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法務大臣閣議後記者会見の概要

平成27年8月7日(金)

 今朝の閣議では,法務省案件は主意書に対する答弁書が2件ありました。

 次に,私から「性犯罪の罰則に関する検討会」と「再犯防止キャラバン」につきまして御報告をさせていただきます。
 まず,性犯罪の罰則に関する検討会についてですが,昨日8月6日に,性犯罪の罰則に関する検討会において,御議論の成果としての報告書が取りまとめられました。
 山口座長を始め,委員の皆様には,約9か月の間に12回という非常に高い頻度で会議に御参加をいただき,密度の濃い熱心な御議論を行っていただいたことに,心から感謝を申し上げます。
 本検討会では,性犯罪の罰則に関する多岐にわたる論点について,幅広く御検討をいただき,法改正の必要性のほか,様々な示唆に富む御意見をいただいたと思っています。
 法務省といたしましては,本検討会における御議論を真摯に受け止め,所要の法改正の在り方等について速やかに検討を行うなど,しっかりと取り組んでまいりたいと思います。

 次に,本月9日・10日に,第2回再犯防止キャラバンとして,宮城県を訪問することといたしましたので,御報告いたします。
 再犯防止対策については,御承知のとおり,平成24年7月に策定された「再犯防止に関する総合対策」を始め,昨年12月に決定された宣言「犯罪に戻らない・戻さない」などに基づき,政府一丸となって取り組んでいるところです。
 本宣言を実現するために,本年3月,第1回再犯防止キャラバンとして,葉梨副大臣が福岡県を訪問しましたが,再犯防止対策を進めていくためには,一層,地方,地域コミュニティ,国民の皆様の協力関係の構築に努めていくことが大事であると感じています。
 そこで,冒頭申し上げたとおり,第2回再犯防止キャラバンとして,本月9日・10日に,宮城県を訪問し,再犯や非行の防止,立ち直りの支援等に取り組まれている方々から直接お話を伺うとともに,併せて,宮城県内の復興状況や現状について把握してまいる予定です。
 9日には,私が,仙台市における登記所備付地図作成現場を視察するとともに,保護司や協力雇用主等の更生保護に取り組まれている皆様との意見交換をしたいと考えています。
 また,10日には,宮城県の中心地である仙台市と,そして東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市で,法務省所管施設の視察,更には奥山仙台市長,亀山石巻市長との会談を予定していますが,この10日の日程については,国会開会中でもあり,私に代わり事務次官に行ってもらいます。
 今回の再犯防止キャラバンにより,地域の様々な方との対談を通じて,再犯防止への御理解・御協力をお願い申し上げますとともに,被災地の復興状況・現状を拝見し,政府の最重要課題である復興を図るために法務省としてできることに最善の取組をしてまいりたいと考えています。

刑事訴訟法等の一部を改正する法律案に関する質疑について

【記者】
 取調べの録音・録画の義務付けや司法取引制度を導入する刑事訴訟法等の改正案が,5日に衆議院法務委員会で可決されました。今日の衆議院本会議で可決され,参議院に送付される見通しとなっていますが,これまでの審議を振り返って大臣の受け止めをお願いします。
 また,与党と民主・維新両党の修正案で,司法取引の場に弁護人が必ず立ち会うことなどが盛り込まれましたが,修正案への大臣のお考えをお聞かせください。

【大臣】
 今回の刑事訴訟法等の一部改正の法案については,衆議院で長い時間にわたり,大変充実した審議をいただいたものと考えています。
 もとより,刑事司法制度は,国民生活の重要な基盤であり,こうした御審議を通して,また改めて刑事訴訟法の重要な役割について認識を深くしたところです。
 四党合同による修正は,委員会審議において指摘された御懸念等に対応するものであり,それによって多くの方々の賛同を得て可決されるに至ったことは,大変意義深いものであったと受け止めています。
 今後とも,本法律案について,参議院において御審議いただき,一日も早い可決をしていただくことができるように一層努力してまいりたいと考えています。

