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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成25年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年3月15日(金)

 今日は,閣議で,当省に関する4つの法律案を閣議決定しました。裁判所職員定員法の一部を改正する法律案,犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律及び総合法律支援法の一部を改正する法律案,いわゆるハーグ条約の国内法である,国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律案,それから,公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案,この4件を閣議決定しました。また,質問主意書が一つございました。
 私からのお知らせは,ストーカー事犯者等による再犯・再被害の防止策についてです。昨年11月に発生した,いわゆる逗子ストーカー事件の反省を踏まえて,法務省保護局と警察庁の間で,ストーカー事犯者等による再犯・再被害を防止するための連携の仕組みについて協議を続けてきました。その結果,今般,3月14日付けで法務省保護局長名による通達を発出して,保護観察所と警察との連携をより緊密にするための情報共有に関する新たな制度を,本年4月1日からスタートさせることにしました。今後,本制度の運用により,警察との連携を一層強化して,引き続きストーカー事犯者等による再犯・再被害の防止に努めてまいりたいと考えています。
 また,日本司法支援センター(法テラス)についてですが,平成25年3月17日に福島県双葉郡広野町に,福島県内で2か所目となる被災地出張所「法テラスふたば」を開所します。また,3月24日には,岩手県大船渡市に「法テラス気仙」を開所します。広野町を含む福島県双葉郡は,今なお原発事故の警戒区域に指定され,住民が帰還できない地域もあるほか,多数の被災された方々が生活している地域でもあります。そこで,この度の「法テラスふたば」の開所により,住民の方々が法的サービスを受けられるという安心感を持っていただいて,これによって帰還促進の一助になることを期待しています。また,大船渡市を含む岩手県気仙地域は,津波による多大な被害を被った地域であり,高台移転や権利関係の確定等の多くの法的問題解決につながることを期待しています。法務省としても,こういった法テラスの取組をしっかりと支えてまいりたいと思います。3月24日の「法テラス気仙」の開所式には,私も出席する予定です。

今国会における法務省関連法案成立に向けての意気込みに関する質疑について

【記者】
 本日,法務省関連の4法案が閣議決定されました。今国会は参院選も控えておりますので,日程的に非常にタイトでもありますが,法案の成立に向けての意気込みをお聞かせください。
【大臣】
 今回はいわゆる閣法については,法務省関係が一番数が多いです。まだ全部決まっているわけではありませんが,あるいは法務委員会以外での審議もあるかもしれません。非常にタイトな日程ですので,私どもも気合いを入れて,脇を締めて適確な答弁,議論を通じて法案の成立を図っていくということであると思います。そして,各党の国会対策委員会の理事の方々と連絡を密にさせていただきたいと思います。

ストーカー事案における警察庁との情報共有に関する質疑について

【記者】
 ストーカー事件の被害者を守りつつ,加害者の再犯防止を図る上でも,保護観察所や保護司の役割は,ますます重要になると思われます。法務省として,保護観察所の機能強化や保護司の人員確保のために,どのように取り組んでいかれるのでしょうか。
【大臣】
 保護観察所の機能強化については,保護観察官の専門性を高めていく必要があると思います。先ほど,警察庁と法務省保護局がしっかりと協力していくと申し上げましたが,保護観察官も保護司も,こういったストーカー事犯に関する専門性を高めて,より積極的に処遇に関与するなどして,保護観察の充実・強化に取り組んでいくということです。また,保護司の人員確保を図っていかなければならないわけですが,地域の幅広い層から,保護司の適任者の情報を得ていくとともに,保護司活動に伴う,様々な負担軽減を図っていくということを通じて,保護司になっていただく方を広く求めていくことが必要であると思っています。

成年被後見人の選挙権に係る違憲判決に関する質疑について

【記者】
 昨日,成年被後見人の方が,選挙権がないのは違憲であると訴えた裁判で,東京地裁で違憲判決が出されました。基本的には公職選挙法の関係であって法務省の直接の所管ではないと思うのですが,成年後見制度を援用した形で欠格条項としている規定が他の法律にも様々見られます。大臣の御所感として,成年後見制度を援用するに当たっての基準としてどのようなものが相応しいとお考えになりますか。
【大臣】
 私も,成年後見制度を援用している法律の全貌をよくまだ把握しておりませんけれども,一般論として言うのはなかなか難しいのではないかと思います。当然に,公職選挙法はその基本的な考え方,基本的な理念があると思いますし,成年後見制度は制度目的がありますので,それは十分尊重していっていただきたいと思います。
(以上)
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