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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成26年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成26年6月27日(金)

 今年の6月17日,観光立国推進閣僚会議におきまして,私から,審査の待ち時間が長時間化している一部の地方空港について,緊急に出入国審査体制の整備をお願いしたい旨発言いたしまして,官房長官から,早急に関係大臣で検討を進め,速やかに実現するよう御指示があったところです。これを受けまして,今日の閣議終了後,地方空港における出入国審査体制の強化につきまして,稲田国家公務員制度担当大臣と折衝を行い,年度途中の特例的な措置として入国審査官20人の新規増員を要望し,お認めいただきました。この新規増員20人に加えまして,法務省内における自助努力によりまして,10人を捻出することとして,合計30人の入国審査官を,審査待ち時間が長時間化している地方空港の出入国審査要員として増配置する予定です。今回措置された要員を最大限活用して,審査待ち時間の短縮に努めていきたいと考えております。
 それから,第64回“社会を明るくする運動”が「更生保護の日」である7月1日から1か月間を強調月間として,全国で実施されます。犯罪や非行のない安心・安全な社会を実現するためには,家庭や学校,あるいは地域社会が一体となって取り組むことが大切であり,何よりも国民の皆様の御理解と御協力が不可欠です。強調月間の初日,「更生保護の日」である7月1日には,東京丸の内の「KITTE(キッテ)」におきまして,「おかえりフェスティバル」を開催いたします。このイベントは,本年で設立100周年を迎える更生保護法人日本更生保護協会と共催しまして,犯罪や非行をした人の立ち直りを支える地域社会への理解と協力の輪の拡大を目的に,様々な催しを行うという企画です。当日は,私もこの運動のシンボルマークである黄色い羽根を胸に付けて,本運動のフラッグアーティストである谷村新司さんや日本更生保護女性連盟会長の千葉景子元法務大臣と御一緒にトークイベントを行おうと考えております。7月1日には是非「KITTE」にお越しいただきまして,催しに御参加いただければと思っております。また,本運動の趣旨をより多くの方々に承知していただくために,6月14日に公開されました松山ケンイチさん主演の映画「春を背負って」とのタイアップポスター,山のとても良いポスターですが,これを作成したところです。今年も,この運動が全国各地でより一層活発に行われますよう,御支援と御協力,そして積極的な御参加をお願いいたします。
 閣議では,私からこの“社会を明るくする運動”について発言いたしました。そのほか,法務省案件としては質問主意書に対する答弁書5件を閣議決定していただきました。

死刑制度に関する質疑について

【記者】
 昨日,死刑を執行されました。それを受けて,死刑廃止団体が抗議声明や会見などを行っておりますけれども,そうした声を踏まえて,大臣の死刑執行に対するお考えを改めてお聞きしたいと思います。あわせまして,海外に目を転じますと,欧州は死刑廃止国が増えておりますし,アメリカの一部の州でも見直しの動きが出ております。こうした国際情勢については,大臣はどのように御覧になっているか,併せて伺えればと思います。
【大臣】
 死刑の存廃,あるいはその執行を停止したらどうかというような様々な御意見が,今おっしゃったように日本国内だけではなく国外においても,いろいろとあることは承知しています。私としても,そういう国際的な動向,あるいは国内のいろいろな御議論の動向は耳を澄ましてよく受け止めるといいますか,感覚を鋭敏にしておく必要があると考えています。しかし,私は,死刑の存廃というのは,諸外国における動向等を参考にする必要はあるとは思いますけれども,基本的には各国それぞれの国民感情ですとか犯罪情勢ですとか,あるいは刑事政策の在り方等を踏まえて検討し,独自に決定すべきものだと考えています。そして,現在,国民世論の多数が,極めて悪質・凶悪な犯罪については死刑もやむを得ないと考えているものと私は認識しています。凶悪犯罪がいまだ後を絶たない状況等に鑑みますと,その罪責が著しく凶悪な重大犯罪,凶悪犯罪に対しては死刑を科することもやむを得ないと,死刑を廃止することは適当ではないと考えています。もちろん,これは度々申し上げていることではありますが,死刑というのは,人の生命を絶つという極刑ですから,その執行に際しては慎重な態度で臨まなければならない,これは当然のことだと思います。それと同時に,法治国家においては,確定した裁判の執行というのは厳正に行っていかなければならない。これは法治国家において,当然必要なことだと思っています。特に死刑判決は,極めて凶悪かつ重大な犯罪を行った者に対して,裁判所が慎重な審理の上にそのような判決を出しています。法務大臣としては,裁判所の判断を基本的に尊重しながら,法の定めるところに従って,慎重に,厳正に対処すべきものと考えているところです。

出入国審査体制の整備に関する質疑について

【記者】
 出入国審査体制の整備の件で,30人の入国審査官を増配置する予定ということですけれども,具体的にどこの空港に,いつから,どういう体制でということは決まっているのでしょうか。
【大臣】
 旭川空港,函館空港,茨城空港,富山空港,小松空港,富士山静岡空港,高松空港,有明佐賀空港,熊本空港,宮崎空港への配置を考えています。この増員が措置され次第,できるだけ速やかに,退職者の再雇用をするなどして,補充していきたいと思っております。
【記者】
 年度途中の措置とのことですが,要員配置はいつ頃を予定しているのでしょうか。
【大臣】
 今の段階では可及的速やかにとしかお答えできませんが,できるだけ早くやりたいと思っております。
(以上)
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