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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 訓示・挨拶 > 平成25年 訓示・挨拶 > 谷垣法務大臣年頭あいさつ

谷垣法務大臣年頭あいさつ

平成25年1月7日(月)

 皆様,新年明けましておめでとうございます。
 昨年12月26日に法務大臣を拝命いたしましたが,今日初めてお目に掛かる方もいらっしゃるだろうと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げたいと存じます。お正月,皆様に英気を養う間が十分にあったかというと,それほどゆっくりできなかった方もいらっしゃるかもしれませんが,やはり一年の始めに,御家族と一緒に今年の平安を祈り,御家族の御健勝を祈るということも新たなエネルギーの素になるのではないかと思います。皆様が良き正月休暇を過ごされたことであろうと心から喜んでいる次第です。それと同時に,昨年,政権交代がございました。私もその政権交代の中で法務大臣を拝命いたしましたので,今までと同じというわけにはいきません。やはり,「日に新たに,日々に新たに,また日に新たなり」という気持ちで臨む必要があるなと,お正月の間,休みながら考えたわけです。政権が新しくなりましたので,皆様方に安倍政権の下でも,新しい指示が次々と出ています。特に,予算案,補正予算案を早急に組まなければなりませんので,次々と指示が出てきております。ですので,今日のお集まりの方々の中には,大晦日もお正月もなかったというような形で努力をされた方もたくさんいらっしゃるだろうと思います。皆様方のそういう御尽力に,まず心から敬意を表したいと思っております。私は,この新年の挨拶をするに当たって,いくつか今までの自分たちが歩んできたことを振り返り,また,政治がどうであったのかと反省しながら,3点ほど申し上げたいと思います。
 まず第一に,公務員として仕事をしておられると,時々あることですが,公務員バッシングが極めて激しくなる時期がございます。昨今もそういう時期であったのではないかと思います。皆様の仕事なり,あるいは,仕事のやり方などに対して,言われなきとは言いませんが,いろいろな非難があったことも事実でしょう。これだけ一生懸命やっているのに,何でこんなにバッシングされなくてはいけないんだとお思いになったことも,一再ならずあるのではないかと思います。そこで私は,まず最初に,皆様方がやっておられる仕事に誇りを持っていただきたいと申し上げたいと思います。安倍政権として,果たさなくてはならない課題はたくさんございます。経済の再生ということもそうでしょう。外交の立て直しということもそうでしょう。しかし,その基礎に国民生活の安定,安全,安心というものがなければ,そういったことも十分果たせないことは火を見るより明らかです。法の支配ということは,決して法務省だけの仕事ではありません。また,私ども政権交代をいたしましたけれども,自民党政権だけの課題ではありません。行政だけの課題だけでもなく,国会もまた,役割分担を負っていることは言うまでもありませんが,いろいろな施策を通じて,法の支配の基礎を確固たらしめるということは,やはり法務省の大事な仕事ではないかと思います。こういうことなくして,経済の安定も,外交の立て直しも,そして国民生活の安心・安全も維持できない。その基礎となる非常に重要な仕事を皆さんに担っていただいている。今まで,この法務行政に携わってこられた皆様には言わずもがなと思いますが,改めて,その誇りを胸にしっかり抱いていただきたいということをお願いしたいと思います。
 それから第二に,政治主導ということが最近は強く言われました。もちろん政治主導ということそのものが間違っているわけではありません。私どもも政治主導として果たすべき役割を果たしていかなければならないと存じます。しかし,ややもすると,政治主導の名の下に,行政の中立性であるとか,あるいは行政のプロの経験と蓄積,そういったものを重んじるという姿勢が疎かになることもなきにしもあらずであったと思います。皆様は法務行政の分野における専門家であります。専門家集団であります。やはり,皆様が専門的知識を持ち,今までの経験を活かして国民の負託に応えていく,スピードと信頼感を持って応えていくということは,国家の安定のために,国民生活の安全,安心のために何よりも必要なことではないかと思います。皆様方のお仕事,この法務省が抱えている仕事も,多岐にわたります。非常に広範な仕事があるわけですが,自分たちはプロの集団であるということに思いをいたしていただきたい。そして,政治と行政の関係は,政治が主導しなければいけません。しかし,それと同時に,プロのノウハウ,プロの経験,プロの知識,こういうものを活用していかなくてはいけません。私どもは,そのことを新たに認識していかなければならないのであろうと思っております。広範な仕事をするに当たり,プロの集団として幅広く気配りをしながら仕事を進めていただくように,心からお願いいたします。
 第三です。今申し上げたように,抱えておられる仕事に誇りを持ってもらいたい。そして,プロの集団としての自覚の下に,国民の負託に応えていただきたい。しかし,そのためには,高いモラルが必要であることもいうまでもありません。綱紀をきちっと保って,誇りを持って前に進んでいただきたいと思います。同時に自らの体調や心身の状態が万全でなければ,高いモラルを持って国民の負託に応えることはできないだろうと思います。皆様方を待っているのは激務ですが,どうぞ,そういった点にも思いをいたされまして,万全の態勢で,この平成25年,仕事に当たっていただきたいと思います。私どもも心を新たにして,平成25年に臨んでまいりたい,このように思っております。どうぞ,本年が法務省の仕事にとっても,物事が前に進む良い年でありますように。そして,国民生活の安定のために,我々が役割を果たせたという年でありますように。そして皆様の御健勝と御多幸,実り多い年でありますことを心から祈りまして,新年の御挨拶といたします。どうもありがとうございました。
(以上)
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