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平成21年 > 法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年1月27日(火))

法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年1月27日(火))

平成21年1月27日(火)  

 

おはようございます。

本月23日,公安調査庁から,「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の規定に基づく「オウム真理教」に対する観察処分の期間更新請求について,公安審査委員会から同処分の期間を更新する旨の決定書を受け取った。」という報告を受けました。公安審査委員会では,公安調査庁が提出した証拠と「オウム真理教」が提出した証拠等について厳正な審査を遂げた結果,公安調査庁の請求を認め,同教団に対する観察処分の期間更新を決定したものと考えています。公安調査庁においては,今後とも,観察処分を厳正に実施し,同教団の活動実態の把握に努めるとともに,調査結果を関係地方公共団体に提供するなどして公共の安全を確保し,国民の皆様の不安解消に寄与してまいりたいと考えています。

【被害者参加制度に関する質疑】

Q:被害者参加制度が適用された初めての公判が開かれましたが,その感想と,今後,この制度がどう利用されていくとお考えでしょうか。

A:今月の23日に東京地方裁判所において,被害者参加が2件実施されたものと承知をしていますが,個別の事案について所感を申し上げるのは差し控えさせていただきます。なお,被害者参加制度は,犯罪被害者等基本法において規定されている基本理念に基づいて導入されたものであり,検察当局においては,この趣旨を踏まえ制度の適切な運用に努めていくものと承知しています。

【民法第772条に関する質疑】

Q:民法の300日規定で出生届の受理を拒否された女性が,憲法違反を主張して提訴しました。それに,同じく被告となった市長からの陳情,法改正を含めた対応をして欲しいという陳情があったかと思うのですが,どう対応されるお考えでしょうか。

A:昨日,御要望を承ったところですけれども,このケースについては,市長のお立場としては市民のできた子どもさんの立場に立って,たいへん親身になって考えておられるということについては,その気持ちはたいへんよく理解できます。また,しかも,法務省まで足を運ばれて御要請をいただいたということについては,たいへん重く受け止めたいと思います。しかしながら,この問題は既にいろいろと御意見のあるところですけれども,家族法,身分法の根幹に関わる問題ですので,引き続きまして,国民的な議論を踏まえて,これからも慎重にまたしっかりと対応してまいりたいと考えています。

Q:原告は,憲法違反を主張しているのですが,憲法違反についてはどうお考えでしょうか。

A:私の考えは,今申し上げたとおりで,憲法に対してどうこうということは差し控えたいと思います。

Q:大臣御自身は,300日規定の見直しということについてのお考えはありますか。

A:今申し上げたように,私の立場で申し上げると,やはりこれからの国民的議論の行方を見守って,その上で慎重に決めるべきものと思いますけれども,そうは申しましても,これは,先ほど申し上げたように家族法の根幹に関わる非常に基本的なコンセプトともいうべきで,つまり,やはり,なるべく子どもの身分を早期に確定して,子どもの福祉に資したいと,こういう趣旨の規定でありますから,そういう観点からすれば,私自身は適切な規定であると考えています。

Q:民法772条の関係で,法務省がこの問題が起きた後に通達で運用を一部変えられていると思うのですが,運用で対応していくということが,現時点でとり得る一番最善の方法というように大臣御自身はお考えですか。

A:今,その手続がどこまで進んでいるのか,詳らかに承知していませんけれども,要するに強制認知の申し立てがなされて,それで目的が達せられれば,それが一番,現時点では最良の方策ではないかと思います。

【第2次補正予算案に関する質疑】

Q:第2次補正予算案ですが,両院協議会での協議が難航して,昨日の成立が持ち越しになったのですが,国会の今の情勢について,どうお考えでしょうか。

A:国会のことは,私どもがうんぬんするということは,慎まなければいけないと思いますけれども,しかしながら,昨夜来の経緯を見ていると,まったく信じられないようなことで,とにかく一刻も早く御理解をいただいて,予算を成立させていただきたいと願っているところです。何度も申し上げますけれど,やはり先に第1次補正予算が成立して,今,第2次補正で,来年度の本予算,関連法案と,これらが揃って,成立して執行されることが,現下の不況対策,経済対策,生活対策あるいは雇用対策として,最大の方策であると思いますので,国会の御理解を早くいただきたいと思っています。

Q:今回,野党が強気の姿勢に転じたのは,山形県知事選での勝利があったかと思うのですが,麻生政権が発足して,初めての与野党対立の選挙で負けたことに対しての補正予算審議への影響とか政界への影響についてお考えをお願いします。

A:これは,地方選挙でありますから,それが短絡的に国政選挙に結びつくとは思いません。また,山形県特有の事情があると思いますから,私自身は,その結果でもって,どうこうということは考えていません。

 

(以 上)

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