【記者】
 関連で,刑事訴訟法等の改正案の審議が2か月以上という長期間の時間が掛かったということで,民法の改正案や,技能実習の適正化法案など,ほかの重要法案の審議が,若干滞留というか停滞している状況がありますけれども,その状況について大臣はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

【大臣】
 今回の刑事訴訟法等の一部改正法案の審議が長期間に及んだことについて,大変熱心な御議論の上,可決していただきましたので,丁寧に慎重審議をしていくということについては,結果として良かったのではないかと思っています。
 今回,法務委員会でも様々な重要法案を審議に掛けていただくということでしたけれども,なかなか審議時間が迫ってきている中で,残された重要法案について更に全力で取り組み,一日も早く,一つずつ丁寧にやりながらも速やかに御審議いただくことができるように,更なる最善を尽くしてまいりたいと思っています。

同性パートナーシップ制度に関する質疑について

【記者】
 同性婚に関してですが,東京の世田谷区が同性カップルに対して証明書を発行する方針を明らかにして,これは渋谷区に続いて2例目だと思います。
 こういった動きが自治体レベルで広がってきていることへの受け止めと,この制度について,4月の会見で大臣は,婚姻と同様の法律上の効果を生じさせるものではないとおっしゃられましたが,同性婚を求める方たちが先月,日弁連に人権救済を求めたり,法的にも同性婚を認めてほしいという声も確かにあります。そういった法的に認めてほしいという声についてはどのようにお考えでしょうか。

【大臣】
 同性婚に係る様々な事例を御紹介いただきましたけれども,我が国において,同性婚に係る問題というのは,家族の基本的な在り方に関する大変重要な問題であるということで,その意味で国民的な議論を含めて,丁寧に真摯に検討をしていくべきことではないかと考えています。
 それぞれの区が法律に抵触しないように取り組んでいるということですので,その意味ではそれぞれの自治体の動きについて注視してまいりたいと思っていますが,何よりも基本的な家族の在り方に係ることですので,慎重な検討が必要ではないかと思っています。

性犯罪の罰則に関する検討会に関する質疑について

【記者】
 性犯罪の罰則に関する検討会についてですが,法務省として具体的な法改正に向けて,年内にもですとか,年度内にもというスケジュールの見通しがありましたら教えてください。
 また,今回は,報告書の中では消極的意見となったことについても,例えば性犯罪の被害者の方々などからは,強姦罪等における暴行・脅迫要件の緩和を盛り込んでほしいなどの指摘もあります。そのような点についてはいかがでしょうか。

【大臣】
 性犯罪の罰則に関する検討会において,大変熱心な御議論をいただいたということで,その報告書については真摯に受け止めて対応してまいりたいと,先ほど申し上げたとおりです。速やかな検討を法務省の中で行い,これからの作業に生かしていきたいと思っています。
 検討結果の多数の意見が法務省を拘束するというものではありませんが,頂いた御意見をしっかりと受け止めさせていただきながら速やかに検討し,しかるべき対応を適切にしてまいりたいと思っています。
 検討作業のスケジュールについては,今の段階でいつまでにという確たることを申し上げることはできない状況ですが,速やかな検討をしてまいりたいと思っています。

その他の質疑について

【記者】
 戦後70年の総理談話がいろいろ話題になっていますが,総理談話という形ですが,政府として出すコメントというか,戦後70年に向けて出すものに「植民地支配」や「侵略」,「お詫び」という言葉を盛り込むかどうかというのが議論になっていますが,大臣御自身としては,この点についてどうお考えになるかというのが一つと,来週,終戦の日を迎えますが,大臣御自身が靖国神社に参拝する御意向があるかどうかについてお伺いできますでしょうか。

【大臣】
 御質問の戦後70年の総理大臣談話については,今般,提出いただいた報告書も踏まえ,総理が適切に判断されるべきことと考えているところです。私は安倍内閣の一員ですので,個人的見解については,差し控えさせていただきたいと思っています。
 また,8月15日の行動については,私自身,毎年行動してきたという中での行動をしてまいりたいと思っており,そのように過ごしてまいりたいと思っています。
(以上)
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