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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年6月28日(金)

 今日は私から申し上げることが3点あります。
 まず1点目ですが,第63回“社会を明るくする運動”が「更生保護の日」である来月7月1日から1か月間を強調月間として,全国で実施されます。犯罪や非行のない安全・安心な社会を実現するためには,家庭や学校,地域社会が一体となって取り組むことが大切です。何よりも国民の皆様の御理解と御協力が不可欠だと存じます。私,法務副大臣,大臣政務官も7月1日に,運動発祥の地である東京の銀座において,本運動フラッグアーティストの谷村新司さんと一緒に街頭広報活動を行い,本運動のシンボルマークである黄色い羽根とともに,過ちから立ち直ろうと努力している人たちの声をメッセージカードにして国民の皆様に届けることとしておりますので,7月1日は街頭広報活動を行う東京の銀座数寄屋橋にお越しいただきたいと存じます。本年も,本運動が全国各地でより一層活発に行われますよう御支援と御協力,そして積極的な御参加をお願いする次第です。
 2点目に,今般,矯正組織における職員不祥事根絶のための総合対策を取りまとめましたので,その内容について申し上げたいと思います。まず,矯正施設においては,毎年60件を超える懲戒処分事案が発生しており,そのうち相当程度が,逃走等の保安事故,被収容者に対する暴行,不適正処遇など,矯正施設特有の事案で占められています。また,これらの事案の多くは,職員の職務に対する使命感の弛緩や処遇に困難を伴う被収容者に対する組織的な対応の不備を原因として発生しています。そこで,矯正局に対しては,不適正処遇などの不祥事が起こりにくく,また,仮に職務上の失敗があっても,問題の小さなうちに組織的に解決できるような風通しの良い職場の雰囲気作りを進めさせるよう指示をいたしまして,検討をさせておりました。そして,先ほど述べた課題を踏まえ,今般の総合対策には,まず第一に,表彰制度を活発化するなど,職員の使命感や誇りを醸成するための取組を行う。それとともに,第二に,職員同士が自由かっ達に相談等を行って,強固なチームワークに裏付けられた組織的な対応を可能にするための職場環境を作っていく。第三に,こういった非違行為は起こり得るものであることを前提に,非違行為が発生した際に自主的な申告を促すための方策などの内容を盛り込みました。今後は,総合対策に盛り込まれた事項の着実な実施を進めて,職員不祥事の根絶に向けて,引き続き尽力してまいりたいと考えております。
 3点目ですが,今日,公安調査庁のホームページにおきまして,国際テロ関係の情報をまとめた「国際テロリズム要覧」の要約版を掲載することとしました。公安調査庁では,これまで製本した「国際テロリズム要覧」を関係機関や海外へ進出している企業等の方面に配布をして,国際テロ対策に活用していただいてきましたが,今回,その要約版をホームページに掲載することで広く国民の皆様に国際テロに関する情報を提供することができるものと考えております。今年1月に,御承知のようにアルジェリアにおいて邦人に対するテロ事件が発生しまして,その後も世界各地でテロ事件が続発しておりますが,このアルジェリアのテロ事件を受けて設置された有識者懇談会の報告書,それからその報告書に基づく政府の取組にもあるところですが,これら国際テロ情勢に関する情報を広く国民の皆様に周知をすることが,海外に進出した企業や在外邦人の方々の安全にとって,極めて有益なのではないかと考えております。是非多くの方々に御活用いただきたいと思います。公安調査庁では,今後とも国際テロの問題に関する情報の収集と分析に鋭意努力して,今回のこの取組を含めて,国民の皆様への情報提供に努めてまいりたいと考えております。

第183回通常国会について

【記者】
 国会が閉幕しましたけれども,法務省としての今国会の達成度について御感想をお願いします。
【大臣】
 150日間の国会が終わったところですが,今国会で法務省は他の官庁に比して一番多い9本の法案を提出しました。150日間での今国会の審議時間は,参考人質疑の時間を除いて,衆議院で39時間27分,参議院で21時間18分,合計で60時間45分でした。ここ数年で審議時間が長いときは,例えば平成23年の75時間46分などがありますが,これは国会の期間が220日間でした。150日間という短い期間の中で委員会質疑も頻繁に行われ,7本の法案を成立させることができました。「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律案」はまだ衆議院を通っておりませんが,十分に審議を進めております。今まで法務省は法案がたまっておりましたが,大分さばけたのかなと思っております。今回は参議院選挙もありましたし,前の衆議院選挙の関係で予算編成も遅れましたので,実質的に仕事ができたのは短い期間しかなく,結構忙しい国会であったと思いますが,そういった中で十分に成果を上げることができたと思います。

矯正組織における職員不祥事根絶のための総合対策に関する質問について

【記者】
 改めて問題の所在と総合対策として取りまとめることの狙いを教えてください。
【大臣】
 これだけ不祥事が起こるというのは,高い使命感を持って職務に臨まなければならないところ,それがマンネリになって弛緩をするということに原因の一つがあると思います。また,特に罪の重い犯罪を行った受刑者がいる所では,処遇にもいろいろな困難があって,組織的に職員がきちんと連携を組みながら対応をしなければならないところ,少し欠けている点などがあったと思います。冒頭で対策について3点申し上げましたけれども,やはり使命感を持ってきちんと職務に臨み,達成感を得られるような体制がなければなりません。いろいろな不祥事の報告を聞いて私が特に感じたことは,例えば,刑務所で刑務官が覚醒剤を被収容者に渡すという事件が起きましたが,これは誠にあってはならないことで,相当深刻な事態になっているわけですけれども,そこまでの状況になる前になぜ職場内の同僚,上司との関係で相談できる雰囲気がなかったのかということです。そうした問題に対する取組として,今回取りまとめた対策の趣旨を全所的に徹底させるために,7月2日に各矯正管区の不祥事対応の責任者である首席管区監査官を集めまして,この対策を議題とした協議会を開催する予定にしております。ここで共通認識を作って,この後一丸となって取組を進めていきたいと考えているところです。
(以上)
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