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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成25年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成25年8月15日(木)

 本日の閣議では,法務省案件は特にございませんでした。

大臣の出張に関する質疑について

【記者】
 大臣は,明日からルーマニア及びフランスに出張されますが,新しく決まった日程はございますでしょうか。また,どのような外遊にしたいか,改めて意気込みのほどをお聞かせ下さい。
【大臣】
 細かいところは調整中ですが,おおむね,先般,お知らせしたとおりです。ルーマニアでは法務大臣とお会いするだけではなく,外務大臣とお会いする予定が新しく入りました。ルーマニアのコルラツェアン外務大臣とは,2月に来日された際にもお会いしております。そのときに,次回はできればルーマニアでお会いしようというお話をしました。それから,フランスでは破毀院(はきいん)の院長という,制度が違いますから完全に等しいものではありませんが,日本で言えば最高裁判所の長官に当たる方,それから司法大臣等と会談をさせていただく予定になっております。さらに,刑務所や矯正施設などもそれぞれ両国において拝見する予定にしております。それぞれ各国の法務行政では,いろいろ工夫もあると思います。それぞれの長所,あるいは短所というものもあると思いますが,そういったものをよく比較検討して,特に再犯防止という観点からどういう工夫をそれぞれの国がされているかということをよく見てまいりたいと思っています。
【記者】
 今回,フランスのジャルダン・ド・コカーニュを見に行かれるということですが,このソーシャルファームで特にどういうところを見てこられたいのか教えていただきたいのと,日本でソーシャルファームはあまりないと思うのですけれども,元受刑者の受け皿としてどれだけ日本に定着できるものなのか,大臣のお考えがあれば教えてください。
【大臣】
 ソーシャルファームというのは,日本では必ずしも多いわけではありません。私もジャルダン・ド・コカーニュを拝見するのはこれからですので,詳細がいかなるものなのかを十分に分かっているわけではありませんが,先般,車座ふるさとトークで熊本に行きまして,菊池市の農業で出所者を雇用していただいているところを拝見しました。それから,国の施設としては茨城県にも同じように出所者によって農業を行っている所がございます。全く同じ性質のものかどうかは分かりませんが,それぞれ我が国においてもいろいろな運営上の問題点や悩みがあるわけです。恐らくフランスでもいろいろな工夫をしながら進めているのだろうと思います。ジャルダン・ド・コカーニュは出来てから7年くらい経っていると思いますが,そういったそれぞれの経験を交換し合って,より良いものにしていきたいと思っています。これは,繰り返し会見でも申し上げていることですが,刑務所等の施設から出た方が再犯というようなことにならずに社会復帰をきちんとしていくためには,やはり居場所が必要です。居場所という場合に,一つは仕事が必要です。出所者が農業に従事する経験を通じて社会復帰をしていくということが,常に100%成功してほしいとは思いますが,いろいろな苦心があると思います。しかし,菊池市の場合もそうでしたが,フランスの場合でも,土に親しむというか,農作業をやり,食料生産に携わるということが精神の安定や自分の帰属感あるいは社会に対して自分が果たす場所があるという経験をしていく上で,相当効果があるのではないかということを資料から読みとることができます。是非,そういう方向を更に推し進められればという期待があります。

