法務大臣閣議後記者会見の概要(平成21年2月13日(金))
平成21年2月13日(金)
おはようございます。
【小泉元総理大臣の発言に関する質疑】
Q:昨日,小泉元総理大臣が郵政民営化を推進する会合の中で,麻生総理の郵政民営化をめぐる一連の発言について「怒るというより笑っちゃうぐらいあきれる。」といったような酷評をされましたが,この発言についての受け止めをお願いします。
A:私も今朝の新聞で知ったわけですが,直接聞いたわけではありませんので,それについて論評するのはいかがかと思いますが,麻生総理の説明にいささか言葉足らずの点があるというのは,そういう印象は私も持ちます。ですから,やはり,ぜひ小泉元総理のみならず,誤解を招かないようにお願いしたいなと心の中で願望しています。ただ,小泉政権時代に麻生総理は,政調会長,総務大臣,外務大臣として,小泉内閣を必死で支えられたわけで,元首相,現首相という関係でもありますので,二人の間のことですから,お二人で,おそらくいい方向に解決していただけると期待をしています。
Q:更に小泉元総理大臣は,定額給付金について「衆院の再可決を使ってでも成立させなくてはならない法案だとは思わない。」と,定額給付金に異議を唱えるような発言もされているのですけれども,こうした発言が,今の政権運営に与える影響というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
A:それも小泉元総理の真意が分かりませんので,憶測に基づいていろいろ申し上げるのは差し控えたいと思います。とにかく今提出している予算案を一刻も早く成立させていただくことに邁進をしたいと思っています。
Q:真意は分からないということなのですけれども,この発言を受けて,政権に何らかの影響を与えるとはお考えでしょうか。
A:そういうことがないように,みんなで一致協力して努力をしなければいけないと思っています。
Q:先ほど大臣もおっしゃっているように,麻生総理の誤解を招く発言ということについては,閣内からも,また党内からも,もっと注意してほしいというような声が相次いでいます。この事態について,政権を支えるお立場としては,どのようにお考えでしょうか。
A:やはり皆様方に御理解をいただくというのは重要な責務ですから,是非,誤解のないように,また分かりやすいような説明をしていただきたいということは,私からも希望しますし,また申し上げたいと思っています。
【早川法務大臣政務官に関する質疑】
Q:今週,早川政務官が,ブログで辞意を表明したことについて,早川政務官は,午前中に記者団に対して,「補正の関連法案と来年度の関連法案,予算案が成立した段階で辞めさせていただきたい。」といったような発言をされたのですけれども,その4時間後に「辞任の表明というのは間違っていた。」といったような会見を改めてされました。数時間で政務官を務める政治家の方がそういった言葉を変えるというのは,非常に重いことではないかなと思うのですけれども,改めてこのことについてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
A:すでに政務官が十分に午後の会見で説明をされたと思いますので,屋上屋を重ねることは差し控えたいと思いますけれども,私の立場での所見を申し上げるならば,やはり,いささか内閣の一員として軽率な言動があったということは否めないと思います。しかしながら,御承知のとおり早川政務官というのは,とにかくたくさん仕事をしたい方で,その思いの中でいろいろなことをお考えになったことであって,それについては,私も話をしましたけれども,十分御理解をいただいて,とにかく任期いっぱい法務行政に全力投球するということをお約束していただきましたから,これは,すでに終わったことであると認識しています。
【天下りに関する質疑】
Q:先週,総務省が公表した資料によると,独立行政法人や公益法人,3法人4つのポストについて,5代以上連続で法務省のOBが就任しているのですけれども,連続していることで,渡りや天下りのルートができているのではという指摘もあるのですが,この指摘に対して大臣としての見解を教えていただきたいのと,実態の調査をして,改善を図るという考えはございますか。
A:これは,いわゆる天下りということよりも,任を終えた後にむしろその余力でもってやっていただいているようなことで,過大な報酬を得ているわけでもありませんし,私としては,法務省のこの3団体につきましては,むしろ極めて勤労奉仕をしていただいていると受け止めています。
【不法滞在の家族の処遇に関する質疑】
Q:カルデロン・ノリコさんの話なのですが,延長にはなったのですけれど,2週間以内にいつ帰るか日にちを決めてくれというふうに言われたということで,本人たちは事実上の最後通告だと受け取っているようなのですが,大臣としては,日本での家族での滞在というのは,認められないという決断をされたということでいいのでしょうか。
A:個別事案の詳細については,お答えを差し控えたいと思います。なお,その提出されていた一家全員の在留特別許可を求める再審査情願については,様々な事情を総合的に勘案して,判断しました結果,一家全員での在留特別許可はしないことと決定をしています。その旨の告知をしましたけれども,それに伴いまして,仮放免の期間を延長しました。
(以 上)