法務大臣閣議後記者会見の概要
平成24年12月18日(火)
今日の閣議では当省関係の案件はございませんでした。
法科大学院の在り方に関する質疑について
【記者】
法科大学院の在り方について検討されており,今後はその設置についてハードルを上げたり,今あるものについても必要のないものは順次廃止していく動きになっていくと思うのですが,この点についてはどのように思われますか。
【大臣】
先進国,発展途上国を問わず世界の流れを見ると,今は学部卒業者だけではなく,大学院の卒業者が活躍しているという意味では,日本は遅れをとっているのです。ですから,全般的に大学院というものを大切にしなくてはいけないのに,法科大学院だけを手厚く財政的にサポートするというのは難しいのではないかと。各国の政治家にしても,役人にしても,世界の流れは学部の卒業ではないのです。もっと専門的な知識を大学院で勉強した,博士号を持っている人たちが,基本的には世界を動かしているという認識が,日本では少し欠けているところがあるのではないかと思います。そういう意味では,法科大学院だけを特別扱いするような話ではないという認識を持たなくてはいけないと思います。
法科大学院の在り方について検討されており,今後はその設置についてハードルを上げたり,今あるものについても必要のないものは順次廃止していく動きになっていくと思うのですが,この点についてはどのように思われますか。
【大臣】
先進国,発展途上国を問わず世界の流れを見ると,今は学部卒業者だけではなく,大学院の卒業者が活躍しているという意味では,日本は遅れをとっているのです。ですから,全般的に大学院というものを大切にしなくてはいけないのに,法科大学院だけを手厚く財政的にサポートするというのは難しいのではないかと。各国の政治家にしても,役人にしても,世界の流れは学部の卒業ではないのです。もっと専門的な知識を大学院で勉強した,博士号を持っている人たちが,基本的には世界を動かしているという認識が,日本では少し欠けているところがあるのではないかと思います。そういう意味では,法科大学院だけを特別扱いするような話ではないという認識を持たなくてはいけないと思います。
衆議院議員総選挙の結果等に関する質疑について
【記者】
今回の総選挙の結果について,どう御覧になりますか。
【大臣】
私の方から感想を申し上げるのもどうかと思いますが,基本的には,今の小選挙区制は,二大政党制を意識した制度の組み立てになっているわけです。したがって,一方の民主党を中心としたところが結果的には三つに分かれたので,自民党が一人勝ちすることは選挙をするまでもなく分かっていたわけですから,そのとおりの結果になったということだと思います。自民党の票が特別に伸びたわけではない。自民党と民主党が張り合ってきたので,その一方の民主党が三つに分かれれば,当然自民党が一人勝ちになる。これは制度的な話ですから,当然であると思います。自民党が取ったのは,小選挙区の得票率は43パーセントぐらいでしょう。それに対して,その獲得議席数は定数の79パーセントぐらい取っているわけです。この小選挙区制を維持していこうと思ったら,そしてもっと公平にやろうと思ったら,民主党が制度改革の中で提案しているように,徹底した小選挙区比例代表連用制を採り入れないと,全体の票数と議員の数が一致しないということになるのであろうと思います。それがいいのかどうかということは,まだ議論をしていないので何とも言えませんが,今の小選挙区制の在り方ということになれば,二大政党制を前提としてるだけに,一方の政党が崩れてしまうと,大変大きな変動があるということであると思います。したがって今回の結果は,一にも二にも,民主党の中が分裂したためであると思います。野田内閣が採ってきた税制改正というものは,日本の国家にとって必要であっただけに,こういう結果になったということは非常に残念です。また,野党が野党としてきちんと見守っていかないと,歴史を語る上で,カルタゴが滅びた原因と言われる「カルタゴの暴発」といった事態を起こしかねず,それを起こしてはいけないという観点から,野党が頑張らないといけないんじゃないかなという感じを率直に持たせてもらっています。
【記者】
民主党政権の3年3か月の中で,法務行政で民主党政権が変えたもの,あるいは達成したことは何かということと,自民党政権に移行する中で,何を望まれるかという点をお聞かせください。
【大臣】
