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閣議後記者会見の概要

平成28年8月5日(金)

 本日の閣議においては,法務省案件はありませんでした。

主計官時代の思い出に関する質疑について

【記者】
 大臣は,就任後の会見などでもお話をされていますが,20年ほど前に,旧大蔵省の主計局時代に法務省の予算を担当された御経験があると伺いました。印象に残っている当時の法務省の施策や出来事,また,予算を通じて関わりの深かった法務省の施策について教えてください。また,それを今回の大臣としての仕事にどのように生かしていくのかについても教えてください。

【大臣】
 これまでの会見でも申し上げたように,20年前まで,主計官を平成5年から7年までやっている間に,予算の上から法務省の行政全般を見ていました。特に思い出に残ることといえば,やはり法務省の定員を増やすということで,いろいろな面で法務省の仕事は重要だという確信を持ってやった記憶があります。過去の20年前のことなので,数字を思い出すのは大変ですが,例えば,入国管理の仕事,法務局の仕事,検察の仕事,どれも非常に大事だったので,この増員というものを私も理解をしようと努力をし,かつ結果を出そうとして頑張りました。これを調べてもらうと,法務省の定員が増えた実績をお分かりいただけるのではないかと思います。
 主計官を平成5年,6年,7年,8年度予算までやっているわけですが,その中で,法務省に国民の安心・安全につながる仕事をしっかりとやっていただくために必要な地盤を予算の面から手当する,それが定員の獲得,その充実を図るということになると思います。
 もう一つ,シンボリックな話で思い出すのは,法務省には全国にいろいろな組織や施設があります。そういう施設を整備し,改修したりするということが仕事をしっかり行う上では非常に大事だという認識を持っています。例えば,整備を強力に進めた中で思い出すのは,府中刑務所や秋田刑務所,そういう刑務所の施設の整備を進めたことです。それから,東京拘置所,そういうところは全部見に行っています。見に行った上で,その必要性を理解をして,主計官として予算の査定の上で,そういう思いを生かした記憶があります。それから入国管理センター,CIQというのはご存じかと思いますが,今ほどインバウンドが増えていたわけではありませんが,そういう時代に入るという当時の状況を踏まえて,入国管理をきちっとやるという仕事の重要性を考えてその整備を進めました。例えば,長崎県の大村の入国管理センターの施設整備,そういうことが非常に印象に残っています。全国各地には矯正施設等いろいろな施設があります。そういうところで古くなったところ,あるいは新しい拡充をきっちりしなければならないところをいろいろと相談,説明を受けて,自分も理解して結果に持ち込もうと思ったことが思い出されます。そして,それから20年経った今,こういう立場に立ちますと,そういう様々な仕事が今はどういう状況に至っているのか,どういう現状にあるのかという思いは非常に強いわけです。いろいろ社会情勢の変化がありますから,それを受け止めて,私たちは専門の事務方の皆さんから,これからそういう説明をいただきながら,法務行政を,応援団の一人として,応援団の責任者として,しっかりと今度の予算,それから今後の予算についても強力に頑張っていきたいと思っています。そのためには,現状を理解して,事務方の皆さんから教えていただきながら,査定当局とも折衝をしていくことになろうかと思います。
 

刑事施設の耐震問題に関する質疑について

【記者】
 先ほどの質問の御回答の中で,主計官時代に全国の施設についての整備や改修についても,例えば府中刑務所などの名前を挙げておっしゃいましたけれども,今,矯正施設で耐震基準を満たしていない施設が増えていまして,その中でも,この前の熊本地震では,避難者の一時的な避難場所になるということもありました。こうした現状を踏まえて,施設の耐震化ということに対しては,どのように進められるか,限られた予算もあるかと思いますが,その辺りの考えをお聞かせいただきたいと思います。

【大臣】
 現状をどのように受け止めているか,要するに矯正施設のケースを今おっしゃっていただいていますが,そういう現状をまずはしっかりと分析,認識しなければいけないと思っています。そして,それが耐震機能がなくて安全性の面とか,いろいろな面で非常に問題がある場合は,優先度を踏まえながら,事務方の皆さんの御意見,あるいはお考えをよく聞きながら,判断していきたいと思っています。
 

