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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成28年 記者会見要旨 > 法務大臣臨時記者会見の概要

法務大臣臨時記者会見の概要

平成28年12月19日(月)

 先ほど午後3時6分から大臣折衝をやらせていただきました。今日の大臣折衝の結果,「円滑かつ厳格な出入国管理体制の整備」として146億円,「刑務所出所者等の再犯防止対策の推進」として361億円の予算が認められたところです。
 1点目は,バイオカートの運用拡大や日本人の出帰国手続への顔認証技術の導入などの取組を進めるためのものです。
 2点目は,刑務所等での施設内処遇の充実や,保護観察対象者等の社会内処遇の充実に加え,再犯防止施策推進の土台になる法務省施設の整備を行うものです。法務省の使命である国民の皆様にとって安全・安心な社会の実現に向けて全力を尽くしていくための法務行政に必要な予算ですので,法務大臣として,認められた予算を最大限に活用し,努力していきたいと考えています。予算案が明年の次期通常国会において速やかに成立することを期待しています。

大臣折衝に関する質疑について

【記者】
 今回の折衝は,大臣が過去に主計官として働いていた古巣との折衝となりました。その受け止めと,今回の折衝結果について,御自身でどう評価されているか教えてください。

【大臣】
 私もいろいろな役所の予算を10年にわたって担当しました。それぞれの立場で,いろいろな役所の予算を見てきていますが,法務省は,国民の基本的な安全・安心に関わる大切な制度と予算を持っている役所だと考えています。法務行政の推進に向け,充実,強化をさせなければいけないと思っている分野が社会経済情勢の変化で,私が担当していたときよりもさらに難しくなってきていると感じています。そういう中で,昔よりも合理的にうまくお互いに要求側と査定側が有効に話合いを進めて,年末を待たずに合意に至ったことは非常に大きな努力の結果であると感じています。金額については現在,事務方で整理中ですが,平成28年度の当初予算に比べて,平成29年度は7,500億円程度になり,前年度の当初予算よりも随分と御配慮をいただいている部分があり,逆に言えば説得を重ねて得られた結果である部分がいろいろと入っているように私は思います。そういう思いをもって,これまでの事務方の努力に対しては,非常に頑張ってくれたことを感謝していますし,この予算を全力でうまく活用させていただきたいと思います。そのためにも来年の通常国会では速やかに予算が成立するよう,ほかの役所と同様にしっかりと対応していきたいと思っています。

司法修習生に対する経済的支援策に関する質疑について

【記者】
 今日の折衝の案件には含まれていないと思いますが,司法修習生に対する経済的支援について,制度の概要と新たな設計,給付額等御説明いただければと思います。

【大臣】
 司法修習生に対する経済的支援策については,今日の折衝事項には入っていませんが,法務省,最高裁判所,日本弁護士連合会の三者が,司法修習生に対する新しい経済的支援策の制度方針を確認するというところに至っています。もちろん財政当局との度重なる折衝が当然のことで,これを行いながらですが,その結果,新しい制度ができたと承知しています。私が現時点で伺っているのは,平成29年度以降に採用される予定の司法修習生(司法修習第71期以降)に対する給付制度の新設です。基本給付として,司法修習生に一律月額13.5万円,住居給付として月額3.5万円を給付する。これは修習期間中に住居費を要する司法修習生を対象とします。そして,旅費法の移転料基準に準拠して支払われる移転給付などがあります。現行の貸与制は,貸与額等を見直した上で新設する給付制度と併存させると伺っています。この制度方針を法務省,最高裁判所及び日本弁護士連合会の三者で新しい支援策として確認したと承知しています。

【記者】
 経済的支援をめぐっては,当初は給費であり,5年前に貸与になり,そしてまた給付という形になると,この10年スパンでみた場合,かなり短いスパンでいろいろ変わっているわけですが,その背景に何があるとお考えですか。そして今回こういった制度にすることによって何を得られると考えますか。制度を変える最大の理由をお聞かせください。

【大臣】
 私は,今の法曹制度を支える若手の志望者が,その仕事にしっかりと取り組む司法修習の時期に,法曹関係者がどう対応していくべきかという根本的な部分を真剣に議論し,この結果に至ったと考えています。最近,法曹界に志を持つ若手が減少傾向にあるという話も聞きます。そういう状況をそのままにしておくわけにはいかないので,もう一度この時点で,司法修習生に対する経済的支援策をどのようにすべきかしっかりと議論し続けていくべきかという,そういうテーマであったと私は感じています。
(以上)
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