法務行政の中には,特に政党色を出すような分野というのは乏しいと思いますが,民主党がやってきたことの中で挙げれば,二つほどあると思います。一つは,死刑制度について,省内で議論をするようになったということであり,これは今までにない変化であると思います。歴代自民党の法務大臣も,個人的には死刑に賛成,反対という立場から大臣としての職務に臨んだと思います。それが,自民党から民主党になったときに,省内で死刑制度について改めて検討してきたことは,一つの大きな転換ではなかったかと思います。それは自民党だからとか民主党だからということではなくて,必要であったからという意味で,大きな転換点になったと思います。もう一つは,今度のパソコンの遠隔操作の問題がありますように,新しい技術というものをきちんとフォローアップしていくことは,当然,法務行政の中で必要であると思います。この問題に正面から取り組んでいくということを,今,スタートしている時点だけに,自民党政権の中でもきちんと続けていってもらいたいと思います。
【記者】
現在の法務省の懸案の中で,政権交代することによって,人権委員会設置法案などに影響が出ることはありますか。
【大臣】
新しい政権の中で,どういうふうに与党として議論するかということに掛かってくると思います。そういう意味では影響を受けることを免れない分野ではないかと思います。
【記者】
今回の総選挙で民主党が大敗しましたが,敗因については大臣はどのようにお考えですか。
【大臣】
基本的には民主党が分裂したことが,選挙ということに関しては最大の敗因であると思います。
【記者】
党内で解散に反対する声がある中で,野田総理が解散に踏み切ったわけですけれども,その判断についてはどのようにお考えですか。
【大臣】
解散の時期をずらそうとずらすまいと,民主党が三つに分裂した以上は,選挙に大敗するというのは,解散の時期を問わず免れないことであったと思います。
【記者】
議席数としては壊滅的といえるような敗北を喫して,今後,民主党を立て直すためには,どのようにすればいいと思いますか。
【大臣】
どんな政党でも,時代の流れの中で行き詰るということは,一つや二つ出てきます。そのようなことを前提として,民主党の今までの主張をどうやって国民に理解してもらうかということを,改めて訴えていかないといけないということではないでしょうか。
【記者】
先ほど大臣が,法務行政に影響を受けるのを免れない分野であるとおっしゃったのは,人権委員会設置法案のことでしょうか。
【大臣】
その扱いについてもあると思います。
【記者】
今回の選挙では閣僚の8人が国会を去られるといった厳しい結果になりましたけれども,大臣の御感想をお聞かせください。
【大臣】
閣僚も民主党の一般議員と同じように,厳しい中で選挙を強いられたということであって,閣僚であるからといって当選できなかったわけではないと思います。民主党全体がそういう中で責めを負わざるを得なかったと思います。
【記者】
今週土曜日にも民主党の代表選が開かれます。新たな代表にどういうリーダー像を期待しますか。
【大臣】
私は代表選挙に一票を投じる権限がありませんから,何とも言えませんけれども,やはり,先を見越して自民党のいわば暴発を防ぐように党内意見をまとめていける人たち,そういう観点から国民にアピールができる人たち,こういう人たちに次の民主党代表として,民主党の立て直しを図ってもらいたいということしか感想としてはありません。
今回の総選挙の結果について,どう御覧になりますか。
【大臣】
私の方から感想を申し上げるのもどうかと思いますが,基本的には,今の小選挙区制は,二大政党制を意識した制度の組み立てになっているわけです。したがって,一方の民主党を中心としたところが結果的には三つに分かれたので,自民党が一人勝ちすることは選挙をするまでもなく分かっていたわけですから,そのとおりの結果になったということだと思います。自民党の票が特別に伸びたわけではない。自民党と民主党が張り合ってきたので,その一方の民主党が三つに分かれれば,当然自民党が一人勝ちになる。これは制度的な話ですから,当然であると思います。自民党が取ったのは,小選挙区の得票率は43パーセントぐらいでしょう。それに対して,その獲得議席数は定数の79パーセントぐらい取っているわけです。この小選挙区制を維持していこうと思ったら,そしてもっと公平にやろうと思ったら,民主党が制度改革の中で提案しているように,徹底した小選挙区比例代表連用制を採り入れないと,全体の票数と議員の数が一致しないということになるのであろうと思います。