。問題があったかどうかということについては,入国管理局の結論としては問題はなかったということです。タオルを噛ませたことにより窒息死したという観点から,それを最大のポイントとして調査に当たったと思うのですけれども,そういうことではなかったということで,問題はなかったと思います。
【記者】
 当時の入国管理局の対応と被送還者の方が亡くなった結果に関して,入国管理局の見解としては因果関係はなかったということでよろしいのでしょうか。
【大臣】
 大声を出すのを防ぐために,タオルで口を押さえたから窒息したのではないかということが当時の問題意識であったと思うのですけれども,そういうことを意識して調べた中では,そういう問題はなかったと思います。
【記者】
 当時,入国管理局が内部だけでまとめた資料によると,10人掛かりで入国警備官が被送還者を抑えたり,うつ伏せにさせたりとかしているのですけれども,そういう措置についても問題はなかったという認識でよろしいのでしょうか。
【大臣】
 少人数でも,結局,余計に問題が発生するわけです。元々,この方は暴れて強制送還されるのを拒否した方ですから,少人数で取り押さえてかえって暴れて危険が生じないように配慮したということであると思います。
【記者】
 直接の目撃者からの事情聴取は難しかったということですけれども,基本的には,医師の診断書とか,医師からの聴取りというところが調査のメインになっているということでしょうか。
【大臣】
 そういうものが一つの材料になっていると思います。
【記者】
 ほかに材料はあったのでしょうか。
【大臣】
 当事者からの意見は当然聞いていますし,入国管理局から連絡を受けた警察や,警察からの資料に基づいて検察庁も,この問題について相当な捜査をしてきた中で出た結論です。

その他の質疑について

【記者】
 嘉田知事が新党を結成して小沢代表らと合流したり,その前には日本維新の会が石原新党と合流するなど,新党を結成して合流するというような動きが出てきています。野田総理は,赤・青・黄色などの様々な色があった政党が合流することによって,グレーになって何がやりたいのが分からなくなっているという発言もしているのですけれども,大臣はどのように感じていますか。
【大臣】
 大臣というよりも一国民としての観点から申し上げますと,いろいろな日替わりメニューで新しい風が次々と起こる。そして,次々と発言が変わっていくという印象を受けるのではないかという感想を持ちました。原発の問題も,脱原発という中身には,いろいろなニュアンスがあります。報道では,脱原発であるとか,あるいは10年後には脱原発であるとか,あるいは脱原発を目指すとか,いろいろなニュアンスがありますけれども,報道の皆様は,整理をされて国民の目に分かるような格好でお示しいただけるのであろうと思いますので,私もそれを見ないと何とも判断のしようがないというのが今の印象です。
(以上)
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