その他の質疑について

【記者】
 今日は「終戦の日」ですが,大臣は,今日までに靖国神社に参拝されましたでしょうか。また,今日,この後に参拝される御予定はありますでしょうか。
【大臣】
 今日までというのは,この前後ということでしょうか。
【記者】
 この前後ということです。
【大臣】
 この前後というとどこまで含めるのか分かりませんが,お参りしてはおりません。この後としては,特に今日はお参りする予定にはしておりません。
【記者】
 大臣は,かつて終戦記念日に参拝された経験もあるかと思うのですけれども,今回,参拝を見送った理由についてはどのようなことなのでしょうか。
【大臣】
 8月15日に靖国神社に参拝するということを,私は実は今までに何度も行っております。というのは,子供の頃,両親や祖母に連れられて何度も何度もお参りをしました。一つは私の親族,特に祖父が靖国神社に祀っていただいているということがございました。そういうことから,子供のときから8月15日にお参りするというのは,私にとってはなじみの深い慣習でした。また,戦争で亡くなった方に敬意を表するという気持ちも持っております。しかし,毎年毎年,必ずお参りをするということではありません。
【記者】
 靖国参拝の件で,本日,既に新藤総務大臣と古屋国家公安委員長が参拝されました。安倍総理は参拝はしないものの,玉串料を奉納されたということです。新藤総務大臣,古屋国家公安委員長という閣僚の参拝ということで,中国などの反発なども予想されますが,外交関係などに与える影響について,大臣はいかがお考えでしょうか。
【大臣】
 先ほど申し上げましたように,海外の方がどう御覧になるか,あるいは日本人でも世代によってどのように受け止めるかというのは違いがあると思います。私が子供の頃は,前の戦争というのは職業軍人だけでなく大勢の方が戦争に従軍されたということで犠牲者の数も多かったものですから,少し自分の周りを見回すと靖国神社に祀られているという人がたくさんおられました。そういった戦死されたりして亡くなった自分の親族のことは,昭和20年代はまだ亡くなってから記憶が新たですから,私も両親やおじやおばから繰り返し繰り返し,「あのおじさんは」とか「あなたのおじいさんは」という話を聞かされて育ったものです。ですから,お立場によってそれぞれ違うと思います。世代によっても違うと思いますが,そういう方をしのぼうという気持ちは私は失ってはいけないと思います。特に新藤大臣の場合は,新藤大臣の御祖父様も靖国神社に祀られていると思います。あるいは,もっと他にもいろいろいらっしゃるかもしれません。実は私の祖父と新藤大臣の御祖父様は陸軍士官学校の同期生でした。そういう思いも一方ではいろいろあるということを考えながら,どう行動するのかということをそれぞれがお考えになっているんだと思います。
【記者】
 8月15日に毎年靖国に行く行かないということで中韓が反発するのは,やはりA級戦犯の合祀の問題があると思います。新たな国立の追悼施設を作って分祠するというようなアイデアもこれまで出されていますが,大臣はこの国立追悼施設についてはどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
 この話になりますと,私の周りでも戦争で亡くなった,あるいは戦争に関連して亡くなった身近な人間が山ほどおりまして,みんな靖国神社に祀られています。ですから,そういう個人的な経験も考えますと,あまり議論ばかりすればいいというものではなく,8月15日は黙々と想いを噛みしめるということではないかと思っております。
【記者】
 参議院選挙後に自民党の派閥の動きが活発化していて,8月か9月に研修会を開くと伺っています。大臣が顧問を務める有隣会も秋に研修会を予定されていると伺っていますが,有隣会をいずれ派閥化するようなお考えはありますか。また,こうした派閥の動きは安倍首相の次のポスト安倍を見据えたような動きとも受け止められるのですが,大臣としてポスト安倍に対するお考えというのは何かお持ちでしょうか。
【大臣】
 まず,有隣会については,私は顧問ですので,代表世話人を中心にどう運営していくかをお考えいただくべきことであり,私の方から「ああだ。こうだ。」と言うつもりはありません。
 また,派閥化ということですが,派閥ということに関して厳密な法的な定義などあるはずもありませんし,いろいろな活動の仕方があるわけです。これだけ議員の数が多くなりますと,いろいろなところで一緒に議論をしたりする仲間が自ずから出てくるというのは,全部否定すべきものでもないと思います。
 それから,私は去年,総裁選に出馬しない,一兵卒として頑張ると党大会で申し上げたことが全てです。あのときは政権を取り戻すということがテーマでしたが,今は政権を取り戻したわけですから,国民の期待に応え得るものであるために,頑張るつもりです。
(以上)
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