予算に関する質疑について

【記者】
 もしも今,大臣が財務省の主計官で法務省を担当されているとしたら,どこの局の予算や人員を増やしたいとお考えでしょうか。

【大臣】
 私は,霞が関が21年,霞が関,永田町の皆さんにお世話になって21年,合計42年になります。その間中,霞が関,永田町の皆さんと,どうやればこの国が,そしてそれぞれの皆さんのお仕事がよくなるかということを,朝から晩まで考えるという生活を送ってきました。これは,自分のPRをするわけではありません。公的なものへの献身という言葉が実は一番好きなのですが,私は,自分の人生というのを,公的なもの,パブリックなものに献身的に頑張ると,そういうふうに徹底して生きていこうと思ってきました。だから,法務省での責任ある立場をいただいたら,心では,法務省の予算が一番大事だというふうに,もちろんなります。そういう意味では,皆さんの期待に応えられるかどうかは結果次第ですが,全力を尽くして頑張っていきたいと思っています。今後どういうところを重点的にやっていくかは,まずはこれから予算概算要求に入り,そして,9月から査定時期に入っていきます。そのときにやりとりが始まりますが,そういうそれぞれのタイミングを見て,そして事務方からよく説明をいただいて,私の頭の中でも,心の中でも整理をして,検討をして,そして方向を定めていきたいと思います。やはり20年間の社会情勢の変化やいろいろな状況があると思いますが,それをまずは教えていただいて,こういうところが我々は優先だと思うということを教えていただいて,私も判断していきたいと思っています。
 

夫婦別氏制度に関する質疑について

【記者】
 具体的な法務行政についてですが,夫婦同姓制度についてお伺いします。夫婦同姓を定めた民法の規定をめぐり,昨年12月に最高裁判所が合憲と判断しました。一方で,選択的夫婦別姓制度の導入を求める声も社会にはありますし,同姓になることを避けて事実婚を選ぶ方もいらっしゃいます。現在の夫婦の同姓の規定について,大臣のお考えを教えてください。

【大臣】
 夫婦の氏の問題というのは,婚姻時の氏の選択にとどまらず,夫婦の間に生まれてくる子どもの氏の問題を含めて,我が国の家族の在り方に深く関わる問題だと思います。国民の間にも様々な意見があると思っています。この問題については,去年の27年12月の最高裁判所判決による指摘,あるいは国民的な議論の動向を踏まえて慎重に対応していく必要があると認識しています。
 私,個人としての意見を更に申し上げる,それ以上申し上げるということになれば,同時に私は法務大臣でもありますので,個人としての意見は差し控えさせていただきたいと思っています。
 

若年者に対する刑事法制に関する質疑について

【記者】
 少年法の考え方についてお伺いします。現在,法務省では,少年法の適用対象年齢なども含めた勉強会を随時行っているところです。一方で,自民党の特命委員会から18歳引下げに向けた意見が法務省の方に出されているところです。先の参議院選挙では,選挙権年齢が18歳まで引き下げられたということもあり,改めて少年法の引下げ議論というのもいろいろなところでも耳にするところですが,大臣のお考えをお願いいたします。

【大臣】
 少年法の適用対象年齢を含む若年者に対する処分,あるいは処遇の在り方について,「若年者に対する刑事法制の在り方の勉強会」というのがあったと思います。そういう処分や処遇の在り方については,公職選挙法の一部を改正する法律の附則の趣旨というのもあったように思います。そういう検討をしている状況の成果を踏まえて,今後,適切に検討をしていくことになろうかと思います。
 

オリンピックに関する質疑について

【記者】
 オリンピックのサッカーが始まりまして,リオオリンピックも始まりますが,これについて,日本の閣僚として,日本代表団にどういったことを期待するのか,また,リオでは治安も問題になっていますけれども,東京オリンピック・パラリンピックに向け,法務行政上,何をリオから学びたいと思っているのか,その2点をお聞かせ願えますでしょうか。

【大臣】
 リオのオリンピックでは,安全な環境の下で,地球の裏側の,時差も全く反対の状況の中でしっかりと各国の代表がその力を発揮して,全力を尽くしている。特に我が国の選手団の活躍を期待しており,そういうものを私たちが見ることができたら,本当にうれしいという思いを持っていますので,日本の選手団には特に頑張ってもらいたいと思っています。そして,それが4年後の東京オリンピックに向けてのいろいろな判断,ここをこういうふうにしていったら,なお良くなるのではないかという判断,そういうもののベースになるのだろうと思います。法務行政の立場から,東京オリンピックに向けて,何が大切かは,リオのオリンピックを拝見することを通じて,じっくり私も考えていきたいと思います。また,事務方の皆さんもそれぞれの御担当の中で感ずるものがあると思いますし,そういうものも全部把握していきたいと思っています。
 

靖国神社参拝に関する質疑について

【記者】
 靖国神社の参拝について,8月15日の終戦記念日又はその前後に参拝される予定や御意向があるかお聞かせください。

【大臣】
 今の段階では,そこまで考えがいっておりません。私は,個人としては,どの時点でどういう考えを持つかを含めて,適切に対応していきたいと思っています。
                        
(以上)
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