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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 訓示・挨拶 > 平成28年 > 岩城法務大臣年頭挨拶

岩城法務大臣年頭挨拶

平成28年1月4日(月)

 皆さん,新年おめでとうございます。
 昨年の御用納めが12月28日,今年の仕事始めは1月4日ということで,年末年始も慌ただしかったのではないかと拝察いたします。
 しかしながら,束の間とはいえ,仕事を離れて英気を養われ,御家族ともども清々しい新年を迎えられたことと存じます。
 今日開会された通常国会においては,法務省関連法案について,前国会からの継続審議とされているものを始め,しっかりと御審議いただき,速やかに成立させていただく必要があり,皆さんが最大限力を発揮することが求められます。
 私自身も気を引き締めて,今国会に臨まなければならないという思いを強くしております。
 さて,就任の際から申し上げていることでありますが,私は,法務省は,地方の隅々まで,たくさんの現場の機関・組織を持っており,これらをできるだけ訪ね,職員や地域の皆様から直接話を伺った上で,法務行政の在りようについて考える必要があると思っております。
 そこで,これまで,規模の大きな現場から比較的規模の小さい現場まで,種々視察し,職員はもとより,民間協力者の方々,首長を始めとする地方公共団体の方々と意見交換をしてまいりました。
 その中では,例えば,被災地の皆様からは,住宅再建・まちづくりの前提となる登記所備付地図の作成や,風評に基づく差別的取扱いなどの人権問題への対応を期待する声を聞きました。
 空港や海港を有する地方公共団体では,急激にその数を増している訪日外国人を安全かつ円滑に受け入れるための人的・物的基盤の整備が求められておりました。
 また,再犯防止に取り組んでおられる民間協力者の方々からは,更なる支援の強化を含め,国との一層緊密な連携を求める声がありました。
 法務行政,それをつかさどる法務省は,国民の皆様から実に多くの期待を寄せられているということを実感し,その期待にしっかり応えていかなければならないという思いを改めて強くいたしました。
 その上で,新年を迎えるに当たり,皆さんに4点ほどお願いしたいことがあります。
 まず,1点目ですが,就任の際に申し上げたことと重なりますけれども,一般の国民の目線で,法務行政がより一層分かりやすくなじみやすいものとなるよう努めていただきたいということです。
 今回,様々な現場に赴き,法務省の職員の皆さんが,国民の方々の立場を十分に考えながら,真摯に職務を行うとともに,法務行政を少しでも親しみやすく分かりやすいものとするよう努力されてきたということが改めてよく理解できました。
 ただ,この問題は,決してゴールがあるわけではありませんし,昨今の法務省は,時代の要請に応じた新しい施策に次々と取り組むようになっていますので,国民の皆様の御理解や御協力を求める必要性も従前に増して高まっていると思います。
 そこで,皆さんには,これまで以上に,国民の皆様に対し,法務行政をより分かりやすくなじみやすいものとするよう力を発揮していただきたいと考えております。
 2点目は,法務行政を民間の立場で支えてくださっている方々を大切にし,できる限りの支援をしていただきたいということです。
 これまでの視察などを通じて,法務行政が,保護司や篤志面接委員,人権擁護委員や協力雇用主といった民間の方々の力によって支えられている,むしろ,こういった方々の存在なしには,法務省として国民の期待に応える仕事をすることができないということが改めて分かりました。
 こうした民間の方々の活動をしっかりと支援するとともに,その活動を多くの国民の皆様に知っていただき,その思いを受け継ごうという方々が次々に現れるような社会を作っていくことは,法務省の大きな使命であると考えております。
 3点目は,歴史ある法務省の一員としてその伝統に誇りを持つとともに,新たな課題に果断に対応していくという使命感を持って職務を遂行していただきたいということです。
 そして,そのために幅のある人間性を養っていただきたいと思います。
 申し上げるまでもなく,法務省は,民法や刑法を始めとする,いわゆる基本法を所管するなど,国家の最も基本となる部分,骨格を支え,国民の皆様の安全・安心な生活を守ってきた役所であり,「世界一安全な国,日本」をつくり上げる上で中心となる存在です。
 こうした法務省の伝統に誇りを持ち,まずもって堅実に職務を遂行していただかなければならないことは言うまでもありません。
 他方で,訪日外国人数が,平成32年の達成目標としていた年間2000万人に迫る勢いで増加したり,ISILによる邦人殺害事件やパリで未曾有の連続テロ事件が発生したりするなど,国民生活を取り巻く状況は,国内外で急速に変化しております。
 法務行政も新たな課題を的確に把握し,適切に,そして迅速に対応していかなければならないという使命感を持っていただきたいと思います。
 そして,こうした新たな課題への対応を可能とするためには,柔軟に思考したり,複数の視点からものを見たりすることのできる幅広い人間性を養っておく必要があると考えます。
 皆さんには,是非,様々な機会を積極的に捉えて自己研さんに努めていただきたいと願っております。
 4点目は,ワークライフバランスを実現することの大切さをよく理解し,そのためにどうすればよいかを職員の皆さんそれぞれが考えて実行していただきたいということです。
 皆さんは,時間をいとわず熱心に職務に励んでおられます。
 それだけ,今の法務行政には対応すべき課題が多く,日々の皆さんの働きぶりには心から感謝を申し上げます。
 しかし,私もトライアスロンという趣味がありますが,こうした趣味の時間を持ったり,家族との楽しい時間を過ごしたりするなど,仕事を離れた時間を充実させることは,人生にとって欠かすことのできない大切なことであり,また,よりよい仕事をする上での原動力ともなるものです。
 皆さんには,ワークライフバランスを実現するという面でも,柔軟な考えや多様な視点を持つ力を育んで,仕事を離れた時間も充実したものとしていただきたいと考えます。
 以上,新年に当たり,皆さんにお願いしたいことを申し上げましたが,私,盛山副大臣,田所政務官と職員の皆さんとが信頼関係の下で協力し合い,国民の皆様の生活の安全・安心を守るため,それぞれが持てる力を尽くしてまいりましょう。
 最後になりましたが,職員の皆さんと御家族の方々にとりまして,すばらしい1年となることを心からお祈りし,私の挨拶といたします。
(以上)
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