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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 訓示・挨拶 > 平成29年 訓示・挨拶 > 金田法務大臣年頭挨拶

金田法務大臣年頭挨拶

平成29年1月5日(木)

 皆さん,明けましておめでとうございます。
 昨年1年を振り返ると,お正月早々の1月4日に通常国会が始まり,参議院選挙を挟み,秋の臨時国会も会期が延長され,多くの重要法案に関する審議や一般質疑が行われました。
 その結果,通常国会及び臨時国会では,政府提出法案,議員立法合わせて14本の法務省関連法案が成立に至りました。その間の度重なる国会対応業務,大変お疲れ様でした。また,法務省が,いかなる時代においても遂行をしてきた,国民の皆様の安全・安心を守る基盤を支えるための業務に加え,外国人入国者の増加,薬物事犯者,高齢・障害者の再犯防止の必要性など,近年の社会情勢の変化による様々な課題に対応する業務,これらについても,この1年間,本当にお疲れ様でした。
 新年の冒頭に当たり,まずは,5万3000人の全ての法務省の職員の皆さんに対し,昨年1年間,献身的に職務に励まれたこと,その御労苦と,御家族の皆様の御理解と御協力に,心からの感謝を申し上げます。
 皆さんにおかれては,この年末年始の休暇の中で,御家族ともども,昨年の疲れを癒やし,英気を養っていただき,新しい年を迎えられたものと存じます。皆さんの表情から,また新しい1年を迎え,気を引き締めて職務に励もうとする強い意気込みが感じられることは,大変頼もしく思います。
 さて,新年の挨拶ということで,私からは4点ほど,皆さんにお願いをしたいと思います。

 1点目は,就任以来ずっと申し上げていることですが,法務行政が国民の皆様にとって,これまで以上に身近に感じられるものとなるように心がけていただきたいということです。
 冒頭でも申し上げたとおり,法務行政は,国民の皆様の安全・安心を守る基盤を支える任務を負っていることから,いかなる時代においても,着実な遂行を求められています。その一方では,時代時代に即した的確な対応をも求められます。
 こうした法務行政を推進していく上では,何よりも国民の皆様の法務省,法務行政に対する理解と協力が不可欠の前提となります。法務大臣に就任して以来,地元や地域の皆様との触れ合いなどを通じて,国民の皆様が,法務省という役所がどういうことをしている役所なのか,法務大臣はどんな仕事をしているのか,必ずしも十分に御理解をいただいているとは言えないのではないのかなということも感じました。法務行政は,法務省という名前を聞いただけで,すごく難しい仕事をしているのではないかというイメージを持たれている方がとても多いようにも思うのです。ですから,ほかの役所以上に,様々な機会を通じて,より積極的に法務省という役所とその職務がどんなものなのかということ,そしてその重要性が時代に合わせて増大しているということをアピールしていかなければならないと思うのです。もちろん,皆さんがこれまでも,誰よりも正確で精緻な仕事のできるその能力を生かして,様々な活動を通じて,法務行政を国民の皆様にとって身近で分かりやすいものとするように努力をしてこられたことも承知をしていますし,同時に,多くの国民の皆さんの協力をいただいて仕事が成り立ってきた部分が大きいということも併せて承知の上で申し上げています。
 だからこそ,身近な法務行政の実現は,引き続き,職員の皆さんはもとより,私,盛山副大臣,井野政務官に加えて,歴代法務の仕事に関わられてこられた多くの応援団の政治家の皆さんたちも含めて,オール法務関係者として取り組んでいくべき大きな課題だと考えているのです。例えば,法務大臣政務官も務められた,法務行政に一段と経験が豊富な盛山副大臣は,広報活動の一環として大学での法務行政に関する講義にチャレンジをされていますし,新進気鋭の井野政務官は,若さと弁護士としての経験という貴重な視点を持っていますので,こうした能力と努力を駆使していく,こうした新しいアイデアを皆で知恵を出し合って企画をして実現していけるのではないかと思っています。

 2点目は,日本を世界一安全・安心な国とする責務は法務省が負っているという気概をこれまで以上に持って,職務に励んでいただきたいということです。
 2020年には,我が国にとって非常に大きな国際的行事である東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。観光立国推進に向けた取組の結果,既に多くの外国人の方々が日本を訪れるようになっており,2020年には,訪日外国人旅行者数を4000万人とする政府の目標が掲げられています。日本を訪れる外国人の方々にとって,我が国が世界一安全・安心な国であることを理解してもらえるようにすること,これが政府としての喫緊の課題であります。冒頭にも申し上げましたが,法務省は,国民生活の安全・安心を守る基盤を支える任務を担っており,組織犯罪,凶悪犯罪への対策や,再犯防止の取組,厳格な水際対策を始めとする,治安を確保するための重要な取組を適切に進めていかなければなりません。法務省が中心となって世界一安全な国・日本を創り上げていく,そういった強い気概を持って,日々の職務に取り組んでいただきたいと思う次第です。

 3点目は,業務の在り方について,これまでの考え方や慣例に必ずしもとらわれることなく,より良い在り方があるのではないか,それを実現するためにはどうすればよいのかということを不断に考える意識を持っていただきたいということです。
 私もかつて役人をしていました。役所の仕事の在り方として,先人たちが試行錯誤を繰り返して築き上げてきたり,長年慣例として行われてきたりしたものを大切にする必要があることは言うまでもありません。しかし,時代の情勢は様々移りゆくものであり,今この時代の法務行政を担っているのはほかならぬ皆さんですから,情勢に合わせた柔軟な発想を持って,より良い業務の在り方というものを考えていただきたいと思う次第です。

 4点目は,ワークライフバランスを実現するという意識をしっかりと持っていただきたいということです。
 私は,「公的なものへの献身」という思いを持って,大蔵省の役人をしていたときも,また国会議員になってからも,一生懸命に仕事をしてきたつもりです。一生懸命仕事をするあまり,つい生活を犠牲にしてしまうということは,そうした私の経験上も少なからずあったと反省しています。ですが,仕事以外の時間を作ることは,より良い仕事をする上でも大変重要なことです。ワークライフバランスの実現は,役所も組織であって,他の部署の仕事との兼ね合いがありますから,一部の人だけでできることではなく,役所全体で意識を持って取り組んでいく必要があると言えるのです。そこで,職員の皆さん全員がワークライフバランスの実現を意識して,日々の職務に臨んでいただきたいと思うのです。
 以上,皆さんにお願いしたいことを申し上げてまいりました。
 法務行政に精通した優秀な法務省職員の皆さん,そして,私,盛山副大臣,井野政務官,それぞれの力を合わせれば,克服できない課題はないはずです。そのような思いのもとで,今年1年,また一緒に頑張ってまいりたいと思っています。
 最後に,全国5万3000人の職員の皆さん,そしてその御家族の方々にとりましても,本年が本日の天気のような素晴らしい1年となりますことを心からお祈りしまして,私の新年の御挨拶とさせていただきたいと思います。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
(以上)
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