それがいいのかどうかということは,まだ議論をしていないので何とも言えませんが,今の小選挙区制の在り方ということになれば,二大政党制を前提としてるだけに,一方の政党が崩れてしまうと,大変大きな変動があるということであると思います。したがって今回の結果は,一にも二にも,民主党の中が分裂したためであると思います。野田内閣が採ってきた税制改正というものは,日本の国家にとって必要であっただけに,こういう結果になったということは非常に残念です。また,野党が野党としてきちんと見守っていかないと,歴史を語る上で,カルタゴが滅びた原因と言われる「カルタゴの暴発」といった事態を起こしかねず,それを起こしてはいけないという観点から,野党が頑張らないといけないんじゃないかなという感じを率直に持たせてもらっています。
【記者】
民主党政権の3年3か月の中で,法務行政で民主党政権が変えたもの,あるいは達成したことは何かということと,自民党政権に移行する中で,何を望まれるかという点をお聞かせください。
【大臣】
法務行政の中には,特に政党色を出すような分野というのは乏しいと思いますが,民主党がやってきたことの中で挙げれば,二つほどあると思います。一つは,死刑制度について,省内で議論をするようになったということであり,これは今までにない変化であると思います。歴代自民党の法務大臣も,個人的には死刑に賛成,反対という立場から大臣としての職務に臨んだと思います。それが,自民党から民主党になったときに,省内で死刑制度について改めて検討してきたことは,一つの大きな転換ではなかったかと思います。それは自民党だからとか民主党だからということではなくて,必要であったからという意味で,大きな転換点になったと思います。もう一つは,今度のパソコンの遠隔操作の問題がありますように,新しい技術というものをきちんとフォローアップしていくことは,当然,法務行政の中で必要であると思います。この問題に正面から取り組んでいくということを,今,スタートしている時点だけに,自民党政権の中でもきちんと続けていってもらいたいと思います。
【記者】
現在の法務省の懸案の中で,政権交代することによって,人権委員会設置法案などに影響が出ることはありますか。
【大臣】
新しい政権の中で,どういうふうに与党として議論するかということに掛かってくると思います。そういう意味では影響を受けることを免れない分野ではないかと思います。
【記者】
今回の総選挙で民主党が大敗しましたが,敗因については大臣はどのようにお考えですか。
【大臣】
基本的には民主党が分裂したことが,選挙ということに関しては最大の敗因であると思います。
【記者】
党内で解散に反対する声がある中で,野田総理が解散に踏み切ったわけですけれども,その判断についてはどのようにお考えですか。
【大臣】
解散の時期をずらそうとずらすまいと,民主党が三つに分裂した以上は,選挙に大敗するというのは,解散の時期を問わず免れないことであったと思います。
【記者】
議席数としては壊滅的といえるような敗北を喫して,今後,民主党を立て直すためには,どのようにすればいいと思いますか。
【大臣】
どんな政党でも,時代の流れの中で行き詰るということは,一つや二つ出てきます。そのようなことを前提として,民主党の今までの主張をどうやって国民に理解してもらうかということを,改めて訴えていかないといけないということではないでしょうか。
【記者】
先ほど大臣が,法務行政に影響を受けるのを免れない分野であるとおっしゃったのは,人権委員会設置法案のことでしょうか。
【大臣】
その扱いについてもあると思います。
【記者】
今回の選挙では閣僚の8人が国会を去られるといった厳しい結果になりましたけれども,大臣の御感想をお聞かせください。
【大臣】
閣僚も民主党の一般議員と同じように,厳しい中で選挙を強いられたということであって,閣僚であるからといって当選できなかったわけではないと思います。民主党全体がそういう中で責めを負わざるを得なかったと思います。
【記者】
今週土曜日にも民主党の代表選が開かれます。新たな代表にどういうリーダー像を期待しますか。
【大臣】
私は代表選挙に一票を投じる権限がありませんから,何とも言えませんけれども,やはり,先を見越して自民党のいわば暴発を防ぐように党内意見をまとめていける人たち,そういう観点から国民にアピールができる人たち,こういう人たちに次の民主党代表として,民主党の立て直しを図ってもらいたいということしか感想としてはありません。
(以上)